2024年3月29日金曜日
~自慢の料理とおもてなし~ 札幌かに本家歌声喫茶

 326日、札幌かに本家歌声喫茶が栄中央店にて開催されました。

かに本家自慢の料理とおもてなし、アットホームな雰囲気が人気の歌声です。休憩時、ささはらなおみさん(ソングリーダー兼ピアノ)を囲んで記念撮影♡みんなといい笑顔ですね。(^曲^)♪







次回開催は72です。

一緒にささはらなおみさんが奏でる音楽の世界を楽しみませんか♪


《開催概要》

【日 時】72()  11:3014:00(受付11:00~)

【会 場】札幌かに本家栄中央店(名古屋市中区栄3-8-28

【参加費】4,800円(食事・コーヒー付き)

【歌 集】ラウム歌集525(貸し出し1100円)

     ラウム歌集335(貸し出し1200円)

     上記2720曲の中からお届けします


申し込み・問い合わせは「歌声サロン・ラウム」まで

TEL 090-6093-6749

定員に達し次第締め切りとなりますので、ご予約はお早めに





 
2024年3月27日水曜日
名東文化小劇場【歌声ジャズ&ポップス vol.7】のお知らせ

 





歌声JAZZ&POPs第7弾が6月27日(木)に開催予定

となっております。


チケットは【前売・当日とも1500円】です。

お申し込み・お問い合わせはお電話で♪

⚫︎名東文化小劇場・・・☎052-726-0008 

⚫︎福田(ラウム)・・・☎︎ 090-6093-6749

までおかけください。


ジャズ&ポップスは初めてという方でも、プロのミュージシャンが生演奏でしっかりリードしますので、歌を歌うのが好きな方やご興味のある方ならどなたでもウェルカムです。

スペシャルバンドによるミニコンサートもあり♪


『ラウム歌集100』からリクエストして、みんなで一緒に歌って楽しみましょう!スタッフ一同心よりお待ちしております(^^)♪





 
2024年3月20日水曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 3月9日のご報告~ 神田陽子

  1回お休みで4週間ぶりの土曜歌声は、思いがけず大勢のお客様で賑わいました(*^o^*)

 まだまだ完全復調とは言えないまでも、何とか声が出るようになった私、咳も出るし若干フラフラする娘もピアノは弾けるとのことで見切り発車でスタートですσ(^_^;)

 この日もお休みのMr.Mに代わって、池辺御大自ら受付を買って出て下さいましたので大助かりでした。

 ちょうど卒業式が取り行われている頃なので、この季節にしか歌わない「仰げば尊し」をファーストソングに選びました。 心が懐かしい時代にタイムスリップしたのでは?

 リクエストは「3月9日」 今日は絶対出るだろうとの予感がしていましたが、予想を上回る1曲目のリクエストでした( ◠‿◠ )     レミオロメンの名曲ですが、元々は3月9日に結婚式を挙げる友人のために作られたものでした。 

 歌詞の内容からかいつしか卒業ソングとして歌われるようになりましたが、ドラマ『1リットルの涙』の挿入歌として使われ人気が出ました。

 「寒い朝」「湯の町エレジー」「生きがい」と、昭和歌謡を3曲歌いましたが、曲調こそ違えど、どれも馴染みの歌ばかりなので皆さんよくご存知でした。

 お次のリクエスト「岬めぐり」は、お初参加の女性のお客様より。 ネットで「歌声喫茶」検索し、ラウムにたどり着かれたとのことです。 近頃ネットで見つけてもらえることが多いので、インターネット様々です。 とても楽しまれたご様子なので、またいらして頂けることを願っています。

 「美しい十代」 三田明のデビューシングルで1963年にリリースされていますが、335歌集の中でもとても人気のある1曲です。 リクエストはご常連の男性客。この日はご友人お2人を伴われての参加でしたが、この曲ドンピシャの世代ですね。

 そのご友人のお1人から「恋のバカンス」 ザ・ピーナッツの1962年のヒット曲ですが、ジャズの4ビートを生かした、歌謡曲としてはスウィング感に満ちあふれたノリの良い楽曲です。 ハモリ姫の素敵なハーモニーが曲に華を添えてくれました🎶

 もう1人のご友人からは「大空と大地の中で」 松山千春の代表的な曲のひとつですが、歌っていると北海道の雄大な景色が浮かんでくるような気がします。

 女優の小芝風花さんの母はこの曲を聴いて 「世間の冷たい風に吹かれても、小さくていいからしっかりと根を張って生きて欲しい」との思いを込めて「風花」と命名したそうです。

 「遠い世界に」「あの素晴らしい愛をもう一度」「翼を下さい」 昭和に生まれたフォークの名曲を続けて歌いました。 どの曲も最早日本のスタンダードナンバーになっているので、一年を通じて度々リクエストされます。

 「春の唄」 昭和12年(1937年)に「国民歌謡」の1つとして発表されました。 「国民歌謡」とは、NHK大阪中央放送局文芸課長だった奥屋熊郎氏の発案で、家庭で歌える明るく清新な歌を普及させようと云う目的で、制作・放送された一連の歌を指すそうです。 爽やかな楽曲が数多く生まれましたが、戦局の深刻化に伴い趣旨も変わってきて「愛国の花」「暁に祈る」「海ゆかば」といった戦時色の強い曲が主体となっていったみたいですが、戦後は「ラジオ歌謡」に受け継がれています。

 525歌集には3番まで収められていますが、4番もあり参考までに載せておきます。


    ラララ 空はうららか そよそよ風に

    春が来た来た 町から町へ

    ビルの窓々 みな開かれて

    若い心に 春が来た


 「愛する人に歌わせないで」 森山良子の歌った切ない反戦歌です。 作詞 作曲は「青春時代」の森田公一氏。 自身もセルフカバーで歌っていますが、優しい歌い方の中にも強い反戦の想いが込められています。

 「花のメルヘン」 歌に入る前のセリフ 「これはね、ママにきいたおはなしなの。大きいお花と、小ちゃいお花がありました」を、私のハスキーボイスで(笑)     実際は小さな女の子が可愛らしく舌足らずに語っています。

 「ワインレッドの心」 安全地帯の代表曲ですが、作詞は井上陽水、作曲は玉置浩二です。

 ドゥービー・ブラザーズの様なロックバンドを目指していた玉置浩二ですが、ヒットに恵まれなかったため、「歌謡曲っぽい売れそうな感じの曲」を作るのに苦労したそうです。 その後圧倒的な歌唱力と相まって、「恋の予感」「メロディー」「悲しみにさよなら」等、大人の恋をフィーチャリングした楽曲で次々とヒットを飛ばしてゆきます。

 「糸」 中島みゆきの不世出の名曲で、誰しも好んでいる曲と言っても過言ではないでしょう。 深い歌詞と美しい旋律が人の心の琴線に触れ、人と人との縁(えにし)を感じさせる1曲です。

「女心の歌」 ヴェルディの歌劇「リゴレット」の中の楽曲ですが、日本語歌詞は堀内敬三氏。 原曲では「女心は気まぐれ」と、もう少し抑えた表現ですが、「女心変わるよ」と連呼する日本語歌詞はなかなか強烈でインパクトがありますね。 リクエスト者がリアルな気持ちを込めて(笑)熱唱! 

 ここで前半終了。


 後半は時間の関係もあって、いきなりリクエストで再開です。


 「空も飛べるはず」 1994年リリースのスピッツの8作目のシングルです。 1996年1月のフジテレビ系ドラマ「白線流し」の主題歌に起用されて広く知られる様になりました。

ドラマの中で卒業時に白線を流すシーンがあることから、卒業ソングのイメージが付いていますが、歌詞には「幼い微熱」「隠したナイフ」「夢を濡らした涙」「ゴミできらめく世界」など比喩的なフレーズもあって、なかなか意味深な歌です。

 「ちょっと挑戦で、、」と出された曲は、チェッカーズ「涙のリクエスト」 なるほどチャレンジ精神グッドです(*≧∀≦*)    

 アップテンポのスピード感のある曲ですが、作詞の売野雅勇氏は、映画『アメリカン・グラフィティ』を見て作ったと語っているので、どこかオールディーズの雰囲気を感じます。

 「昴」 昨年この世を去った谷村新司の名曲ですが、これは谷村の脳内に突然降りてきた楽曲なので、その後しばらくは「プレアデス星団」( 和名「昴」)の宇宙人と交信していたと云う、摩訶不思議なエピソードもあります。 宇宙にさんざめく名も無き星々に想いを寄せた壮大な曲ですね。

 「三百六十五歩のマーチ」 1968年発売の、水前寺清子の代表曲です。 

 特徴的なイントロで始まりますが、演歌歌手の水前寺清子は、最初この曲を歌うことに難色を示していたそうです。 作詞の星野哲郎氏の「息の長い歌手でいるためには、違うタイプの歌も歌わなくては」との思いを受けて歌ったこの曲が結果的にはミリオンセラーに輝き、その後人生の応援歌として長く歌われることになるのですから、歌って良かったですね。

 「カチューシャ」 これぞ、ザ・ロシア民謡。 誰もがよく知っている歌声喫茶の定番曲です。

 「心さわぐ青春の歌」 これもロシア民謡ですが、1958年ソビエト連邦の時代、映画『はるか彼方へ』の主題歌に用いられました。 日本ではうたごえ運動や、歌声喫茶で歌われてきましたが、ドイツ語・中国語・朝鮮語・ベトナム語でも歌われているそうです。 

 加山雄三「旅人よ」 村下孝蔵「初恋」 いずれも人気曲で度々リクエストされますが、どちらも郷愁を誘うような懐かしい気持ちにさせてくれます。

 「宇宙戦艦ヤマト」 これも人気のアニメソングですが、皆さんの歌声からまさに波動砲のごときエネルギーが噴出して、ものすごい熱気でした💦💦

 「いのちの歌」 「ヤマト」の熱気から一転、清々しい爽やかな曲です。 生命の大切さと感謝の気持ち、輪廻転生、、いろいろ考えさせられる歌詞が美しい旋律と共に紡がれています。

 「ぼくのひこうき」 珍しいリクエストでしたが、よくご存知の皆さんにリードして頂きました。 1977年に、名古屋青年合唱団の浅野義高氏が入院中に作曲した歌です。 作詞の風車雪子氏の詩に触発されて自由で雄大なイメージが閃いたとのこと。 後に愛知のうたごえ祭典では大合唱で歌われたそうです。 因みにこのお二人はその後ご夫婦になられたみたいです(╹◡╹)♡

 「いちご白書をもう一度」 「追憶」 「旅立ちの日に」の3曲を続けて歌い、お次はこれも珍しいリクエスト「ゴンドリエ」 

 美しいシャンソンですが、リクエスト者に合わせて少し高めのキーで歌いました。ブルースの女王淡谷のり子さんも麗しく歌っています。

 「4ヶ月ほどお休みします」と、我らがハモリ姫から突然の宣言。 聞けば外国で出産のお嬢さんの所にお手伝いに行かれるそう。 自らリクエストされたのは「また逢う日まで」 

 寂しいけれどおめでたい事なので、皆さん心からの歌声でしばしの別れを惜しんで下さいました。 初のお孫さん誕生と帰国を心待ちにしていますね(*^▽^*)

 「オー・ソレ・ミオ」をリクエスト者のリードで高らかに歌い上げてリクエスト終了。

 延長してしまいましたが、どなたも最後までいて下さってありがとうございました。  「蛍の光」で卒業式モード再び。 お開きとなりました。

 池辺御大が途中で高校野球のエピソードを話されていましたが、選抜高校野球も始まりました。 能登半島の地震で被害を受けた地域から、逆境に負けず参加している選手たちにエールを送りたいと思います。


 次回は3月23日。 お彼岸も過ぎて桜も開花している頃でしょうか🌸  いまだにお天気も安定せず、気温差に体調も崩しがちですが、元気に歌って春を呼びましょう♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

よろしくお願い致します🙇‍♀️


神田陽子




 
2024年3月7日木曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 2月10日のご報告~ 神田陽子

  三寒四温を繰り返しながら春の訪れを待ちわびる季節ですが、1日の内に三寒四温がある様なおかしな気候が続いていますね。

 
 まず皆さんにお詫びしなければなりません🙇‍♀️
 2月24日の土曜歌声をスタッフ全員の体調不良により急遽お休みとさせて頂き、本当に申し訳ありませんでした。 ご予約頂いた方々、ご常連の方々には快く了承頂き、あまつさえご心配のお言葉まで頂戴して感謝に堪えません。
 私は喉を酷く痛めて全く声が出なくなっていましたが、ようやくハスキーボイス(椿鬼奴さんくらい😅)で話せるくらいに回復して来ました。

 ブログの更新も遅れに遅れましたが、本当に遅まきながら2月10日の模様をレポートしたいと思います。

 卒業シーズンに入るので、この日の紹介曲は卒業ソングで揃えました。 ファーストソングは「旅立ちの日に」 小中学校の卒業式では定番のようで、綺麗なハーモニーの合唱曲になっています。

 リクエスト1曲目は「カチューシャ」 ロシア民謡として広く知られていますが、カチューシャと云う娘が、出征した恋人を思う歌曲です。 日本語の歌詞は関鑑子(せきあきこ)による訳詞ですが、原詩の軍事色は一切省かれています。 戦後の「うたごえ運動」の中で広く歌われてきました。

 「季節の中で」 松山千春の5枚目のシングルで、グリコアーモンドチョコレートのCMで使用されました。 静かな歌い出しから一転「めーぐる めぐる季節の中で、、」と高音のサビに突入するので、声が裏返ってしまうこともしばしばある1曲ですσ(^_^;)

 「にんげんっていいな」 『まんが日本昔ばなし』のエンデイング曲です。 可愛らしい歌詞と、覚え易いメロディで子どもだけでなく大人にもよく知られている童謡です。
「いいな いいな にんげんっていいな」の歌詞は、くまの子やもぐらが人間の暮らしを羨んでいる描写ですが、ほのぼのとした家族模様が温かい気持ちにさせてくれます。

 「生きがい」 由紀さおりの1970年リリースのシングルで、別れた恋人を想う女心が歌われています。 2013年公開のハリウッド映画『ウルヴァリン: SAMURAI』の挿入歌として使用されたそうです。 途中の歌詞「もう別れてしまった 二人なのに」から「それだけが 私の幸せなの」まではセリフになっています。説明不足で不手際な出来になってしまい、申し訳ありませんでした。

 「坊がつる讃歌」をしっとり歌い、イタリア民謡「村の娘」をリズミカルに楽しく歌って、お次のリクエストは「かもめが翔んだ日」 渡辺真知子のセカンド・シングルで、当初は冒頭部分「ハーバーライトが朝日に変わる その時一羽のかもめが翔んだ」の歌詞は無かったそうですが、この部分を付け足してインストゥルメンタルを挿むことで曲に勢いが付いたとのことです。

 「鶴」 ロシアの反戦歌ですが、この曲の誕生には、原爆病で亡くなった広島の佐々木禎子さんの千羽鶴のエピソードが関わっていることを、リクエスト者が語って下さいました。

 岸田智史「君の朝」 キャンディーズ「春一番」の1970年代の曲を2曲続けて歌いました。 昭和の歌ですが古さも感じさせず、私たちの世代には懐かしい曲ですね。

 「さらば恋人よ」 イタリア民謡のジャンルですが、1943年から1945年まで続いた、反ファシスト党運動において歌われたそうです。 世界各国で多くの言語で歌われており、日本では東京大学音感合唱研究会の歌詞が作られて、歌声喫茶で歌われて来ました。 圧政から解放される自由への讃歌となっています。

 「私のインドネシア」 珍しいリクエストでしたが、美しいメロディが歌詞の「寄せ返す波」を彷彿させる優しい曲調の曲です。

 「聖母たちのララバイ」 人気の曲で度々リクエストされます。 最初は「火曜サスペンス劇場」のエンディングテーマとして1コーラスのみ制作されただけでしたが、反響が大きく作品化の要望が殺到したため、フルバージョンで制作され発売に至ったと云う経緯があるそうです。

 「初恋」 46歳の若さで早逝した村下孝蔵のヒット曲です。 優しい歌声で初恋の切なさを歌っていますが、瑞々しい感性が窺われます。 335歌集の人気曲のひとつですが、今夜のリクエスト者は私の大学時代の友人で歌声サロンお初参加でした。 感想を聞いたところ「ハイソサエティな感じ」とのことでしたが、再訪してくれるはずです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 一旦小休止。 バレンタインも近いことから、娘からチョコレートのプレゼント🍫

 後半の紹介曲は卒業ソング第二弾 「仰げば尊し」 今この歌を卒業式で歌う学校はどのくらいあるのでしょうか?  私たちの世代では定番中の定番の卒業ソングです。 歌詞も見ずに歌っている方もいらっしゃいました。

 リクエストは、加山雄三「旅人よ」 坂本九「見上げてごらん夜の星を」 岩崎宏美「ロマンス」 いずれも昭和の名曲を3曲続けて歌いました。 「ロマンス」は珍しいリクエストでしたが、岩崎宏美2枚目のシングルで、数々の音楽賞の新人賞を総ナメにした曲です。

 「少年時代」 井上陽水の名曲で、歌詞にある「風あざみ」「夢花火」「宵かがり」などは全て陽水の造語だそうです。 美しい日本語を駆使して作られた珠玉の1曲です。

 「帰れソレントへ」 有名なカンツォーネで、このサロンでも人気の高い曲です。美しい旋律に、原曲はナポリの方言を使った歌詞が付いているそうです。 イタリアのテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティで聴いてみましたが、素晴らしいの一言しか言えません。

 「元気を出して」 薬師丸ひろ子のシングルですが、曲を提供したのは竹内まりや。 失恋で傷心の友人を励ます女の子同士の歌です。 しかし実はこの曲、ジェームス・テイラーと離婚した後のカーリー・サイモンを励ます意図で書いたと、竹内まりやは語っています。 彼女はこのアメリカのスーパーカップルが大好きで、離婚後カーリーが失恋ソングばかり入れたアルバム「Torch」に共鳴して、「元気を出して」で応援したそうです。

 「さくら(独唱)」 桜ソングは数々ありますが、これは森山直太朗の曲です。 元々は友人の結婚を祝う曲だったものが、いつしか卒業シーズンの定番曲となりました。 合唱曲にアレンジされて音楽の教科書にも載っています。

 「花は咲く」 まもなく3月11日がまた巡って来ます。 東日本大震災の復興応援ソングであるこの曲を歌い継いでいく意義は大きいと思います。 この楽曲の作詞・作曲者への印税は、全額がNHK厚生文化事業団を通じて、被災地の自治体に義援金として寄付されています。
 英語版が「Flowers Will Bloom」のタイトルで、イギリスの4人組男性ヴォーカルグループ、イル・ディーヴォによって歌われています。

 「パリ祭」 私はお初曲でしたが、おそらくリクエストも当サロンでは初めてだったのでは?  1933年公開のフランス映画「巴里祭」のテーマ曲で、フランスのエスプリの効いたシャンソンです。 郷愁を誘う甘いメロディが素敵です。

 「春の日の花と輝く」 原曲はアイルランドの古いメロディに、アイルランドの国民的詩人トーマス・ムーアが詩をつけた物で、原題は「Believe Me, If All Those Endearing Young Charms」と言います。 アイルランドの曲は、「ロンドンデリーエア」もそうですが、優しいメロディが日本人好みだと思います。 

 古賀政男の「影を慕いて」を、リクエスト者の見事なリードで歌い、お次のリクエストは「みんなのうた」 これも珍しいリクエストでしたが、歌声喫茶で歌われてきた1曲です。
1977年に愛知県で開かれた「日本のうたごえ祭典」に、作者原田義雄氏が参加して生まれた曲だそうです。

 「TOMORROW 」 1995年発売の岡本真夜のデビューシングルですが、冒頭の「涙の数だけ強くなれるよ」の部分は、真夜の祖父の言葉がヒントになっているそうですが、言い得て妙ですね。「お祖父様、ナイス!」 同年に発生した阪神・淡路大震災の後に広く歌われて、被災者に勇気と元気を与えたと言われています。

 「春よ、来い」 同名のNHK朝ドラ『春よ、来い』の主題歌で、ユーミンこと松任谷由実の永遠の名曲です。 一年を通して人気の曲ですが、春を待ちわびるこの時期にピッタリのラストリクエストでした。 

 お別れ曲は「蛍の光」 卒業式でよく歌われ、日本のオリジナルのように思われていますが、元はスコットランド民謡の「Auld Lang Syne」 これはスコットランド語で、英語表記は「Old Long Since」 日本で言う「ヨナ抜き音階」と同じ音階の旋律なので、日本人の感性に無理なく同調したのでしょうね。

 最初にお話した通り、2月24日はお休みとなってしまいご迷惑をお掛けしました。
次回開催は3月9日です。(こんな歌があったような^_^) 何とか回復して参りましたので、予定通り開催致します。 皆さん、こぞってご参加頂ければ幸いです。
 よろしくお願い致します🙇‍♀️

神田陽子



 
2024年2月23日金曜日
2月24日(土) 短歌会館の歌声 中止のお知らせ

 担当者の都合により、明日 2月24日(土)の歌声を中止させていただきます。

ご予約をいただいているお客様には、スタッフより直接お知らせさせていただきますので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。



 
2024年2月9日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 1月27日のご報告~ 神田陽子

  ついこの間年が明けたと思ったらもう月末。

 1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」ように時が過ぎるそうですが、地震の被災地では長く辛い日々が続いており、時の流れを感じる余裕もないことと思われます。できるだけ多くの被災者に支援の手が届くのを願うばかりです。

 さてこの日はサプライズで嬉しい参加者がありました(*≧∀≦*) その正体は後ほど(笑)
 
 寒い季節にぴったりの「心の窓にともし灯を」で始めました。 
 作曲は「ちいさい秋みつけた」「めだかの学校」「夏の思い出」などの童謡唱歌を数多くの作った中田喜直氏。 冬によくリクエストされますが、歌謡曲シンガーのザ・ピーナッツが歌っています。 
 1959年に「NHK歳末たすけ合い運動」の一環として作成されたそうですが、「歌の広場」と云う番組で、ピーナッツと共に盲学校の生徒たちも一緒に歌ったことも、その後の人気につながったようです。

 リクエストは「時代」 もはや知らない人はいない日本のスタンダードナンバーの1曲です。 
 作者の中島みゆきは、この曲が「第10回ポピュラーソングコンテストつま恋本戦会」でグランプリを受賞した際のアンコールの場面で、バックのオーケストラを止めてギター1本で歌いバッシングもされたそうです。
「素晴らしい歌詞を引き立たせるためには大音量のバックで歌うよりも、ギター1本の方が良い」と云う、ヤマハの創設者川上源一氏の言葉に感銘を受けたための行動だったようです。

 「慕情」 原題は「Love is a Many Splendored Thing」
 同名の映画の主題歌で、アカデミー賞歌曲賞受賞。 フォー・エイセスが歌いましたが、その後コニー・フランシス、アンディ・ウィリアムス、フランク・シナトラ、ナット・キング・コールといった錚々たる歌手たちに歌われて来ました。  
 作曲者のサミー・フェインは、プッチーニの歌劇「蝶々夫人」のアリア「ある晴れた日に」を参考にこの曲を作ったそうです。 洋楽番長のMr.Mのリードで歌いました。

 美しい歌詞とメロディの唱歌「冬景色」、 映画「汚れなき悪戯」のテーマ曲「マルセリーノの歌」、雪山で遭難した友を懐かしむ「雪山に消えたあいつ」、原曲は「My Dear Old Sunny Home」と云うアメリカ民謡の「故郷の廃家」の4曲を続けて歌いました。
ちなみに「故郷の廃家」の日本語歌詞の作詞家は犬童(いんどう)球渓。 「旅愁」の歌詞も書いている詩人です。

 「二人は若い」 珍しいリクエストでしたが、「あなたと呼べば あなたと答える」のフレーズは誰しも聴き覚えがあるでしょう。 
 作詞はサトーハチロー氏、作曲は古賀政男氏で、ディック・ミネと星玲子のデュエット曲でした。 
 映画「のぞかれた花嫁」(すごいタイトル!ʕʘ‿ʘʔ)の主題歌です。 この曲がヒットしたのは昭和11年で、有名な二・二六事件が起こった年です。 軍部の台頭が著しかった時代に、こんなほのぼのとした曲も歌われていたのですね?

 「さびしいアコーディオン」 1945年頃、当時のソ連でヒットした曲で、第二次世界大戦の独ソ戦を扱った映画「ヨーロッパの開放」のエンディングでも使用されています。 
 フランスのイヴ・モンタン、日本では加藤登紀子がカバーしていますが、アコーディオンのノスタルジックな音色が聴こえてきそうな曲です。

 「たんぽぽ」 前回ネット検索でラウムを見つけて下さったお客様からのリクエストです。 この曲、私はラウムで知りましたが、キャッチィな曲でとても覚えやすくて、歌った後しばらくは頭の中にこのメロディが渦巻いています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 サルヴァトール・アダモの「雪が降る」 日本でもよく知られている曲ですが、安井かずみ氏の歌詞によるものが一般的で、尾崎紀世彦がヒットさせています。 他に岩谷時子さんの歌詞で越路吹雪さんも歌っているようですが、世界各国の歌手にカバーされている名曲です⛄️

 「しおさいの詩」 1971年リリースの小椋佳のデビューシングルです。 後に数々の名曲を世に出す小椋佳ですが、独特の感性から生み出される歌詞が難解な曲もあります。けれどこの歌の歌詞は比較的シンプルで解り易いのではないでしょうか? この歌のB面が「さらば青春」で、これも335歌集に入っていますのでまた歌いたいと思います。
 さてこの曲をリクエストされたのは、今日のサプライズゲスト、ラウム創設者の池辺御大です。 米寿とは信じられない心身の若々しさもさることながら、選曲のセンスにも脱帽です。 小椋佳の歌はどれもお好きだそうです。
 
 「ステンカラージン」 久しぶりのリクエストですが、人気のあるロシア民謡です。リクエスト者の素敵なリードで歌い、スタッフリクエストの「ナポリは恋人」「LOVE LOVE LOVE」で前半終了。

 後半は「東京ブギウギ」でリスタート🎶  歌集には入ってなかったので別紙に印刷して配りましたが1番の歌詞のみでした。 今回、池辺御大がわざわざ手書きで2番を書いてきて下さったので、そちらを配布して歌いました。
 おりしも朝ドラ「ブギウギ」でもついに「東京ブギウギ」がお披露目の兆し。以前のブログでも書きましたが、電車の走る音に合わせてリズムを取るエピソードが流されましたね。  当サロンでもこれから度々歌って元気になりましょう٩(^‿^)۶

 リクエストは「ビヤ樽ポルカ」  チェコで1920年代に作曲されたポルカで、「ポルカ」とは4分の2拍子の活発な舞曲で、各小節の第3番目の8分音符が強調されています。名称はチェコ語のPolska (ポーランド娘)に由来しているそうです。
 軽快なテンポで明るく歌えば、気分もアップ、楽しくなること請け合いの1曲です。

 「飾りじゃないのよ涙は」  井上陽水の楽曲を中森明菜が独特のムードで歌い上げ、奇跡のコラボレーションとも言われる高評価の曲ですが、歌うのはなかなかチャレンジング。
 勉強してまた頑張ります(*´∀`)♪

 「島原の子守唄」 私は不案内なのでMr.Mにお願いして歌いました。 長崎弁の独特の言葉が並ぶ美しい子守唄です。 
 少し調べましたら「おどみゃ」は「わたし」、「しょうかいな」は「そうかいな」、「オロロンバイ」は「ねんころろん」に近く、「ベンナ」は「口紅」、「つば」は「くちびる」だそうです。
 背景に、貧しい家の娘が外国に売られて行ったことや、キリシタンの受難が描かれていて、「久助どん」は娘を売り買いする仲介役で、「バテレン」は昔の宣教師や、キリスト教の俗称です。 
 それにしても同じ九州人のMr.Mが歌うと、方言が生きてさすがです(๑>◡<๑)

 お次のリクエストもかなり珍しい曲でした。 「見てござる」 私はこれもお初でしたのでMr.Mにお任せしましたが、けっこう皆さんご存知で歌っていらっしゃいました。
 この曲を作った作詞の山上武夫と作曲の海沼實は、故郷が同じ長野県松代町(現 長野市)で、歌詞には、松代藩主・真田家の菩提寺である長国寺そばのお地蔵さんや、千曲川べりの田園風景が描写されていると言われています。

 「会いたい」 1990年リリースの沢田知可子の楽曲ですが、亡き恋人との切ない思い出を歌ったこの曲に、沢田自身は運命的なものを感じたと語っています。 と言うのも、学生時代のバスケットボール部の先輩が、歌手になろうと決意した沢田の最初のファンになってくれると約束した数日後、交通事故で亡くなると云う辛い経験があったからでした。 
 作詞の沢ちひろはこの事を全く知らずにこの歌詞を提供したとのことで、本当に偶然だったのです。 作曲は財津和夫ですが、事実は財津の鼻歌程度の未完成のメロディを元に、編曲の芳野藤丸がほぼ全面的に作り変えて発表した由。

 坂本冬美「また君に恋してる」、松山千春「大空と大地の中で」の2曲を続けて歌いました。
 
 「ちんちん千鳥」  1921年(大正10年)に雑誌「赤い鳥」に発表された北原白秋の歌詞に、作曲家近衛秀麿が曲をつけましたが、成田為三バージョンもあります。 童謡の範疇ですが、格調高いクラシカルな歌曲です。 「お寝(よ)らぬか」のような歌詞に、気品のある日本語の美しさを感じます。

 「ケ・サラ」 近ごろよくリクエストされる曲です。 イタリア語の「Che Sara 」は、「どうなるだろう」と云う意味で、スペイン語の「Que Sera Sera」は、「なるようになる」です。 ちょっと紛らわしいですよね。

 「熱き心に」 これも335歌集の人気曲です。 小林旭の高音を活かしたメロディは、小林旭ファンを公言していた大瀧詠一が作曲したもので、音域が広く歌うのにはなかなか骨が折れますが、とても洗練されたニューミュージック系の楽曲です。

 「ばあや訪ねて」 195歌集に収められているこの曲は池辺御大のお気に入りの1曲なので、リクエストされた時思わず「前でお歌いになりますか?」とお勧めしました。 
 幼い頃に面倒を見てくれた「ばあやさん」を訪ねて行くかつての子どもは、今いくつくらいなのでしょう? 良家の坊ちゃんがお行儀よく馬車に乗って、ばあやの里の風景を楽しんでいる情景が目に浮かびますね。 
 作詞の斎藤信夫と作曲の海沼実のコンビは、「里の秋」「蛙の笛」など有名な曲を作っていますが、今回調べていたら「夢のお馬車」と云う歌もこのコンビの曲でした。 私ごとですが、小学校の時に出た『どんぐり音楽会』で歌った曲がこの「夢のお馬車」でしたので、しばし懐かしい思い出に浸ってしまいました(*≧∀≦*)

 「カタリ・カタリ」 これも人気の歌曲です。 原題は「Core ‘Ngrato」日本語では「つれない心」と訳されていますが、「カタリ」とは女性の名前で、愛する女性「カタリ」に別れを告げられた男性が、忘れられない想いを切々と訴えている曲です。 リクエスト者の見事なリードで、日本語とイタリア語の両方で歌いました。

 ラストソングは、Mr.Mの選んだ「踊り明かそう」 映画「マイフェア・レディ」の挿入歌で、原題は「I Could Have Danced All Night (一晩中踊れたら)」 英語の歌詞には、いわゆる「前歌」と言われる「verse」も入っているので、日本語と英語の両方で歌い、今夜も元気なお開きとなりました。

 今夜は池辺御大のお出ましで、いつにも増して和やかな雰囲気だったような気がします。
 歌声サロン「ラウム」を創設、たくさんの歌集を作って頂いたおかげで、こうやって歌が大好きな皆さんと楽しめているのですから、本当に改めてありがたい想いでいっぱいです。

 さて次回は2月10日。 もう明日に迫っています。 少し寒さも緩むらしいですが、朝夕の気温差は大きいので、くれぐれもお身体大事にして頂きたいと思います。 
 では、また元気に歌いにいらして下さるのをお待ちしています。

神田陽子



 
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