2026年5月22日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 26年5月9日のご報告~ 神田陽子

  新緑の5月、1年で一番爽やかな季節がやって参りました🌿…と思う間もなく、いきなり30℃超えという『夏日』到来💦 しかも朝晩との寒暖差は大きくなるばかり(^_^;)   体調管理も儘(まま)ならぬ… そんな日々が続いていますが、5月初の土曜歌声はそこそこのお天気に恵まれて開催されました。


 今期の朝ドラ『風、薫る』を思わせるような曲、「若葉」をファーストソングに選びました。 『かおる かおる 若葉がかおる…』と歌っていると、あたかも森林浴をしているような気分になりますね( ◠‿◠ )

 リクエストは「森の小人」 可愛らしい曲調の童謡ですが、この曲には紆余曲折の歴史があります。 作曲の山本雅之の作った旋律は、元は「蟻の進軍」という戦時歌謡向けのものでした。 しかし、当時日本軍は南方戦線において連戦連勝を続けていたので、『蟻』ではまずい、となり、レコード化が見送られたそうです。 その後、調子の良いお囃子部分を生かせるようにと改作されたのが、当時日本の委任統治領であったパラオの『夜祭』をモチーフにした「土人のお祭り」という曲でした。 この曲は1941年(昭和16年)にレコード化され発売されましたが、それほど一般受けしなかったようです。 
 戦後、子ども向けの楽曲として再度改作され、その際『土人』という表現は差別的であるとして、『土人』→『小人』『椰子』→『森』『パラオ島』→『夢の国』と書き直され、題名も「森の小人」とされました。 リズミカルで楽しい雰囲気の曲なので、幼児教育の現場でもお遊戯の題材として使われてきました。 近年『小人』も差別的だとする向きもあるそうですが、それこそ言葉狩りのナンセンス極まりない風潮です。 

 定期的にリクエストされる「さくら貝の歌」 インパクトの強いピアノのイントロも人気の秘訣のようですが、余韻を残す切ない恋の唄です。

 「今はもうだれも」 ずっとアリスのオリジナルだと思っていましたが、実は1969年にフォークグループ、ウッディ・ウーがリリースしたのが初版です。 作詞 作曲の佐竹俊郎はウッディ・ウーのリーダーでした。 1975年にアリスがカヴァーしてヒットした後に、ウッディ・ウーも『オリジナル本命盤』として再度リリースしています。
 『今はもうだれも〜…』と、いわゆる『サビ』で始まる『サビ頭』の曲ですが、本家のフォーク調をアリスのドラマー 矢沢透がロック調にアレンジしました。

 「Believe」 当サロンでもとても人気のある1曲です。 『生きもの地球紀行』の3代目エンディングテーマとして発表されましたが、その後多くの作曲家や編曲家が合唱形式にアレンジして、学校音楽教育の現場で広く用いられてきました。 卒業式・卒園式で歌われることも多い曲ですが、ドラマ内で出演者たちに歌われるケースがままあります。
『I  believe  in  future  信じてる…』のエンディングフレーズは、優しく心の奥に響きます(^∇^)

 ロシア民謡「カリンカ」 『カリンカ』は赤い実をつけるセイヨウカンボクという樹木で、韻を踏んで出てくる『マリンカ』は木苺(ラズベリー)のことだそうです。 ロシア語の原曲では恋の歌も含まれていますが、日本語の歌詞は少しとぼけた感じですね。 525歌集の歌詞は『熊さん 熊さん お願いだから 私の牛には ふれないで…』で終わっていますが、実はこの後にもう一節あって『お乳をしぼり 飲ませるから 私の牛には ふれないで…』と続いていました。 
 Mr.Mのリードと共に、短歌会館じゅうに大声量が響き渡っていました((o(^∇^)o))🎶

 「たんぽぽ」 久しぶりに来てくれた私の高校の同級生からのリクエストでした。 私はこの曲をラウムで覚えましたが、元小学校の教諭だった彼女は、手話を使って子どもたちと歌ったことがあるそうです。
 『歌いながら泣きそうになっちゃった…』とあとで言っていましたが、本当に歌っていると心が温かくなってジーンとしてきますね
(ᵔᴥᵔ)     作詞の門倉訣(さとし)は、同じく525歌集収録の「青春」の歌詞も書いていますが、いずれも『うたごえ運動』から広がった曲です。

 「青葉城恋唄」 1978年、さとう宗幸のメジャー・デビュー曲としてリリースされ、作曲はさとう自身が担っています。 穏やかな曲調で、仙台の風景の描写と失恋の切なさを唄っています。 『杜の都』という仙台の雅(みやび)な呼称を広く知らしめる役割も果たしました。 

 この日より、洋楽歌集『JAZZ &POPS 100』(通称100)の使用を開始致しました。 記念すべき100歌集からのリクエスト1曲目は「My Blue Heaven (私の青空)」(#^.^#)   日本語と英語の両方で歌いました。 
 100歌集は基本英語の歌詞で歌いますが、日本語の歌詞も併記されている曲に関しては、ご希望次第で両方で歌います。 この曲、日本語版はエノケンこと榎本健一が歌ったものが有名ですが、堀内敬三の訳詞の一節、『狭いながらも 楽しい わが家…』は、マイホーム主義を標榜するフレーズとしてよく知られています。 原曲は1928年、ジーン・オースティンの歌唱で大ヒットし、以後多くのアーティストによって歌われているアメリカのスタンダード・ナンバーです。 『We’re  so  happy  in  my  Blue  Heaven…』『私の青い天国(我が家のことでしょう) で、私たちはとても幸せ…』 オリジナルもやっぱりマイホームの歌ですね🏠

 「ふれあい」 1974年リリースの中村雅俊のデビュー・シングルで、この曲は中村雅俊主演のドラマ『われら青春』の挿入歌でした。 下駄履きのバンカラな高校教師がギターの弾き語りで歌う… そんな素朴なスタイルが当時流行りましたね。 『悲しみに 出会うたび あの人を 思い出す…』 先ごろ最愛の妻を亡くした中村雅俊ですが、このフレーズが悲しみを倍化させるように思われ切ないです。
 SNSつながりが友だち関係の主流のような昨今の風潮ですが、何故か昭和の歌も若者には人気のようです。 『何気ない 心のふれあいが 幸せを 連れてくる…』『ひとはみな 一人では 生きてゆけない ものだから…』 時代は変わろうとも、人が求めるものはこれらのフレーズに凝縮しているのではないでしょうか?

 今日お初参加のお客様からのリクエストは「糸」 もはや日本のスタンダードである中島みゆきの珠玉の1曲です。 1998年にドラマ『聖者の行進』で「命の別名」と共にテーマソングとして使われ人気が出ましたが、元は1992年のアルバム『EAST ASIA』の収録曲でした。
 その後多くのアーティストが独自のアレンジで歌うようになり、歌詞・メロディの素晴らしさが広く認知されてきました。 人と人との出逢いを縦糸と横糸が織りなす布に擬(なぞら)え、『逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます…』と綴る感性が素晴らしいです。

 お久しぶりのハモリ姫からは「異邦人」 この日も幾度かきれいなハーモニーを付けてくださいました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪      久保田早紀の唯一のヒット曲であるこの曲も根強い人気を誇っています。 エキゾティックな曲調はあたかもシルクロードへ誘(いざな)ってくれるように感じられます。

 本日2曲目の100歌集よりリクエスト「Unchained Melody」 1990年公開の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』の主題歌として、ライチャス・ブラザーズが歌って大ヒットしましたが、元は1955年の刑務所映画『アンチェインド』の主題歌として作られました。 『unchained』は『解放される』という意味ですが、歌詞の中にはこの言葉は入っていません。 『I’ve hungered  for your touch…』(ずっとあなたに触れることを渇望してきた)のフレーズに、刑務所に収監されて愛しい人に触れられない囚人と、死んで幽霊になってしまった恋人に触れられない彼女…
2人のもどかしい感情がリンクして、この曲にぴったりですね。
リクエスト者のリードで。

 お次はMr.Mのお知り合いで、土曜歌声はお初の方からのリクエスト「少年時代」 年間リクエストの上位に入る人気曲です。 井上陽水の歌詞も旋律も本当に素敵な曲ですが、『風あざみ』『宵かがり』などの言葉は陽水の造語で、そのワードセンスにひたすら感動です。

 ここで前半終了。 この日は体調イマイチで参加は見送られた常連のお客様からの差し入れなど頂きながら、しばし歓談の時を。

 後半は、本日よりお披露目の洋楽歌集100から、紹介曲「Smile」をMr.Mのリードでリスタート。  1936年公開の、チャップリン主演映画『モダン・タイムズ』で使用された、チャップリン自身の作曲によるインストゥルメンタルのテーマ曲です。 その後1954年に、この美しい旋律に歌詞がつけられ、ナット・キング・コールによって歌われました。 トニー・ベネット、ペトゥラ・クラーク、ナタリー・コール、ジュディ・ガーランド、ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー…等、数え切れないほどの有名アーティストがこの曲を歌っていますが、2002年に、エルヴィス・コステロ バージョンが、ドラマ『空から降る一億の星』のエンディングに使われヒットしました。 
『Smile〜(笑って)…』と優しく語りかけるフレーズが何度も出てきます。 『You’ll  find  that  life  is  still  worthwhile   If  you’ll  just  smile… 』(ただ笑ってくれるなら、人生はまだそんなに捨てたもんじゃないことが分かるよ)    歌詞もメロディも、言葉にできないほど心に沁みますね
( ◠‿◠ ) 
 喜劇王チャップリンは作曲の才能にも秀でており、『ライムライト』の主題歌「Eternally」も作曲しています。

 リクエストは、同じく100歌集より「Beautiful  Dreamer」 日本語では「夢路より」 アメリカの作曲家フォスターの死の直前の作品です。この頃のフォスターは貧困を窮(きわ)め、アルコール依存症に苦しむ悲惨な生活を送っていたと言われますが、そんな生活の中でもこんなに清らかな、心が浄化されるような曲が書けたのですね。 『美しき夢見る人』とは誰のことだったのでしょうか?

 ちあきなおみ「喝采」 谷村新司・加山雄三「サライ」 坂本九「心の瞳」 小林旭「熱き心に」 ピンキーとキラーズ「恋の季節」の5曲を続けて歌いました。 どれもよくリクエストされる曲です。 曲調も音域も違うこれらの曲を次々と歌っていくのはなかなか大変なのですが、そこは歌好きの皆さんのこと、楽しんで歌われているご様子を嬉しく思います♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪       何度も出てくるサビの部分が高いので、今回から「サライ」のキーは少し下げてもらいました。 そうなると出だしの低い部分が歌えない… ホント音域の広い曲ですf^_^;

 「青い山脈」 1949年に発売された、作詞 西條八十、作曲 服部良一、歌唱 藤山一郎・奈良光枝 の楽曲で、石坂洋次郎原作の同名映画の主題歌です。 戦後の復興期に作られたこの曲は、軍国主義の重苦しい呪縛から解き放たれた喜びが溢れているような明るく爽やかな曲調で、みんなで歌うのにぴったりなので以前はよくリクエストされましたが、久しぶりに歌ってみると改めてその良さを感じられますね(#^.^#)

 「道化師のソネット」 さだまさしの名曲ですが、『笑ってよ 君のために〜…』のサビのフレーズは、奇しくもこの日紹介したチャップリンの「Smile」のコンセプトとシンクロしているように感じます。
 この歌は人生を歩んでいく人々を『舟人たち』『山びと達』と表現して、それぞれが背負っている『哀しみ』を救うのは『笑顔』であると綴っています。 美しいメロディと秀逸な歌詞が心を癒してくれる… そんな1曲です。

 「卒業写真」 ユーミンこと荒井由実の作詞 作曲ですが、ここではハイ・ファイ・セットのしっとりバージョンで歌っています。 ユーミンのセルフカヴァーはずっとポップな感じで、メロディラインも若干フェイク気味に歌っていますので、聴き比べてみるのも良いと思います。 

 美空ひばり「川の流れのように」 松田聖子「瑠璃色の地球」の2曲を歌いました。 どちらも人気のある曲ですが、「川の…」は美空ひばりの生前最後のシングルで、人生を謳った壮大なスケールの曲です。 「瑠璃色の…」も単なるラブソングではなく、『ひとつしかない 私たちの星を守りたい…』のフレーズがあることから、こちらも地球規模で世界中の人々へのメッセージも込めて歌われています。 

 100歌集から「If  You  Love  Me」 日本語タイトルは「愛の讃歌」 これぞ究極のラブソングと言えるでしょう。 岩谷時子さんの日本語の歌詞はかなり情熱的な言葉で綴られていますが、 『If you love me, really love me…(もしあなたが私を本当に愛してくれるなら…)』『Then whatever happens, I won’t care…(それなら何が起きても私は構わない…)』 英語の歌詞の方がシンプルでストレートに思われます。
 けれど、『Shall I catch a shooting star ?  Shall I bring it where you are?   If you want me to, I will…』 (あなたが望むなら、流れ星を捕らえて、あなたがいる所へ持っていくわ…) の荒唐無稽な表現はいかにも、な感じですが…(╹◡╹) リクエスト者の見事なリードで歌いました。

 「白い色は恋人の色」 ベッツィ&クリスの1969年のヒット曲で、外国人独特のアクセント強めの歌い方と美しいハーモニーが印象的でした。 近ごろこの曲の替え歌がCMで流れているので、メロディを耳にする機会も多いですね。

 本日のラストソングは「ラストダンスは私と」 Mr.Mのリードで甘いムードの中(?)、お開きとなりました。 
 この日より使用開始の『洋楽歌集100』 リクエストと紹介曲で何曲か歌いましたが、お楽しみ頂けたでしょうか? これからどんな曲がリクエストされるのか? 私たちもワクワク・ドキドキです(๑・̑◡・̑๑)

 次回は5月23日。 梅雨入りした地方もありますが、今年の梅雨も予報によると『降る時はどしゃぶり☔️』だそうです。 昔の梅雨は『しとしと』としめやかに降る雨でしたよね? 英語の慣用句では『どしゃぶり』は、『It’s raining cats and dogs.』 今はちょっと古くさい表現みたいですが…

 予報では、お天気はまずまずのようです。
 皆さまのご参加をお待ちしています。

                                          神田陽子



 
2026年5月9日土曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 26年4月25日のご報告~ 神田陽子

  朝晩は暖房、昼間は冷房… 空前の気温差に体調を崩されている方もいらっしゃるのでは? かく言う私もご多分に漏れず、5月の連休に入ってから持病の喘息の咳に悩まされています(でも、食欲もあるのでそこそこ元気…に見えます(๑˃̵ᴗ˂̵)

 これを書いているのは、GWも終盤の頃。 皆様はどんな連休を過ごされているのでしょう?

 それでは遅まきながら、4月25日の土曜歌声レポをお届けします

 この日は陽気もよく、気持ちの良い日でした。 そろそろこの花も咲き始めていると思い、ファーストソングには、一青窈の「ハナミズキ」を選びました。
日本が贈った桜への『返礼』としてアメリカから届いた花で、別名『アメリカヤマボウシ』 英語名は『dogwood(犬の木)』です。 すでに日本のスタンダードになりつつある、誰もが知っている1曲です。

 リクエストは「カチューシャ」 『りんごの花ほころび…』で始まるお馴染みのロシア民謡で、原曲では、カチューシャという娘が川のほとりで、出征し国境警備につく恋人を思い歌う姿を描いた歌曲です。 
 『カチューシャ』とは『エカテリーナ』の愛称だそうですが、ロシアの文豪トルストイの小説『復活』の主人公の名も『カチューシャ』です。 日本で松井須磨子がこの役を演じた時に着用していた髪飾りが、現在の女性の髪飾り『カチューシャ』の語源だそうです。

 渡辺真知子「かもめが翔んだ日」 紙ふうせん「冬が来る前に」 335歌集の人気曲2曲を続けて歌いました。 「かもめが…」は1978年(昭和53年)、「冬が…」は1977年(昭和52年)にリリースされていますので、昭和の同時代のヒット曲と云うことで懐かしく歌いました。

 「思い出のグリーングラス」 以前のブログで詳しく解説した覚えがありますが、死刑執行の朝に見た死刑囚の望郷の夢が、美しい旋律にのせて歌われています。 いったいどんな罪を犯したのでしょう? この夢には死刑囚の『後悔』『懺悔』と言うよりは、むしろ『救い』を感じます。

 「茶摘」 珍しいリクエストでしたが、初夏に見られる茶摘みの光景が描かれています。 1912年(明治45年)に刊行された『尋常小学唱歌 第三学年用』が初出ですが、作詞 作曲ともに不詳です。 『せっせっせーの よいよいよい』で始まる『手遊び歌』としても広く知られていますが、この手遊びでの繰り返しの動作は、茶葉を摘む手つきを真似たものと言われているそうです。 どんどんスピードを上げて手のひらを返したり、打ったりしたものです( ◠‿◠ )

 「ダンシング・オールナイト」 1980年リリースの、もんた&ブラザーズのデビューシングルで、累計200万枚のダブルミリオン達成の曲です。 有線放送で火がついてヒットした曲ですが、もんたよしのり のハスキーボイスと歌い方にインパクトがありました。 私は最初ラジオで聴いた時には、ハスキーボイスの女性歌手だと勘違いしたくらいですが、残念なことに2023年10月、もんたよしのりは72歳で急逝しました。 唯一のヒット曲と言っても過言ではないこの名曲をこれからも歌っていきたいですね🕺

 「ゴンドリエ」 ロマンティックなムードのこの歌は、日本では淡谷のり子がムーディーに歌っています。 『ゴンドリエ』とは、イタリア・ヴェネツィアの伝統的な小舟『ゴンドラ』を操る船頭のことで、ヴェネツィアの歴史や文化を象徴する職業です。 あたかもゴンドラに揺られているようなゆったりとした曲調です。

 小林旭「熱き心に」 中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」 335歌集からのリクエスト2曲を歌いました。 「熱き…」は、小林旭の大ファンだった故大瀧詠一が阿久悠の作詞に曲を書いたもので、洒落た雰囲気の1曲です。 最初あまり気乗りのしなかった小林旭はストリングス・アレンジのイントロを聴いて、『西部劇の世界だ』と気にいったそうです。 そう言えば日活時代の小林旭は、無国籍ヒーローでギターを背負って馬にまたがって登場していましたね🐎   
「飾りじゃ…」は井上陽水の作詞・作曲で、陽水らしいセンスの高さが窺えます。 特に2番のサビでは『私泣いたりするんじゃないかと感じてる…』で終わるのではなく、『きっと 泣いたりするんじゃないかと感じてる…』と違うフレーズで同じメロディを繰り返し歌い、1番とは変えているところに陽水の感性の素晴らしさを感じます。

 『久しぶりに「蛙」を』と、リクエストされた「蛙」は、この愉快なシャンソンを広めてくださったリクエスト者のリードで。 1つのストーリーになっていて、いたずら小僧にひどい目にあわされそうになった蛙を助けた若者。その若者の3つの願いを叶えてやると言う蛙。 『金持ち』『権力者』と2つの願いを叶えてもらっても若者は幸せになれません。 最後の願いに若者が望んだものは『愛』 すると蛙がたちまちブロンド娘に変身。 若者と幸せに暮らしましたとさ。
 よくあるようなそんなお伽話ですが、近ごろ『蛙化現象』という言葉を耳にしました。 これは『片思いが実った途端、相手に嫌悪感を抱く』と云う心理現象で、グリム童話の『カエルの王様』で、蛙が王子様に変身するのとは逆に、王子様(好きな人)が蛙(嫌な相手)に変わってしまうと云う心理から名付けられたようです。 『蛙』は変身するものの象徴になっているのでしょうか?🐸

 「鎌倉」 時々リクエストされる唱歌ですが、七里ヶ浜から鎌倉の名所(稲村ヶ崎、長谷、鶴岡八幡宮、建長寺など)を巡る、歴史的な情景を七五調で描いた楽曲です。 武家政権の興亡と哀愁を感じさせる内容になっていますが、余韻を残す旋律が素晴らしいです。

 Mr.Mが紹介曲「ボンボンキャラメル」を歌い終えたあと、『ここでお知らせがあります。 今日生誕した人がいます!』と発表。 その生誕者とは… 実は私でした(*≧∀≦*)     Mr.Mとピアニストのサプライズ演出で、皆さんに『Happy  Birthday!』を歌って頂き、幸せ者でございました(#^.^#)      2016年から携わってきた土曜歌声ですが、ちょうど満10年で初の誕生日開催でした。 それほど確率的には低いのに嬉しい偶然でした。 毎年元気に誕生日を迎えられることを目標に、これからも頑張ります٩( ᐛ )و🎵  ここで前半終了です。

 この日は奇しくもいつにも増して差し入れが多く、プチお誕生会の気分も味わわせて頂きました🎂 

 後半はリクエストからリスタート。 「おお牧場はみどり」 元はスロバキアやチェコの農村地帯で古くから親しまれていた民謡です。
 また1918年から1922年にかけてのロシア内戦では、チェコスロバキア軍団の行進曲としても使われたそうです。
 その後、移民によってアメリカにもたらされ、牧場での労働歌風の「Ah, Lovely Meadows (ああ、美しい牧場)」に改作されました。
 日本語版は、大正期に渡米した牧師の中田羽後 が、この英語版を下敷きにして「ああ牧場はみどり」として作りました。 太平洋戦争後、うたごえ運動隆盛の頃、各地の歌声喫茶で歌われました。
 その後1961年にNHK『みんなのうた』の第1回放送の最初の歌として紹介され、その時「おお牧場はみどり」と現在のタイトルに変えられました。 明るく快活な曲調のこの歌は、日本では母国以上に親しまれています。

 「テ・キエロ・ディヒステ」 おそらく土曜歌声ではお初リクエストでしょう。 ラテンの人気曲で、トリオ・ロス・パンチョス、ナット・キング・コール、日本では、坂本スミ子、小野リサ らが歌っています。 『テ・キエロ』は『I love you』 『ムーチョ』は『so much』 『ディヒステ』は『あなたは言った』と云う意味だそうです。
 ムードたっぷりの甘いラブ・ソングですね💕

 「調子をそろえてクリック・クリック・クリック」 原題は「Click Go the Shears」というオーストラリア民謡ですが、その元はアメリカの作曲家 ヘンリー・クレイ・ワーク作詞 作曲の、アメリカ南北戦争の歌「Ring the Bell, Watchman」です。 日本では『みんなのうた』で紹介されて広まりました。
羊の毛刈り作業の様子を歌った楽しい曲です。 『クリック・クリック・クリック』は、羊の毛を刈る鋏の音で、さしずめ『チョキ・チョキ・チョキ』といったところでしょうか? 

 ザ・ピーナッツ「恋のフーガ」を軽快に歌った次にリクエストされた曲は、ヒデとロザンナ「愛は傷つきやすく」 歌詞が男女で分かれて歌えるように載っているので、男性組と女性組で分かれて歌いました。 サビの『よみがえる日々…』『よみがえる愛…』の部分は、女性のフレーズに男性のフレーズがオーバーラップして入らなければならず、少々難しかったですね。

 今井美樹「PRIDE」 谷村新司「昴」 を続けて歌いました。 「PRIDE」は、布袋寅泰の作詞 作曲で、バリバリのロックンローラーの彼が作ったとは思えない、爽やかで優しい曲調のバラードです。
 オリジナルでは、間奏部分は布袋寅泰の見事なギターソロで演奏されています。 
「昴」は年間を通して人気の高い曲で、谷村新司の数々の名曲の中でも文字通りピカイチ、まばゆい光を放っています⭐

 「宇宙戦艦ヤマト」 同名アニメのテーマ曲で、勇壮なイントロが印象的です。 この歌もアニメのテーマソングの中ではダントツの人気と言ってもいいでしょう。 甲子園の応援曲としてもよく使われています。いつものごとく大声量の力強い歌声が響き渡りました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 「ルビーの指輪」 1981年リリースの曲ですが、この年寺尾は、同曲と「SHADOW CITY」「出航 SASURAI」の3曲同時トップ10入りさせるなど、正に日本の歌謡界を席巻しました。 
 『そうね 誕生石ならルビーなの…』と云うフレーズがありますが、ルビーは7月の誕生石です。 残念ながら(?)この日のお客様の中に7月生まれはいらっしゃいませんでした。 メロディラインもアレンジもシティ感覚の洒落た1曲です。

 「フル フル」 フランス語表記では「Frou-Frou」 スカートの衣ずれの音です。 可愛らしい曲調で『フル フル フル フル…』と、囁(ささや)くように歌われます。 でも『女がズボンをはくと男は物足りない』とか『女の魅力はスカート』と決めつける言葉、原題ならジェンダー差別と、即アウトですね(笑)

 「黒い瞳」 ロシア民謡として有名な曲ですが、ロマ(ジプシー)の女性の妖しい魅力の象徴として『黒い瞳』と云う言葉が用いられているそうです。
その魅力に取り憑かれた男の苦悩と情熱が描かれていますが、哀切を帯びたメロディは、ロマの音楽に特徴的な『ハンガリー音階』に基づいています。
 フリオ・イグレシアスが歌った「黒い瞳のナタリー」もこの曲のメロディをモチーフに作られましたが、こちらはずっとポップな感じで歌われています。

 『先ほど、誕生日を祝って頂いたので…』と、お礼の気持ちを込めて私から いきものがかり「ありがとう」を。 この曲は、2010年の上半期朝ドラ『ゲゲゲの女房』の主題歌で、6分以上の長尺の曲です。 『ありがとう』 この言葉を日常のちょっとした場面でも口に出せれば…人間関係はずっとスムーズにいくのではないでしょうか?(*^_^*)

 本日のラストソングにMr.Mが選んだ曲は、「ラスト・ワルツ」イギリス人歌手 エンゲルベルト・フンパーディングの1967年のヒット曲です。   ゆったりとしたワルツのリズム、甘い旋律に酔いながら上品にお開きとなりました。

 次回は5月9日開催です。 最長だと12連休と云うロングGWもいよいよ終わりの頃です。 以前より告知してまいりましたが、この日より洋楽歌集『ラウム歌集 100 (歌声ジャズ&ポップス)』の使用も開始致します。 4冊の歌集からのリクエストになりますので、リクエストの幅が広がって、これまで以上にお楽しみ頂ければ幸いです( ◠‿◠ ) 
皆さまのお越しをお待ちしています。

                                                    神田陽子



 
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