2026年6月12日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 26年5月23日のご報告~ 神田陽子

  『風薫る五月』を楽しむ間もなく、真夏日や台風の襲来… ここ近年の異常気象には慣れたつもりでいても、その上をいく異常ぶりに、いったいこの先はどうなるのか?… と憂えてみてもせんないこと。今現在の楽しみを享受できることに感謝して、この日も様々な曲を歌いました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪


 ファーストソングは「小さな世界」 ディズニーのアトラクション『IT’S A SMALL WORLD 』のテーマ曲です。 『世界はせまい 世界はおなじ 世界はまるい ただひとつ…』と歌ってはいても、現実世界ではいまだ戦争は終わらず、日々悲しいニュースが流れています。 『みんな輪になり 手を繫ごう…』『みんなそれぞれ 助け合おう…』 幼稚園で習うようなことをどうしてできないのでしょう?
 間もなく始まるサッカーのワールドカップで、また世界は1つになれることを願いたいですね⚽️

 リクエストは「恋はみずいろ L’amour  Est  Bleu 」 1967年にヨーロッパの『ユーロビジョン・ソング・コンテスト』で、ヴィッキー・レアンドロスの歌唱で4位入賞。 翌年、ポール・モーリアがインストゥルメンタルにアレンジし、全米で爆発的にヒットしました。 日本語の歌詞は 漣 健児(さざなみ けんじ)が書いていますが、この人は外国曲の訳詞を数多く手掛けていてその数は400を超えるそうです。 『恋は 水色 空と 海の色…』 とてもシンプルですが、メロディによく合って歌いやすい歌詞です

 西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」 長渕剛「乾杯」 中島みゆき「時代」 石原裕次郎「北の旅人」 松任谷由実「やさしさに包まれたなら」の5曲を続けて歌いました。 「もしも…」「時代」「やさしさに…」の3曲は、本当によくリクエストされる上位曲です。
「乾杯」「北の…」もコアなファンがいらして度々出されます。 それぞれの曲にはそれをリクエストされた方々のいろんな想いがあるのでしょうね( ◠‿◠ )

 本日お初参加のお客様から「会いたい」 335歌集の一番初めに載っている曲で、何年かぶりのリクエストでした。 1990年リリースの沢田知可子の8枚目のシングルですが、アルバム『I miss you』からシングルカットされた曲で、ミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。 作詞は沢 ちひろ、作曲は財津和夫です。 死んでしまった恋人を想う架空のエピソードが綴られていますが、沢 ちひろと沢田知可子のそれぞれの大切な人との死別も関わっているようです。 
全編に悲しみが満ちていますが、『声をかける人を つい見つめる 彼があなただったら あなただったなら…』のフレーズには特に切なさを感じます😭

 「手のひらのうた」 私はこの歌をラウムで知りましたが、うたごえ喫茶では古くから歌われてきた労働歌で、坂本九ちゃんも歌っています。 人生には辛い時、苦しい時、悲しい時もあるでしょう。 そんな時に『話してみようよ 語りあおうよ つもりつもった 胸のうちを…』と語りかけてくれる、心温まる曲です。 近ごろ話題になった『AIに相談する』 今風と言ってしまえばそれまででしょうが、この歌をそんな若者たちにも聴いて欲しいと思ってしまいます。

 「お菓子と娘」 作詞 西條八十、作曲 橋本国彦 の1928年(昭和3年)に作られた日本の歌曲で、合唱曲としても広く歌われています。 ラウムのクラシク歌集『70』にも収められている品の良い曲です。 西條八十がパリ留学中に見聞した光景が織り込まれています。 若いパリジェンヌが街中でエクレール(エクレア)を『腰もかけずに むしゃむしゃと 食べて口拭く…』なんてことは、当時の日本の女性からすれば『はしたない』ことこの上無かったのでしょうね。
『ラマルチーヌの銅像の…』とある、『ラマルチーヌ』とは、19世紀のフランスロマン派の代表的な詩人 アルフォンス・ド・ラマルティーヌのことで、西條八十が留学していた当時はブロンズの座像があったのですが、現在は石の立像になっているそうです。 
 私がこの曲で最も好きなフレーズは『ボンジュール』 巴里のエスプリを感じます(๑>◡<๑)

 次のリクエスト者はいつもご夫婦で参加のダンナ様。『今日は家内の誕生日なんで…』と、ちょっぴり照れながら愛妻家ぶりを披露されたので、急遽全員で「Happy  Birthday to You …」を歌ってお祝いしました🎂 そしてリクエストは「陽気に生きようこの人生をさ」 この曲の作詞 作曲の宮沢勝之氏は今でもコンサート活動やSNSを通して、『愛と平和』のメッセージを届け続けているシンガー・ソング・ライターです。 この歌はタイトル通りとても明るく、陽気な人生の応援歌です。 『夢が夢があるから うたおうじゃないか…』のところは、メロディにのって思わず踊り出したくなるような素敵なフレーズです。   『歌声サロン』の主旨にもピッタリですね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 その奥様からは、『悲しいことがおありだったので…』と、先日愛妻を亡くした中村雅俊氏の気持ちに寄り添うようにリクエストされた「ふれあい」 とても辛い中『俺たちの旅』コンサートツアーには、仲間と共に参加されるようです。 この歌は青春ドラマから生まれたのですが、AI世代にも是非聴いて欲しい1曲です。

 『さっき「恋はみずいろ」が出たので…』とリクエストされたのは「水色の恋」(笑)    思わず『まりちゃんですね』と返してしまいましたが、『白雪姫』だった頃の天地真理の1971年(昭和46年)のデビューシングルです。 可愛らしい容姿と伸びやかな歌声で当時の男子をメロメロにしていましたね(*^_^*)      アイドルもいける(笑)、歌のレンジの広いリクエスト者のリードで。

 童謡「おかあさん」 小さい頃に誰もが歌ったことでしょう。『おかあさん…』と呼びかける子ども。『なあに…』と応える母親。 この歌の歌詞はこの『なあに』以外は全部子どものセリフです。 
 『おかあさんて いいにおい…』 歌いながらそれぞれのお母さんの匂いを思い出されていたのではないでしょうか? 私の母はお洒落な人だったので『お化粧品のにおい』かも? 香(かぐわ)しく漂うような中田喜直の旋律も秀逸です。

 「Danny  Boy」 前回から取り入れた洋楽の100歌集からのリクエストです。 アイルランド民謡の「ロンドンデリーエアー」の旋律に、イングランドの弁護士、フレデリック・ウェザリーが歌詞を付けて作られました。 美しいメロディは誰にも親しみやすく、広く歌われてきましたが、英語の歌詞は、女性が男性(Danny)に別れを告げているように思われますが、広義では戦地に赴く息子や孫を送り出す、と云う解釈もできるようです。 リクエスト者の巧みな英語のリードで歌いました。

 ここで前半終了です。 この日もたくさんの差し入れを頂きながらしばし歓談の時を(^∇^)

 後半は、100歌集から「As time goes by」でリスタート。 選曲した中から順に紹介していくことになり、この曲が最初になりました。
歌詞も全て頭に入っているMr.Mのリードで。 この曲は、1931年にハーマン・フップフェルドがブロードウェイ・ミュージカル『エブリバディズ・ウェルカム(Everybody’s Welcome)』のために作詞・作曲したもので、この劇中では、フランシス・ウィリアムズが歌っていました。 
 この曲が広く知られるようになったのは、1942年制作のハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマン主演の映画『カサブランカ』のテーマ曲として採用されたことによるものでした。 劇中ではサムという名のピアノ弾きが歌いながら演奏していますが、甘いメロディはロマンティックな雰囲気をいやが上にも高めています。 『時が過ぎても』変わらぬ愛を歌っています💕

 リクエストは同じく100歌集より「Amazing Grace」 525歌集にも収録されていますので皆さんよくご存知ですが、この日は英語の歌詞のみで歌いました。 敬虔な気持ちにさせてくれる荘厳な曲です。

 「悲しき天使」 原曲はロシアの「ダローガイ・ドリーンナィユ(長い道を)」と云う曲ですが、1968年にポール・マッカートニーが、18歳のフォーク歌手メリー・ホプキンをプロデュースして「Those were the days」として発表し、世界中で大ヒットしました。 『あの頃が懐かしい』と青春時代を思い出している内容です。 日本語の歌詞は「恋はみずいろ」と同じ漣 健児が書いていますが、『悲しき…』は当時好まれた表現で、そこから「悲しき天使」と云うタイトルになったようです。 どこかフォークロア調のメロディがとても素敵で、個人的には100歌集にこれの英語歌詞が入っていたら、と思ってしまいます。

 「メモリーグラス」 これも久しぶりにリクエストされました。1981年リリースの堀江 淳のデビューシングルです。 作詞 作曲も本人が手掛けていますが、今で言うジェンダーレス的な高音ボイスも人気の一因になりましたね。 歌謡曲っぽい曲調ですが、サビの『ゆらり揺らめいて そうよあたしは ダンシングドール…』のところは、曲の流れに乗って揺らめいている様に感じられます。 

 梅沢富美男「夢芝居」 NHK合唱コンクールの課題曲でもあった「気球にのってどこまでも」 サザンオールスターズ「TSUNAMI」 チェッカーズ「涙のリクエスト」を続けて歌いました。 「気球に…」以外は335歌集からのリクエストでしたが、この歌集を取り入れてちょうど10年になり、収録曲も定着してきたことは嬉しい限りです( ◠‿◠ )

 「The Rose」 100歌集の曲はほとんど洋楽番長のMr.Mが担ってくれますが、私の担当曲もあり、この曲もその1つです。 『本邦初公開です…』と言ったものの、初めて歌うのでちょっぴりドキドキ💓  
 ピアノのシンプルなイントロからゆったりとした曲調で歌われるこの曲は、同名映画の主題歌で、主演のベット・ミドラーが歌いました。 
 『Some say love, it is a …』のフレーズが何度も繰り返し出てきますが、『love(愛)』についてのいろんな解釈を淡々と歌います。 シンプルですが心の琴線に触れる、ひたすらに美しいメロディが徐々に力強くメッセージを伝えていきます。 最後の歌詞が特に印象的なので載せておきます。

  Just remember in the winter  Far beneath the bitter snows  Lies the seed that with the sun’s love  In the spring comes the rose
      (冬には冷たい雪の下に埋もれている種も、春には太陽の愛を受けて美しいバラの花になることを ただ思い出して)

 映画『The Rose』は、伝説のロック・シンガー、ジャニス・ジョプリンをモデルにした歌手ローズの壮絶な生き様を描いたもので、主題歌はまるで『賛美歌のようだ』と、最初はロックにそぐわないと反対されたようですが、穏やかな曲調の中にさまざまな『love』を通して人生の道標を示しています。

 同じく100歌集から「Over the rainbow」 邦題は「虹の彼方に」でお馴染みの、1939年のミュージカル映画『オズの魔法使い』の主題歌で、ジュディ・ガーランドが歌い、アカデミー歌曲賞を受賞しています。 
 『Somewhere over the rainbow …』とメロディアスに歌い始め、『Someday,  I’ll wish upon a star…』からは語るように、ジュディ演ずるドロシーが可愛らしく歌っています。 

 「めだかの兄妹」 珍しいリクエストでした。 1982年の『欽ちゃんのどこまでやるの!(欽どこ)』のエンディングで、出演者の3姉妹『わらべ』によって歌われ、たちまち話題を呼びました。 ほのぼのとした曲調で、ワルツの拍子に合わせて踊る振りも可愛らしくて『新童謡』と呼ばれたそうです。 尚、この曲の編曲は世界の坂本龍一が担当していて、この種の曲のアレンジは初めての坂本 本人は、1週間悩んだと云うエピソードがあります。

 「UFO」 『初めて弾くかも…』と、ピアニストがつぶやきましたが、確かにお初リクエストだったかも? ピンクレディーの6枚目のシングルで、1977年12月にリリースされ、 彼女たちの最大のヒット作品になっています。 作詞 阿久悠、作曲 都倉俊一で、都倉はこの曲で初めてシンセサイザーを使って制作したそうです。 斬新な振り付けも大ヒットに一役買い、1978年の第20回日本レコード大賞を受賞しました。 初めて(たぶん)の曲でしたが皆さんよくご存知で、ピアノアレンジも大胆に演奏され大喝采でした🛸

 「若草の髪飾り」 1973年リリースのチェリッシュの5枚目のシングルで、「UFO」と同じ阿久悠の作詞です。 サビは『ほんの普段着の ウエディングドレス…』と歌われているので、ひと頃結婚式の定番ソングでした。 チェリッシュには、他にも「てんとう虫のサンバ」などウエディングにぴったりな曲が多くあります💒

 「私の子どもたちへ」 岐阜県出身のフォークシンガー 笠木 透の作詞・作曲で、本人はもとより本田路津子等 多くのアーティストにカヴァーされています。 子どもたちに残してやりたい自然を父親の視点から歌っていますが、大切なものは『お金』『名誉』『出世』などでは無く、『空』『山』『川』『土』といった 自然にそこに在る物だと、静かに優しく教えてくれる歌です。 今 世界中で起こっている異常気象は、人間がこれまで自然に対してやってきたことへのしっぺ返しに思えてなりません。 歌詞にあるように『目をとじて』じっくり自然について考える時は…今です! 

 ラストリクエストは「喜びの歌」 日本ではなぜか年末の風物詩になっている「第九」ですが、もちろん年中いつ歌っても構いません。 リクエスト者のリードで、晴れやかに大声量で響き渡りました。
٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و🎶🎶

 本日の『締めの曲』にMr.Mが選んだのは「南の島のハメハメハ大王」 誰もが一度は聴いたことがあるこの曲ですが、1976年に『みんなのうた』で歌われたのが最初です。 作曲は、「青春時代」「愛する人に歌わせないで」「ひなげしの花」「ひとりじゃないの」「時代おくれ」…等 枚挙に暇(いとま)が無い森田公一。多岐にわたる音楽性で活躍している作曲家です。 賑やかに楽しく歌ってお開きに♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 次回は3週間後の6月13日です。 長いと思っていたのですが、もう目の前に迫っています。相変わらずのギリギリ執筆(汗)    洋楽も加わって幅広いジャンルの曲を楽しめるのは何よりですが、お初の曲はしっかり紹介したいので、調べるのにも時間がかかり… と言い訳しつつ、今回もなんとか仕上がった次第です。

曲目も増えて、楽しさもアップ٩( ᐛ )و  
是非歌いに来てくださいね〜(╹◡╹)

                                          神田陽子



 
2026年5月22日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 26年5月9日のご報告~ 神田陽子

  新緑の5月、1年で一番爽やかな季節がやって参りました🌿…と思う間もなく、いきなり30℃超えという『夏日』到来💦 しかも朝晩との寒暖差は大きくなるばかり(^_^;)   体調管理も儘(まま)ならぬ… そんな日々が続いていますが、5月初の土曜歌声はそこそこのお天気に恵まれて開催されました。


 今期の朝ドラ『風、薫る』を思わせるような曲、「若葉」をファーストソングに選びました。 『かおる かおる 若葉がかおる…』と歌っていると、あたかも森林浴をしているような気分になりますね( ◠‿◠ )

 リクエストは「森の小人」 可愛らしい曲調の童謡ですが、この曲には紆余曲折の歴史があります。 作曲の山本雅之の作った旋律は、元は「蟻の進軍」という戦時歌謡向けのものでした。 しかし、当時日本軍は南方戦線において連戦連勝を続けていたので、『蟻』ではまずい、となり、レコード化が見送られたそうです。 その後、調子の良いお囃子部分を生かせるようにと改作されたのが、当時日本の委任統治領であったパラオの『夜祭』をモチーフにした「土人のお祭り」という曲でした。 この曲は1941年(昭和16年)にレコード化され発売されましたが、それほど一般受けしなかったようです。 
 戦後、子ども向けの楽曲として再度改作され、その際『土人』という表現は差別的であるとして、『土人』→『小人』『椰子』→『森』『パラオ島』→『夢の国』と書き直され、題名も「森の小人」とされました。 リズミカルで楽しい雰囲気の曲なので、幼児教育の現場でもお遊戯の題材として使われてきました。 近年『小人』も差別的だとする向きもあるそうですが、それこそ言葉狩りのナンセンス極まりない風潮です。 

 定期的にリクエストされる「さくら貝の歌」 インパクトの強いピアノのイントロも人気の秘訣のようですが、余韻を残す切ない恋の唄です。

 「今はもうだれも」 ずっとアリスのオリジナルだと思っていましたが、実は1969年にフォークグループ、ウッディ・ウーがリリースしたのが初版です。 作詞 作曲の佐竹俊郎はウッディ・ウーのリーダーでした。 1975年にアリスがカヴァーしてヒットした後に、ウッディ・ウーも『オリジナル本命盤』として再度リリースしています。
 『今はもうだれも〜…』と、いわゆる『サビ』で始まる『サビ頭』の曲ですが、本家のフォーク調をアリスのドラマー 矢沢透がロック調にアレンジしました。

 「Believe」 当サロンでもとても人気のある1曲です。 『生きもの地球紀行』の3代目エンディングテーマとして発表されましたが、その後多くの作曲家や編曲家が合唱形式にアレンジして、学校音楽教育の現場で広く用いられてきました。 卒業式・卒園式で歌われることも多い曲ですが、ドラマ内で出演者たちに歌われるケースがままあります。
『I  believe  in  future  信じてる…』のエンディングフレーズは、優しく心の奥に響きます(^∇^)

 ロシア民謡「カリンカ」 『カリンカ』は赤い実をつけるセイヨウカンボクという樹木で、韻を踏んで出てくる『マリンカ』は木苺(ラズベリー)のことだそうです。 ロシア語の原曲では恋の歌も含まれていますが、日本語の歌詞は少しとぼけた感じですね。 525歌集の歌詞は『熊さん 熊さん お願いだから 私の牛には ふれないで…』で終わっていますが、実はこの後にもう一節あって『お乳をしぼり 飲ませるから 私の牛には ふれないで…』と続いていました。 
 Mr.Mのリードと共に、短歌会館じゅうに大声量が響き渡っていました((o(^∇^)o))🎶

 「たんぽぽ」 久しぶりに来てくれた私の高校の同級生からのリクエストでした。 私はこの曲をラウムで覚えましたが、元小学校の教諭だった彼女は、手話を使って子どもたちと歌ったことがあるそうです。
 『歌いながら泣きそうになっちゃった…』とあとで言っていましたが、本当に歌っていると心が温かくなってジーンとしてきますね
(ᵔᴥᵔ)     作詞の門倉訣(さとし)は、同じく525歌集収録の「青春」の歌詞も書いていますが、いずれも『うたごえ運動』から広がった曲です。

 「青葉城恋唄」 1978年、さとう宗幸のメジャー・デビュー曲としてリリースされ、作曲はさとう自身が担っています。 穏やかな曲調で、仙台の風景の描写と失恋の切なさを唄っています。 『杜の都』という仙台の雅(みやび)な呼称を広く知らしめる役割も果たしました。 

 この日より、洋楽歌集『JAZZ &POPS 100』(通称100)の使用を開始致しました。 記念すべき100歌集からのリクエスト1曲目は「My Blue Heaven (私の青空)」(#^.^#)   日本語と英語の両方で歌いました。 
 100歌集は基本英語の歌詞で歌いますが、日本語の歌詞も併記されている曲に関しては、ご希望次第で両方で歌います。 この曲、日本語版はエノケンこと榎本健一が歌ったものが有名ですが、堀内敬三の訳詞の一節、『狭いながらも 楽しい わが家…』は、マイホーム主義を標榜するフレーズとしてよく知られています。 原曲は1928年、ジーン・オースティンの歌唱で大ヒットし、以後多くのアーティストによって歌われているアメリカのスタンダード・ナンバーです。 『We’re  so  happy  in  my  Blue  Heaven…』『私の青い天国(我が家のことでしょう) で、私たちはとても幸せ…』 オリジナルもやっぱりマイホームの歌ですね🏠

 「ふれあい」 1974年リリースの中村雅俊のデビュー・シングルで、この曲は中村雅俊主演のドラマ『われら青春』の挿入歌でした。 下駄履きのバンカラな高校教師がギターの弾き語りで歌う… そんな素朴なスタイルが当時流行りましたね。 『悲しみに 出会うたび あの人を 思い出す…』 先ごろ最愛の妻を亡くした中村雅俊ですが、このフレーズが悲しみを倍化させるように思われ切ないです。
 SNSつながりが友だち関係の主流のような昨今の風潮ですが、何故か昭和の歌も若者には人気のようです。 『何気ない 心のふれあいが 幸せを 連れてくる…』『ひとはみな 一人では 生きてゆけない ものだから…』 時代は変わろうとも、人が求めるものはこれらのフレーズに凝縮しているのではないでしょうか?

 今日お初参加のお客様からのリクエストは「糸」 もはや日本のスタンダードである中島みゆきの珠玉の1曲です。 1998年にドラマ『聖者の行進』で「命の別名」と共にテーマソングとして使われ人気が出ましたが、元は1992年のアルバム『EAST ASIA』の収録曲でした。
 その後多くのアーティストが独自のアレンジで歌うようになり、歌詞・メロディの素晴らしさが広く認知されてきました。 人と人との出逢いを縦糸と横糸が織りなす布に擬(なぞら)え、『逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます…』と綴る感性が素晴らしいです。

 お久しぶりのハモリ姫からは「異邦人」 この日も幾度かきれいなハーモニーを付けてくださいました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪      久保田早紀の唯一のヒット曲であるこの曲も根強い人気を誇っています。 エキゾティックな曲調はあたかもシルクロードへ誘(いざな)ってくれるように感じられます。

 本日2曲目の100歌集よりリクエスト「Unchained Melody」 1990年公開の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』の主題歌として、ライチャス・ブラザーズが歌って大ヒットしましたが、元は1955年の刑務所映画『アンチェインド』の主題歌として作られました。 『unchained』は『解放される』という意味ですが、歌詞の中にはこの言葉は入っていません。 『I’ve hungered  for your touch…』(ずっとあなたに触れることを渇望してきた)のフレーズに、刑務所に収監されて愛しい人に触れられない囚人と、死んで幽霊になってしまった恋人に触れられない彼女…
2人のもどかしい感情がリンクして、この曲にぴったりですね。
リクエスト者のリードで。

 お次はMr.Mのお知り合いで、土曜歌声はお初の方からのリクエスト「少年時代」 年間リクエストの上位に入る人気曲です。 井上陽水の歌詞も旋律も本当に素敵な曲ですが、『風あざみ』『宵かがり』などの言葉は陽水の造語で、そのワードセンスにひたすら感動です。

 ここで前半終了。 この日は体調イマイチで参加は見送られた常連のお客様からの差し入れなど頂きながら、しばし歓談の時を。

 後半は、本日よりお披露目の洋楽歌集100から、紹介曲「Smile」をMr.Mのリードでリスタート。  1936年公開の、チャップリン主演映画『モダン・タイムズ』で使用された、チャップリン自身の作曲によるインストゥルメンタルのテーマ曲です。 その後1954年に、この美しい旋律に歌詞がつけられ、ナット・キング・コールによって歌われました。 トニー・ベネット、ペトゥラ・クラーク、ナタリー・コール、ジュディ・ガーランド、ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー…等、数え切れないほどの有名アーティストがこの曲を歌っていますが、2002年に、エルヴィス・コステロ バージョンが、ドラマ『空から降る一億の星』のエンディングに使われヒットしました。 
『Smile〜(笑って)…』と優しく語りかけるフレーズが何度も出てきます。 『You’ll  find  that  life  is  still  worthwhile   If  you’ll  just  smile… 』(ただ笑ってくれるなら、人生はまだそんなに捨てたもんじゃないことが分かるよ)    歌詞もメロディも、言葉にできないほど心に沁みますね
( ◠‿◠ ) 
 喜劇王チャップリンは作曲の才能にも秀でており、『ライムライト』の主題歌「Eternally」も作曲しています。

 リクエストは、同じく100歌集より「Beautiful  Dreamer」 日本語では「夢路より」 アメリカの作曲家フォスターの死の直前の作品です。この頃のフォスターは貧困を窮(きわ)め、アルコール依存症に苦しむ悲惨な生活を送っていたと言われますが、そんな生活の中でもこんなに清らかな、心が浄化されるような曲が書けたのですね。 『美しき夢見る人』とは誰のことだったのでしょうか?

 ちあきなおみ「喝采」 谷村新司・加山雄三「サライ」 坂本九「心の瞳」 小林旭「熱き心に」 ピンキーとキラーズ「恋の季節」の5曲を続けて歌いました。 どれもよくリクエストされる曲です。 曲調も音域も違うこれらの曲を次々と歌っていくのはなかなか大変なのですが、そこは歌好きの皆さんのこと、楽しんで歌われているご様子を嬉しく思います♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪       何度も出てくるサビの部分が高いので、今回から「サライ」のキーは少し下げてもらいました。 そうなると出だしの低い部分が歌えない… ホント音域の広い曲ですf^_^;

 「青い山脈」 1949年に発売された、作詞 西條八十、作曲 服部良一、歌唱 藤山一郎・奈良光枝 の楽曲で、石坂洋次郎原作の同名映画の主題歌です。 戦後の復興期に作られたこの曲は、軍国主義の重苦しい呪縛から解き放たれた喜びが溢れているような明るく爽やかな曲調で、みんなで歌うのにぴったりなので以前はよくリクエストされましたが、久しぶりに歌ってみると改めてその良さを感じられますね(#^.^#)

 「道化師のソネット」 さだまさしの名曲ですが、『笑ってよ 君のために〜…』のサビのフレーズは、奇しくもこの日紹介したチャップリンの「Smile」のコンセプトとシンクロしているように感じます。
 この歌は人生を歩んでいく人々を『舟人たち』『山びと達』と表現して、それぞれが背負っている『哀しみ』を救うのは『笑顔』であると綴っています。 美しいメロディと秀逸な歌詞が心を癒してくれる… そんな1曲です。

 「卒業写真」 ユーミンこと荒井由実の作詞 作曲ですが、ここではハイ・ファイ・セットのしっとりバージョンで歌っています。 ユーミンのセルフカヴァーはずっとポップな感じで、メロディラインも若干フェイク気味に歌っていますので、聴き比べてみるのも良いと思います。 

 美空ひばり「川の流れのように」 松田聖子「瑠璃色の地球」の2曲を歌いました。 どちらも人気のある曲ですが、「川の…」は美空ひばりの生前最後のシングルで、人生を謳った壮大なスケールの曲です。 「瑠璃色の…」も単なるラブソングではなく、『ひとつしかない 私たちの星を守りたい…』のフレーズがあることから、こちらも地球規模で世界中の人々へのメッセージも込めて歌われています。 

 100歌集から「If  You  Love  Me」 日本語タイトルは「愛の讃歌」 これぞ究極のラブソングと言えるでしょう。 岩谷時子さんの日本語の歌詞はかなり情熱的な言葉で綴られていますが、 『If you love me, really love me…(もしあなたが私を本当に愛してくれるなら…)』『Then whatever happens, I won’t care…(それなら何が起きても私は構わない…)』 英語の歌詞の方がシンプルでストレートに思われます。
 けれど、『Shall I catch a shooting star ?  Shall I bring it where you are?   If you want me to, I will…』 (あなたが望むなら、流れ星を捕らえて、あなたがいる所へ持っていくわ…) の荒唐無稽な表現はいかにも、な感じですが…(╹◡╹) リクエスト者の見事なリードで歌いました。

 「白い色は恋人の色」 ベッツィ&クリスの1969年のヒット曲で、外国人独特のアクセント強めの歌い方と美しいハーモニーが印象的でした。 近ごろこの曲の替え歌がCMで流れているので、メロディを耳にする機会も多いですね。

 本日のラストソングは「ラストダンスは私と」 Mr.Mのリードで甘いムードの中(?)、お開きとなりました。 
 この日より使用開始の『洋楽歌集100』 リクエストと紹介曲で何曲か歌いましたが、お楽しみ頂けたでしょうか? これからどんな曲がリクエストされるのか? 私たちもワクワク・ドキドキです(๑・̑◡・̑๑)

 次回は5月23日。 梅雨入りした地方もありますが、今年の梅雨も予報によると『降る時はどしゃぶり☔️』だそうです。 昔の梅雨は『しとしと』としめやかに降る雨でしたよね? 英語の慣用句では『どしゃぶり』は、『It’s raining cats and dogs.』 今はちょっと古くさい表現みたいですが…

 予報では、お天気はまずまずのようです。
 皆さまのご参加をお待ちしています。

                                          神田陽子



 
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