各地で史上最速の梅雨明け宣言が出たこの日、『暑サニモマケヌ』たくさんのお客様で土曜歌声は賑わいました。
来たるべき夏を代表するような曲「われは海の子」を、発声練習も兼ねて元気に歌い準備万端。 歌声スタートです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪リクエスト1曲目は「小さな木の実」 原曲はビゼー作曲の歌劇「美しきパースの娘」で、1年を通してとても人気のある曲です。
「22才の別れ」 伊勢正三が『かぐや姫』時代に、アルバム『三階建の詩』のために書いた2曲の内の1曲(もう1曲は「なごり雪」)でしたが、ドラマ『昨日、悲別で』のエンディングテーマに使われたことをきっかけに、『風』の曲としてシングルカットされました。
この曲が発表された1975年当時は、いわゆる『結婚適齢期』なるものが幅を利かせており、この曲にも『今はただ5年の月日が 永すぎた春と言えるだけです あなたの知らないところへ 嫁いで行く私にとって』の歌詞があります。 5年間付き合った彼はプロポーズしてくれず、親の勧める見合い相手とでも結婚するのでしょうか? そんな状況が想像できるフレーズです。
ビリー・バンバン「さよならをするために」 ロシア民謡「泉のほとり」 松坂慶子「愛の水中花」の、ジャンルも曲想も違う3曲を続けて歌いました。 『寂しげ』『愉快に』『妖艶に』… この3曲の気分を表すならこんなところでしょうか?
「ゆりかご」 作詞 作曲 共に平井康三郎の格調高い子守唄です。 美しい和声が特徴の平井康三郎メロディは、心地良い眠りを誘いそうです。 この曲では詩も書いていますが、平井康三郎は偉大な作曲家で、数多くの管弦楽、室内楽、ピアノ曲、歌曲、合唱曲、童謡を書いている他、校歌もたくさん作曲しています。 この辺りでは、名古屋市立北高等学校、愛知県立千種高等学校、名古屋市立正木小学校の校歌が平井康三郎の作曲です。
「朝はどこから」 1946年(昭和21年)にコロンビアレコードから発売されたラジオ歌謡で、朝日新聞の懸賞応募曲でした。 敗戦直後の日本を励まそうと、朝日新聞が健康的なホームソングを全国に募集。10,526通の応募の中から一等当選となったのがこの曲です。
因みに賞金は一千円でした。 1番『おはよう』 2番『こんにちは』 3番『こんばんは』の歌詞で終わっていますが、戦後の日本復活には、まず元気な挨拶からとの思いでしょうか?
「キエン・セラ」 意味は『誰なの?』 全曲スペイン語のこの曲をリクエスト者の解説、リードで歌いました。 ラテン音楽の代表的な1曲で、トリオ・ロス・パンチョスのカヴァーでヒットしました。 『誰が僕を愛してくれるの?』と情熱的に歌っています。
「夏の思い出」 前回のブログでも書きましたが、江間章子の素敵な歌詞に簡単に曲を付けた中田喜直。 そんな彼に母親が『それはお粗末。直ぐに作り直しなさい。』とダメ出しをしたと云ういきさつがあります。 偉大な作曲家も母親には弱いと云う微笑ましいエピソードですね。
「さそり座の女」 1972年リリースの美川憲一25作目のシングルで、インパクトの強い過激な歌詞で話題を集めました。 モノマネ芸人のコロッケのデフォルメされた歌い方で再ブレークしましたが、実際の『蠍座』の女性たちには嬉しくないヒットだったかも知れません。
「あなたが夜明けをつげる子どもたち」 岐阜県恵那市出身のフォークシンガー 笠木透の曲で、彼は後に『中津川フォークジャンボリー』の企画・運営に携わった人です。
この曲を私はラウムで知りましたが、1977年、生活綴り方など優れた実践で知られる恵那地方の教育の記録映画『夜明けへの道』の主題歌で、うたごえ運動を中心に広まった曲です。
この歌が大好きなリクエスト者は、私の高校の同級生ですが、 『Mr.Mの素敵なお声で聴きたかった。』とのこと。 それを伝えたらご満悦で『心を込めて歌いました。』と。
たとえ辛いことがあっても故郷の山は変わらずそこにあるから、自然への感謝と共に、何より大切なのは『命』であると云うメッセージを、切々と優しいメロディにのせて歌う曲です。
ワードセンス抜群の小椋佳の「さらば青春」を歌ったお次は、文芸歌謡と呼ばれている、三浦洸一の「踊り子」(この歌を十八番(おはこ)にしていらっしゃるお客様、しばらくいらしていませんが…) この日のリクエスト者の優しい歌声でリードして頂きました。 川端康成『伊豆の踊り子』をモチーフに作られているだけあって、文学的な歌詞が素敵です。
中田喜直の「初夏の雨」をしっとり歌い、お次は「I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO (想い出のサンフランシスコ)」を、リクエスト者の見事なリードで、英語で歌いました。
1962年にリリースされたトニー・ベネットの「Once Upon A Time 」のB面として発売されたのですが、A面は全く注目されずに、DJたちはレコードを裏返してB面のこの曲ばかり流したそうです。 そして、その年のグラミー賞で最優秀レコード賞と、最優秀男性ソロ・ヴォーカル賞を受賞したのです🏆 甘い歌声のトニー・ベネットを、先輩歌手のフランク・シナトラは『トニー・ベネットは音楽業界最高の歌手だ。』と絶賛したそうです。
ここで前半終了。 しばし歓談タイムへ。
後半は、小田和正の「woh woh」でリスタート。 この2日前、四日市ドームで開催された小田和正コンサートに参戦した私ですが、当日大好きなこの曲を歌ってくれたので、ここでも紹介させて頂くことに。 おそらくお初曲だったと思います。
またこの曲は、以前度々ラウムの歌声イベントでお世話になったKKRホテルのYさんのお気に入り曲でもありました。 残念なことに今年4月にご病気で亡くなられたYさんを偲んでも歌いました。 短い曲ですが、切なく美しいメロディに、切々と語りかけるような歌詞が素敵な1曲です。
リクエストは「星空のディスタンス」 THE ALFEEのヒット曲ですが、お久しぶりの歌でした。 (転調部分の入りが上手くできなくて… sorry 🙇♀️ )
当サロンでも1、2を争う人気曲、中島みゆきの「糸」、マイペースの「東京」(これも歌詞ののせ方が難しく、勉強必至💦)、 七夕で有名な仙台を舞台にしたさとう宗幸の「青葉城恋唄」、前回もリクエスト頂いた大橋純子の「シルエット・ロマンス」の4曲を続けて歌いました。
「カリンカ」 歌い出しの『あ〜〜〜』の迫力で圧倒されるロシアの歌曲です。 テンポ良く歌い、合間にはサビとでも言うべき『カリンカ カリンカ カリンカマヤ…』をはさみます。
ロシア語の原曲では、カリンカは日本語の『ガマズミ』と云う植物で、マリンカは『キイチゴ』 可愛い女性の比喩で使われているようです。
日本語の歌詞は楽団カチューシャによるもので、『牛飼いの日常』みたくなっていて、『森の中から熊が出た』なんてフレーズがあり、その熊に『私の牛にはふれないで』と懇願している… なんとも摩訶不思議なものになっています(笑) 兎にも角にも、声量MAXの歌声で大盛り上がりでした♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
「サライ」 この歌も最初は抑え気味の穏やかな曲調で始まりますが、徐々に盛り上がり、ラストでは「カリンカ」に匹敵するくらい歌い上げて終わります。 故谷村新司さんのこの名曲は、今後も未来永劫歌い継がれていくことでしょう。
「いのちの歌」「カリンカ」「サライ」と声の限り歌い上げた後の、ガラッと曲調の変わったこの歌。 度々紹介曲としても歌ってきましたが、文字通り『命の大切さ』を切々と訴える曲です。 作詞のMiyabiとは、竹内まりやのことです。 朝ドラ『だんだん』で双子の茉奈 佳奈ちゃんが歌っていましたが、竹内まりや本人もセルフカヴァーしています。
この曲については、このブログでも何度も取り上げていますが、『命』と云う深淵なテーマをシンプルな言葉で伝えています。 私は、『本当にだいじなものは 隠れて見えない ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある』のフレーズが特に好きですが、メロディもこの部分だけ独特で印象的です。
「少年時代」 これも年間リクエストの上位に入る人気曲です。 今や日本のスタンダードになっていて、この先もずっと歌い続けられていく1曲でしょう。 井上陽水のワードセンスと、メロディラインが素晴らしいですね。
「ほたる」 私はこの曲をラウムで初めて聴いていまだに音が上手く取れない箇所があるので、335歌集の中の曲ですが、Mr.Mとお客様に頼ってリードしてもらいました。 音楽の時間に習った方も多いそうで、皆さんよくご存知です。
「宇宙戦艦ヤマト」 特徴的なイントロで始まるこの曲も時々リクエストされますが、力強く歌って、歌い終わると気持ちがスカッとしている…そんな1曲です。 ピアノ一台の伴奏も、オーケストラ並みの迫力で盛り上げてくれます🎹
「乾杯」 長渕剛の名曲です。 久しぶりのリクエストでした。 彼が結婚する友人のために作った曲で、独特の声と歌い方で結婚という人生の大きな節目を祝い、応援する内容になっています。 決して大袈裟な歌い方ではなく、『乾杯…』と云うサビの部分では、むしろ抑えた低音で歌うのですが、却ってそれが実直に気持ちを伝えている様で、この曲の素晴らしさが際立ちます。
「京都慕情」 渚ゆう子が歌った『京都シリーズ』第2弾ですが、これもベンチャーズのインストゥルメンタル曲に林春生が歌詞を付けたカヴァー曲です。 外国人が作曲したとは思えない、日本情緒に溢れた曲調で人気を博しました。
「サボテンの花」 財津和夫の大ヒット曲で、フジテレビ系列のドラマ『ひとつ屋根の下』の主題歌として知られています。 歌に出てくるフレーズのいくつかは、財津和夫自身の体験から書かれているようですが、『恋は今終わった』とあるので、結果的には失恋の思い出になっているのでしょうか?
ラストリクエストは 「人を恋うるの歌」 作詞の与謝野鉄幹は『明星』を創刊して、北原白秋、吉井勇、石川啄木などを見出し、ロマン主義の中心的な役割を果たした日本の歌人です。 『君死にたまふことなかれ』で有名な与謝野晶子は3番目の妻です。
この曲ですが実は16番まであって、525歌集には、1番、2番、4番が収められています。
『妻』『友』への鉄幹の理想を書き連ねていますが、後半の詩には鉄幹の代名詞『ますらおぶり』も散見されます。
お別れ曲は、『さくらんぼの季節なので…』と、Mr.M選曲の「バラ色のさくらんぼの木と白いりんごの木」 軽快な曲にのって爽やかにお開きとなりました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
次回は変則開催で1週間後の7月5日(はい、もう本日です(≧∇≦)) この1週間、猛暑に見舞われ、早、梅雨も明けてしまいました。
今日も酷暑の予報です💦💦 暑さ対策(特に水分補給)万全に、お気をつけていらして下さいね☀️ 女性は昔から日傘を持参してきましたが、近頃は男性も日傘を差すそうな☂️ 熱中症予防には大いにご推奨です。 ( ただ、持ち慣れてないと、どこかに忘れてくる危険性も…)
神田陽子