去る2/16、電気文化会館で開催された平山晶子のコンサートに関しての記事を「mitake つれづれなる抄」で見かけたので、このブログの作者にご承諾を得て掲載する次第です。
昨日は名古屋伏見のザ・コンサートホールで、平山晶子室内楽シリーズVol.1として「ドヴォルザークへの旅 ~シュターミッツカルテットと共に~」があり、拝聴して参りました。ピアノの平山さんはランの館でお馴染みの方、シュターミッツカルテットはチェコ共和国の弦楽団で、2月は日本で演奏を行っていらっしゃいます。
コンサートの演奏曲目です。午後7時の開演。
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調 Op.90 「ドゥムキー」
弦楽四重奏曲第12番へ短調 Op.96 「アメリカ」
ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81
アンコールとしてOp.81の一部
ピアノとヴァイオリン一つによるユーモレスク
演奏時間は各曲30分~35分の大作でアンコールを終えた終演時間は午後9時10分。2番目と3番目の間が休憩で、その間にワインのサービスがあったそうですが、ゆっくり席を立ったりロビーで知っている方と話をしたりとで、ワインにはありつけませんでした。(悲)
さて演奏です。一言「素晴らしすぎる」。これに尽きます。シュターミッツカルテットの皆様、ゆったり余裕が見えても演奏そのものは真剣。そして演奏の技法と言っていいのかな、とても柔らかく私の好みです。これは余裕なのか特質なのか、日本の和楽でいう間(ま)の取り方がとても私の呼吸と合って、もう一度このピアノ演奏者との組み合わせで拝聴したいものです。
二番目の「アメリカ」というのは事前のチラシには掲載されず、当日始めて知りました。他の二曲は事前に音源を探し聴いてみましたが、ピアノ三重奏曲はドヴォルザークらしさが感じられる重みのある曲。五重奏曲Op.81のスラブ風のテンポがとても色鮮やかで、重みのある曲調の中に機敏さが感じられとても聴き心地のいい曲です。
そして演奏者、特にピアノ演奏者が要所要所毎にヴァイオリンの方を見ることです。当然間をはかっているのですけど、これいいですね。坦々と演奏するのかと思いきや、あれだけ間をはかって頂ければ、それは素晴らし過ぎる演奏になるものです。〜中略〜
***追記
アンコールのユーモレスクはピアノと第一ヴァイオリンの二人で演奏。演奏が終わって万雷の拍手喝采を受け一度控えへ戻り、次また出ようとした際、ピアノの平山さんが出たところで舞台の扉閉められてしまいました。会場爆笑。これ、一人で「喝采受けよ」か或いは「ピアノソロをアンコールとして演奏せよ」ということだったのか。もう彼女はスターです。
元記事はこちらです。
平山よりお礼のハガキはこちら。