2010年6月20日日曜日
mitakeつれづれなる抄 のブログより

クラリネット・ヴィオラ・ピアノによる三重奏
 昨日6月9日は、東新町の宗次(むねつぐ)ホールで、クラリネットの浅井崇子さん、ヴィオラの小林伊津子さん、ピアノの平山晶子さん演奏による、「三人の名手ぬよる珠玉の名曲 クラリネット・ヴィオラ・ピア ノによる三重奏」があり、拝聴して参りました。

 その前に宗次ホールは、私がちょくちょく頂くCoCo壱番屋の創業者宗次徳二さんが、商売が成功し、その財を社会の為に役立てたい、そして名古屋では不足がちな若手演奏家の為にクラッシック演奏の場を提供したい、という意思で私財を投じて三年前に開館した新しいホールです。

 で、三人の名手ぬよる珠玉の名曲です。ピアノの演奏者さんより紹介を頂き、珍しい曲ばかり用意したから来て、とチラシを見たら、まぁ見事に知らない曲ばかりでした。尤もクラシックの曲なんて私の知っている方が少ないですけどね。

 当日の演奏曲目です。

a.. エルガー
愛の挨拶
b.. モーツァルト
ピアノ・クラリネット・とヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498
c.. ブルッフ
8つの小品 op.83より
 6,夜想曲
 2,アレグロ・コン・モート
 3,アンダンテ・コン・モート
d.. シューマン
幻想小曲集 op.73より
 1,静かに、感情を込めて
 3,急速に、燃えるように
e.. シューマン
おとぎ話 op.132
f.. (アンコールとして)モンティ
チャルダッシュ
 最初の愛の挨拶とアンコールのチャルダッシュ以外は、知らない曲ばかりですね。ヴィオラの小林伊津子さんから曲の説明があり、そんな知られていない曲、演奏機会が極端に少ながら良い曲をお届けしたいと仰られた通り、爽やかな余韻が残る曲ばかりでした。

 二番目のモーツァルトの曲、全部で三楽章、最初の小節だけで一発でモーツァルトらしいメロディが感じられました。軽快で弾みたくなるような演奏ですね。確かにこの楽器での演奏機会はそう多くはなさそうですが、しかし世に聴かせる機会が少ないのは惜しい曲です。

 ブルッフの曲。ブルッフ、ピティナ(ピアノ指導者協会)のHPに載っていました。1838~1920のドイツの作曲家で、また楽団の指揮も勤められたとのこと。この曲は「8つの」とあるとおり8つの小品からなる曲で、全部演奏すると50分かかるそうで、今回はあえて選んだ3曲を、聞いてほしい順番にして、6、2、3の順番に楽章を並べたということです。またこの「8つの小品」は作曲されてから今年で100年だそうです。最初の第6楽章は重く感じ、そして色鮮やかな第3楽章と続くのは、いいチョイスですね。ぜひ50分の全楽章を聴いてみたいです。

 そして続くシューマンの曲が2曲。幻想小曲集は1,をヴィオラとピアノで、3,をクラリネットとピアノでの演奏。楽器の持ち味を協調した演奏でした。おとぎ話は、私が聴いた印象では、日本的な御伽噺というよりむしろ授業を受けているような、そんな「お諭し話」のような感じがしました。第四楽章は「生き生きと、力強く」という副題で、シューマンの魅力が存分に活かせた曲だった様に思います。そして演奏者さんもノリノリで、終演の拍手もとても大きいものでした。

 それにしても毎度感じておりますが、いい演奏ですね。正直申しますと、今回は私があまりにも知らない曲でしたので演奏に伺うのは敷居が高いと思っておりました。現に足を引きずって歩いています。分ってはいてもそれは私の「知っている曲への安心感」という一つの殻ですね。でも演奏の機会があれば、やはり一回でも多くの曲に触れ、そして作曲者の想い、演奏者の演奏における心を感じとらねばならないと思いました。

 アンコールで演奏されたチャルダッシュ。主旋律をクラリネットの浅井さんが演奏。ヴィオラは低音の魅力で音を添え、そしてピアノで伴奏と、よく聴くチャルダッシュですが、また違った趣がありました。

 最後ですが、ピアノの平山さん、ここ宗次ホールのスタンウェイ(ピアノ)とは相性が良いのでしょうか、スタンウェイから発せられる音が実にいいですね。私の琴線に触れます。それと平山さん、何かありました?今回は妙に綺麗でした(これまで以上に、ですよ~)。いやそんなところばかり見てたのではないですが、気になってしまいました。

演奏時間:19時始まり、休憩を入れて約1時間40分。

(作者には承諾を得て掲載)



 
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