2019年1月30日水曜日
1月26日・土曜~ラウム日響での歌声~神田陽子


126日のラウム日響土曜歌声は、小雪も舞い散る寒い寒い日の開催となりました。

 前回は特別デーの趣きでしたが、今回は通常モードでお送り致しました。
 常連のお客様方を中心に、お久しぶりのお客様、初めてのお客様、皆さんで楽しく歌いました。

 ファーストソングには、525歌集から私のお気に入り曲「心の窓に灯火を」を選びました。 3番の最後だけ余韻を残した旋律になっていて、そこが何とも言えず美しく、さすが中田喜直だと思わせてくれます。

 リクエストの最初はこれも525歌集からでしたが、「こもりうた」とだけ記されている曲です。作詞 野上彰、作曲 團伊玖磨 のとても優しい子守唄です。
 歌集には3番までしか載っていませんが、フルコーラスだと5番まであり、4番まで子どもが「  」でお母さんに話し掛ける歌詞があるのですが、5番は「・・・・・」となっており、子どもが眠ってしまったことが解るストーリーになっています。 この部分はハミングで歌うのですが、美しいメロディーラインと相まって本当に素敵な歌です。

 さてお次はお久しぶりのお客様から、335歌集のお気に入り曲「翼」が出されました。
 作詞作曲は世界の武満 徹。 これもまた素晴らしい曲です。

 期せずして、日本の大作曲家たちの曲が3曲続きましたが、どれも歌声サロンで永遠に歌い継がれて行く唄だと思います。

 今回もいろいろなリクエストを頂きましたが、525歌集からいわゆる「歌声喫茶」の曲も多数出ました。
 「たんぽぽ」「青春」「陽気に生きようこの人生をさ」「私の子どもたちへ」等は、私の未知の曲もあり、皆さんが歌って下さり教えて頂きました。

 前で皆んなで歌うのは、歌声本来のスタイルを踏襲しているようで、自然にリズムを取りながら、自由に歌われている皆さんを見ていると本当に嬉しくなります。
 歌うことで、脳内から若返り物資が出ているのでは?  と思えるくらい若々しい歌声を響かせて頂きました()

 335歌集からは、「Time goes by 」「五番街のマリーへ」「さびしいカシの木」「いのちの歌」「春よ、来い」「街の灯り」「やさしさに包まれたなら」などがリクエストされました。
  
 近頃いつもいらして下さる女性のお客様は、素晴らしいソプラノで「インシャラー」「ホフマンの舟歌」をリードして下さいました。

 525歌集の「蛙」「ダイアナ」といった外国曲も歌い、改めて歌集のラインナップの広さを痛感しました。  日本語と英語の歌詞が織り混ざっている「ダイアナ」は難しいです。

 Believe」「栄冠は君に輝く」「はるかな友に」等も歌い、紹介曲に「にほん昔ばなし」を選んだのは、先日訃報を聞いた市原悦子さんを偲んでのことでした。   女優としてはもちろん、あの独特の声でナレーションや、声優としても誰をも魅了し続けて来た方ですが、「まんが日本昔ばなし」での常田富士男さんとの絶妙のコンビは忘れられません。

 「ハナミズキ」を歌い、ラストソングには、わらべの「もしも明日が...」を選びました。
「欽ちゃんのどこまでやるの?」いわゆる「きんどこ」の挿入歌として歌われていましたが、97万枚の大ヒット曲になっている曲です。

  終始アットホームな雰囲気で今回の歌声もお開きとなりましたが、皆様にとって居心地の良い空間であるようにと常に願っています。
 今回初めていらしたお客様は、「今日は様子見なので、、」とリクエストは出されなかったのですが、楽しそうに歌われていたので良かったです。また是非お越し下さい。

 次回は、29日です。 1年で最も寒い2月。インフルエンザもまだまだ猛威を奮っています。かく言う私も先週、インフル患者になっていました。予防接種受けていたのに、です。
 どうか皆様もくれぐれもご自愛下さり、また元気に歌いにいらして下さい。

                                                                             神田陽子




 
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