2019年2月14日木曜日
2月9日のラウム日響歌声(3階にて)~神田陽子


29日の日響土曜歌声は、またまた寒い日の開催となりました。
三連休初日に当たることもあり、今夜は少数精鋭の日となるだろう、との予想通り、常連中の常連の皆様に来て頂き、いつも以上に和気あいあいの歌声となりました。

 女性客の方々からは、プレバレンタインでチョコレートの差し入れもあり、休憩中はカーリングチームさながら、「 もぐもぐタイム 」を楽しみました(

 人数の多寡に関わらず、歌う曲数は毎回あまり変わりません。 けれど、少ない人数の時には気持ちの上で余裕があることは確かです。 お喋りもはさみながら、のんびり進行してゆけます。

 寒い冬の歌を探していて見つけたのが「越冬つばめ」  ファーストソングに選び歌い始めました。   「 ヒュ〜ルリ〜  ヒュ〜ルリ〜ララ〜 」 つばめが本当にこう啼くのかは定かではありませんが、報われない恋の切なさは十分に伝わりますね。

 さてリクエストタイムに入り、「雨の物語」「神田川」「サボテンの花」と、ニューミュージックが3曲続いたところで、お次は「景気良くいきましょう!」と、195歌集から「お富さん」 思わず手拍子も出る盛り上がりです。
 前々から不思議な歌詞だと思っていましたが、リクエスト者自ら歌って解説もして下さり、元々は歌舞伎の「切られ与三郎」からの引用だと云うことも初めて知りました。
 興味がわいてちょっと調べてみたら、1954年に春日八郎が歌って大ヒットさせたこの歌、当初は岡晴夫が歌う予定だったとか。
  後に、青江三奈や都はるみもカバーして歌っているそうですが、特筆すべきは1977年に、何と外国人アーティストのエボニー・ウェブによって、「ディスコお富さん」と云うディスコサウンドにもなっていることですね。

 「星影のワルツ」も195歌集に入っていますが、これも久しぶりのリクエストでした。

 一度開くと同じ歌集からリクエストが続くのは一つのパターンですが、お次も195歌集から「もしもピアノが弾けたなら」が出されました。
 ピアノを存分にフィーチャーしたこの曲を熱唱した後、近頃、ピアノレッスンを受ける年配者が増えていることに絡めて、おじ様方に「ピアノ弾いてみたいですか?」と尋ねたところ、皆さん「弾いてみたいです。」とのお応え。 ピアニスト二人も「是非!」と勧めており、指を動かすことは脳を活性化するので老化防止にもなる、と話が盛り上がっておりました。
 
 そんな時ふと私の脳裏に浮かんだエピソード。
 今から20数年前、還暦を迎えたラウム創設者の池辺さん。 還暦を期に何かお稽古事を始めようと、選んだのがピアノレッスンでした。
 お家で練習するのは憚られる、とのことで新栄のとあるビルの1室を借り、グランドピアノを置いてレッスン室にした次第。 そんないきさつを、当時同じカルチャーセンターにいた私は驚きを持って聞いたものです。
 その後練習の成果は上がり発表会に出られたり、レッスン室には通信カラオケを入れたり、そこで私たちも遊ばせてもらっていましたが、、、
 レッスン室だけにしておくのはいかにも惜しいと、広いビルの1室を有効利用しようと始められたのが「歌声サロン」、そう現在のラウムです。
 つまり、今私たちが思い切り好きな歌を歌えるのは、元を正せば池辺さんのピアノレッスンにたどり着くわけです🎹    奇跡的な決心に改めて感謝ですね ( )♪♪♪
 ラウム誕生秘話、ご本人の了承を得て今回披露しました。  

 「大阪ラプソディ」「歌えバンバン」「かわいいあの娘」は陽気に、「どこまでも幸せを求めて」「いい日旅立ち」「赤いハイヒール」は少しセンチメンタルに歌いました。

 先程「お富さん」のお客様、「田原坂」「武田節」を自ら歌い、歴史への造詣も深くしっかり解説して頂きました。

  今回はトークも多く交えて、様々な歌を歌いました。
 松山千春の「大空と大地の中で」に続き、先回同様「もしも明日が」でお別れしました。

 次回は223日。この日は皇太子様のお誕生日。来年からは新天皇誕生日になるのですね。
 
 私も失念しておりましたが、23月は3階の部屋での開催となります。 案内も出ておりましたが、今日迷われた方には申し訳ありませんでした。
 
 では、またお元気に歌いに来て下さい。
    
                                                           神田陽子

 





 
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