2021年7月22日木曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~報告~神田陽子

 

 710日の土曜歌声はたくさんのお客様に来て頂き、コロナ感染対策をしつつ心ゆくまで歌を楽しめるひと時となりました。 

 紹介曲には525歌集から「夏は来ぬ」と「茶つみ」を選び、ふだんなかなか口ずさむ機会の無い唱歌を楽しんで頂きました。

 リクエスト1曲目は、お初のお客様から「緑のそよ風」を頂き、はずむようなメロディのこの歌で明るいムードが生まれました。

 お次はこれも初めてのお客様から「ふるさと」 これぞ日本人のソウルソングと言える歌ですが、歌いながらそれぞれの故郷へ想いを馳せていらっしゃったのでは? 

 歌い終わって何人かの方に故郷をお尋ねしましたが、北海道、青森、徳島、、と様々な出身地の方が、今はこの名古屋の地で一緒に歌っているご縁を嬉しく思いました。

 リクエストは「青葉城恋歌」「遠い世界に」に続いて、次の「砂山」を出されたのは先回もご紹介した卒寿を迎えられる素敵な女性。中山晋平バージョンで歌いました。

 「南国土佐を後にして」をリクエストされたのは、先ごろ四国にお里帰りされていた常連の男性。 いつもは335歌集からのリクエストが多いのですが、「ふるさと」に触発されてのリクエストだったでしょうか?

 「野に咲く花のように」 歌声サロンではよくリクエストされる曲ですが、作曲は先日逝去が伝えられた小林亜星さん。 歌謡曲から、アニメソング、CMソングと実に幅広い曲を手掛けられた方でした。 また惜しい作曲家を失った思いが強いですが、作品はこうやって歌い継がれていくことが作曲家冥利に尽きるのではないでしょうか。

 休憩をはさみ、今日はまだ1曲もリクエストされていない335歌集から「耳をすましてごらん」を選びました。 この曲はNHKの朝ドラ「藍より青く」の主題歌でもう50年近く前の歌ですが、今も335の人気曲です。 

 「翼をください」 久しぶりに歌いましたが、いつも大空に羽ばたいて飛び立てるような気分になれます。

 「白い花の咲く頃」「喜びも悲しみも幾歳月」「切手のない贈り物」「芭蕉布」「学生時代」「青春時代」「夢一夜」「手紙〜拝啓十五の君へ〜」と歌い、お次は「平城山」 卒寿の女性と、いつも素晴らしい歌声を披露される男性のデュエットです。 「母と息子で歌います」とは男性の弁。 美しいハーモニーで皆さんうっとりでした。

 「やさしさに包まれたなら」「あの鐘を鳴らすのはあなた」とお馴染みの歌が続きます。

 「かもめはかもめ」 リクエスト者曰く「朝ドラで久しぶりに聴いたので、、」 現在放送中の「おかえりモネ」の中で歌われたのを私も聴いて、もしかしたらどなたかがリクエストされるかも? と密かに心中思っていました。 ドラマでは悲しいシーンで使われています、、

  「ウラルのぐみの木」 まだいまいち自信の無い私はリクエスト者に助けられて歌いましたが、ロシアの美しい曲です。

 「インシャラー」 リクエスト者自ら朗々と歌い上げて下さいました。 

 「ハナミズキ」に続き出された「別れの予感」でちょうど時間となり、お別れ曲とさせて頂きました。

 今回はたくさんのお客様と共にいつもより賑やかに歌いましたが、歌う曲数はいつも30曲弱とそれほど変わりません。 時間いっぱい盛りだくさんの歌を歌える幸せに、お客様と一緒に私も浸っております。

 私ごとですが、この翌日「さだまさしコンサート」に行ってきました。 ライブコンサートを開催することには未だに多くの課題もあるようですが、さださんのコンサートはクラッシックのコンサートと同じ扱いだそうで、感染対策万全の上、本当に皆さん静かに聴いていました。

 ドラマ「北の国から」のテーマで始まったコンサートは、懐かしい曲で埋め尽くされていて、ゆったりしたメロディと優しい歌詞にアルファ波が出まくり、ともすれば心地よい眠りに誘われそうでしたが、そこは曲間に入る軽妙洒脱なトークに助けられました。

 ラウム歌集にもさだまさしの曲は多数入っているので、またご紹介したいと思います。

 次回は724日。明後日に迫っています。 その後828日まで土曜歌声はありませんので、ご体調とご相談の上ご参加頂ければ幸いです。

 暑さも厳しくなって参ります。くれぐれもお身体おいとい下さい。

                  神田陽子

 

 



 
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