2021年10月25日月曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~報告~ 神田陽子

10月9日の土曜歌声は娘ピアニストの復帰日と云うことで、本人の挨拶の後、皆さまの温かい拍手で始まりました。
 
 紹介曲は、525歌集から「もみじ」 輪唱で歌うと美しい秋の定番曲です紅葉紅葉紅葉

 リクエスト1曲目は、これも秋ならではの「まっかな秋」 唱歌を歌える機会に恵まれるのも歌声サロンならではですね♪( ´▽`)

 ここから195歌集のリクエストが続きます。  「湖畔の宿」「夜空の星」「古城」と、昭和歌謡シリーズでした。 195歌集は曲数は一番少ないのですが、ユニークな曲揃えが人気の秘密です。

 お次は「よろしく哀愁」 郷ひろみさんの大ヒット曲です。ピアノのアレンジがお好きなリクエスト者の意を汲んで、ピアニストもノリノリで弾きますが、かなりのハイテンポに歌うのが必死なのは私だけでしょうか?(^_^;)

 ガラッと雰囲気を変えて「故郷の廃家」 美しいメロディーが郷愁を誘います。
 
 「月がとっても青いから」 歌われたのは通称「エレジーの女王」菅原都々子さんですが、私は昔森昌子さんのものまねで聴いたのが、この曲を知ったきっかけでした。 審査員から大絶賛を浴びていたので、相当似ているんだろうと思っていましたが、後にYouTubeでご本人の歌声を聴いて「そっくりだ!」と感嘆したものです。

 「踊り明かそう」は、リクエスト者自ら歌い上げて下さいましたが、英語の部分もバッチリでした( ◠‿◠ )

 本日最初の335歌集からのリクエスト「負けないで」を歌って小休止。

 9月30日に90歳で亡くなられた、すぎやまこういち先生を偲んで「恋のフーガ」でリスタート。 近年は「ドラゴンクエスト」等のゲーム音楽でもその才能を遺憾なく発揮され、若い人にも認知度の高い作曲家でした。
 
 リクエストは「まちぶせ」 荒井由実時代のユーミンが、三木聖子さんに楽曲提供したのが最初ですが、のちに石川ひとみさんんで大ヒットし、ユーミン自身もセルフカバーしている曲です。

 お次は、ピアノのイントロが人気の「桜貝の唄」 ドラマティックかつセンティメンタルなフレーズの美しい曲ですが、歌うのは難しい1曲でもあります。  

 「初恋の人に似ている」は、トワ・エ・モアの懐かしい曲ですが、北山修 加藤和彦のゴールデンコンビによる明るいフォークソングです。

 「踊り子」は、川端康成の「伊豆の踊り子」をモチーフに作られた曲で、ラウムの古くからのお客様の十八番。自ら前で歌って下さいました。

 「やさしさに包まれたなら」は、ユーミンの代表曲のひとつですが、十代、二十代の選ぶ昭和の曲のベストスリーに入っています。 「魔女の宅急便」で用いられたことが、幅広い世代に浸透するきっかけとなったみたいですが、もはや日本のスタンダードですね。

 「誰か故郷のを想わざる」西条八十の詩に古賀政男が曲を付けた物ですが、メロディラインは揺らしながら歌うので、味わい深いものとなっています。

「北の旅人」石原裕次郎の晩年の1曲で、累計売り上げは125万枚だそうです。

映画音楽の「ひまわり」 リクエスト者とピアニストの素晴らしい競演で、この美しく悲しい曲を披露してもらいましたひまわりひまわりひまわり

「花と小父さん」 私も大好きなこの曲でしばし休憩。
 
 「元気を出して」 何回かリクエストして頂きましたが、いつもまともに歌えた試しが無く、申し訳無い想いから練習して何とか歌えるようになりましたので紹介。
 
 「Believe」「北帰行」「大阪ラプソディ」「丘を越えて」「青春時代」「雨のバラード」と、ジャンルも曲想も多岐にわたる6曲を歌いました。 いろんな曲を歌えることで、気分も変わり楽しめるのは歌声の醍醐味と言えるでしょう。
  
 お次は「恋人よ」 リクエストが出された途端、皆さまから「おーっ!」と。この曲は五輪真弓の名曲ですが、何しろ難しい!(⌒-⌒; )    個人で歌うのも簡単では無いのに、皆で合わせて歌うのは至難の業。 けれどいつも申しておりますが、歌声は合唱では無いので、きちんと合わせる必要も無く、ひとりひとり自由にお歌い下されば良いのです。 そのコンセプト通り、個々人の感性で歌われた1曲になりました。  今回少し調べてみたら、この曲は五輪真弓さんのデビュー当時のプロデューサーの急死を悼んで作られたものだそうです。 静かな出だしからのサビの盛り上がりで、緩急に富んだ曲です。

 「これは、皆さんで合わせ易いですよ。」とリクエストされたのは、ロシア民謡の「山のロザリア」 そのお言葉に違わず見事なユニゾンでした。

 ラストリクエストは「待つわ」 ここぞとばかりにラウムのハモリ女王の本領発揮で、素敵な1曲に仕上がりました。 次回も「待つわ」との想いもお伝えできたのでここでお開きとしました。 

 前回のブログで父の訃報を載せましたところ、皆さんから温かい慰めのお言葉を頂戴しました。 また数人の方からは「実は私も、、」と、同じように親御さんを亡くされたお話もあり、親を送るのは子の務めとは言え、悲しく寂しい想いを共有させて頂きました。
 故人のお話をすることが何よりの供養になると申します。 そうやって故人を思い出すことで、確かにその人が存在していた証にもなると思います。

 さて、次回は10月23日。もう明日(今日?)に迫っています。 急に寒くなり、気温の激変に体調も崩しがちですが、コロナ感染者の減少は明るいニュースですね。 
 しかし油断大敵。感染対策はまだまだ続きますので、窓オープンのまま歌います。 防寒も万全でお越し頂きたいと思います。
  

神田陽子



 
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