2023年2月9日木曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 1月28日のご報告~ 神田陽子

   新年が明けたと思ったらもう月末。「一月は行く」と言われているそうですが、正に実感ですねσ(^_^;)


 この日はわりと暖かい日和で、開け放した部屋でも寒さを感じることなくスタートしました。

 紹介曲は「君をのせて」 1986年に映画「天空の城ラピュタ」の主題歌として発表され、以後多くの歌手がカバーしています。 作品と有機的に結びついた主題歌と云うことで、作詞を宮崎駿氏、作曲を久石譲氏が担当しています。
 前回のブログでもご紹介しましたが、「2022年カラオケボックスで歌われた昭和の名曲top100」(以後カラオケ100)では29位にランクインしています。

 リクエスト1曲目はこの歌の大ファンからの、335歌集「さびしいカシの木」 作詞は「アンパンマン」でお馴染みのやなせたかし氏。 最後のフレーズ「さびしいことに なれてしまった」は切なさを倍増させます。 いつも言っていますが、歌声サロンのお仲間は決して寂しいことに慣れてしまわないで、寂しくなったらラウムに来て一緒に歌って下さいね。

 「かなわぬ恋」 ドイツ民謡ですが、タイトルや歌詞の深刻さとはかけ離れた愉快な曲調です。 実は「夏の山」「このやまひかる」の別タイトル、歌詞のバージョンもあり、掛け声の部分「ホラヒ アホ」は「ホラヒ ヤッホー」と書かれていますが、原曲の発音には「アホ」と歌う方が近いのかも?

 「耳をすましてごらん」 コロナ禍でずっと来られなかった女性のお客様より。およそ3年ぶりの来場ですが、「天使の歌声」は健在。この曲の清らかさは正にこのお客様そのものです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 「学生街の喫茶店」 フォークロックグループGARO(ガロ)のヒット曲ですが、元は「美しすぎて」と云う曲のB面だったとのこと。 この曲の人気が高くなり、後にA面とB面を入れ替えた盤も発売されたそうです。

 「アンパンマンマーチ」 これは「カラオケ100」では6位に入っています。親子2代どころか、3代に渡って愛されているアニメソングの名曲です。

 「灯台守」「シクラメンのかほり」を歌い、お次のリクエストは「エターナリー」 チャップリンの名作「ライムライト」の主題歌で、「テリーのテーマ」の別称でも知られています。 とても美しいメロディはチャップリン自身の作曲によるものです。英語の歌詞も素敵なので、いつかご紹介したいと思います。

 イタリア歌曲「オー・ソレ・ミオ」を男性陣の迫力ある歌声でお届けし、女性陣はその歌声に圧倒され感動ひとしおでした(≧∇≦)
 土曜歌声は男性のお客様が多いのですが、この日は特に女性陣の倍以上で、その歌声が席巻していました。

 「想い出がいっぱい」 珍しいリクエストでしたが、サビの「おとなの階段のぼる 君はまだシンデレラさ」の部分は良く流れるので皆さんご存知だったようです。

 「ラ・ノヴィア」 土曜歌声2回目のお客様より。朗々とした歌声でリードして頂きました。

 「喜びも悲しみも幾歳月」 洋楽系や映画音楽がお得意のお客様ですが、近頃は歌謡曲も度々リクエストされ、もはや「なんでも来い」の域で、巧みにリードされました。

 スタッフから「ろくでなし」と、「おどるポンポコリン」をもらい、前半終了。

 「後半の紹介曲はカラオケトップ100では14位、なんと60組以上のアーティストにカバーされている曲です。 分かりますか〜?」の問いかけにザワザワしたものの正解は聞こえて来ず、「525、110ページです。」に、「あーっ!」「おおーっ!」と納得の反応がそこかしこで。 正解は「木綿のハンカチーフ」でした。 「涙を拭くための木綿のハンカチーフ」をおねだりすると云うオチの歌が、当時は斬新に思われましたが、時代を超えて歌い継がれているところにその魅力を感じますね。

 リクエストは「ひまわり」 ソフィア・ローレン主演の同名の映画主題歌ですが、歌声でも人気が高い1曲です。 美しくも物悲しい旋律の作曲者は映画音楽の巨匠、ヘンリー・マンシーニ。 「ティファニーで朝食を」「シャレード」などのオードリー・ヘプバーン作品はもとより、「刑事コロンボ」「ピンク・パンサー」のテーマも彼の作品です。

 「私の愛した街」 元はアイルランドの曲で、作詞の横井久美子さんが平井則之氏の原訳を日本語詞に整理して歌っていたそうです。 歌詞中の「デリーの街」とはロンドン・デリーの街のことで、1970年代の公民権運動に対し、イギリス軍が発砲して13人が亡くなった事件を悼んで歌われました。 メロディはとても綺麗ですが、悲しみ溢れる歌詞は歌っていると知らず知らず涙を誘う切ない歌です。

 「埴生の宿」「黄昏のビギン」を歌ってお次は「僕の胸でおやすみ」 かぐや姫の楽曲では南こうせつ、伊勢正三の曲が目立っていますが、これは山田つぐと(パンダ)の作詞 作曲です。 この曲もとても優しく温かい気持ちになれる1曲ですが、山田パンダさんと言えば、ドラマ「あこがれ共同隊」のテーマソング「風の街」が有名ですね。

 「囚人の歌」 これも度々リクエストされるロシア民謡です。悲壮感漂うタイトルに似つかわしく無いのんびりとした曲調ですが、歌詞はやはりシビアな内容になっています。
 リクエスト者にソフトにリードして頂きました。

 「雪の降る街を」 マイナーな曲調ですが、最後のフレーズでパッと光が差し込んで、鐘が高らかに鳴り響く、そんな希望を感じさせる名曲です。

 「想い出のサンフランシスコ」 英語の歌詞のみですが、皆さん良くご存知でした。
原題は「I Left My Heart In San Francisco 」「私は心をサンフランシスコに置いてきた」といったところですが、それを邦題「想い出のサンフランシスコ」としたセンスに「あっぱれ!」です。

 「古城」「サボテンの花」「虹と雪のバラード」を歌い、リクエスト最後は「公園の手品師」 作詞の宮川哲夫は教師をしながら作詞家を目指し、後にビクターレコードと専属契約し、生涯に手がけた歌謡曲の作詞総数は850曲にのぼるそうです。 都会的ですが、どこか哀愁、孤独、空虚感が漂う特徴は、鶴田浩二をして「宮川ニヒリズム」と言わしめています。

 Mr.Mに「最後に皆さんで歌えるものを」とお願いして、選んでもらった「空に星があるように」 とても素敵な曲で、歌詞もメロディも秀逸です。 多くの歌手にカバーされていますので、カラオケで歌ってみると喜ばれる1曲なのでは? 

 次回は2月11日です。 2月の土曜歌声はこの日のみの1回開催になりますので、皆さま奮ってご参加頂ければと思います。 
 
 コロナ感染の話題もめっきり少なくなってきたように感じますが、油断は禁物です。 引き続き感染対策は万全を期して行なっていきますので、ご協力よろしくお願い致します。

 俗に「三寒四温」と言われる季節です。気温の変化に体調管理が難しい時なので、くれぐれも気を付けてまた元気にお会いしましょう(*^▽^*)

                      神田陽子



 
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