2023年6月23日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 6月10日のご報告~ 神田陽子

   日本の良いところのひとつは「四季を楽しめる」のでは無かったのでしょうか? 

 初っ端から愚痴で申し訳ありませんが、近頃の気候を思うと、季節感を味わうどころか、真夏の昨日から初春の今日、明日は大雨肌寒く、はたまた蒸し蒸しで不快指数爆上がり!
 こんなお天気じゃ身体も音をあげてしまいます(。-_-。) はい、私もこの1週間近く体調不良でうだうだしておりました(◞‸◟)

 次回の歌声がもう目の前迫っておりますので、取り急ぎ6月最初の土曜歌声レポートをお送り致します。

 「カラオケで夏に歌いたい昭和の名曲 トップ50」なる番組から、22位の「お嫁においで」をファーストソングに選びました。 若大将、加山雄三さんの往年のラブソングですがちっとも古さを感じさせませんね。

 リクエスト1曲目は「子鹿のバンビ」 1952年にレコード発売された日本の童謡ですが、前年に日本で公開されたディズニーアニメ映画「バンビ」の大ヒットを受けて作曲されたそうです。 「バンビ」とは、イタリア語で「子ども、赤ちゃん」を意味する「バンビーノ(bambino)」が語源です。

 「歌えバンバン」 今からバンバン歌ってゆこうとしている時にタイムリーなリクエストでした。

 「君について行こう」 関西学院グリークラブから生まれたザ・シャデラックスの曲で、カレッジフォークと呼ばれるジャンルの1曲です。

 「初夏の雨」 最後のフレーズがまだ続いていく様に余韻を残す、中田喜直メロディの真骨頂が発揮されている名曲です。

 「白い色は恋人の色」 アメリカ人女性デュオ、ベッツィ&クリスが美しいハーモニーで歌っていましたが、作詞 作曲は「あの素晴らしい愛をもう一度」の北山修 加藤和彦の名コンビです。

 「にじいろ」 NHK連続テレビ小説(いわゆる朝ドラ)「花子とアン」の主題歌で、絢香さんが歌っています。  朝ドラの主題歌は本当に素敵なものが多いですが、これもその1曲でしょう。

 「海は恋してる」 早稲田大学公認バンドサークルWFS(Waseda Folksong Society) のメンバーで結成したザ・リガニーズが歌った、これもカレッジフォークのヒット曲です。
 グループ名の由来は、彼らの歌に聴き入っていた1匹のザリガニからと言うのは驚きですが、、🦞

 「バス・ストップ」 久しぶりのリクエストですが、高音のサビから入る難しい1曲です。
途中のメロディも歌詞の乗せ方が洒落ていて、カッコ良い1曲です。

 「いつでも夢を」 1962年にリリースされた、吉永小百合と橋幸夫の大ヒットデユエット曲で、翌年には同名映画も制作されています。 楽曲が先にあってそれをもとに映画が作られたそうで、順番が逆の様にも感じますが、当時はそういうパターンがけっこうあったみたいです。
 本曲はもちろん映画主題歌になっていますが、劇中では吉永小百合の「寒い朝」、橋幸夫の「潮来笠」も歌われています。

 「蛙の笛」 「コロロ コロロ」と鳴く蛙の声が聞こえて来る様な、可愛らしい童謡です。
実際の蛙の鳴き声は「ゲロゲロ」「ゲコゲコ」だと思いがちですが、中には本当に笛の様に美しい鳴き声を奏でる、カジカガエルの様な蛙もいますので聴いてみて下さい🐸🎵

 「埴生の宿」 前回お怪我をされたとお休みだったお客様。今日はお元気に参加され、ワンダフルボイスも健在です( ◠‿◠ )

 「遠くへ行きたい」 元々は1962年に「夢であいましょう」の今月の歌としてジェリー藤尾が歌いました。 その後この曲の作詞者 永六輔氏の紀行番組「遠くへ行きたい」の主題歌として使われ、デューク・エイセスが歌いましたが、その後は数多くの歌手によって今日まで歌い継がれています。

 スタッフリクエスト「ぞうれっしゃよはしれ」「冷たい雨」を歌って前半終了。

 「夏に歌いたい昭和の名曲50」より、30位の「真夏の出来事」でリスタート!
 ハスキーボイスの平山みきさんが歌ってヒットした曲ですが、曲の最後には英語の “but we’re part now” のセリフがあるので、これがサブタイトルとして表記されることもあるそうです。
リズミカルで明るい曲調ですが、失恋ソングなんですね💔

 リクエストは「赤いハンカチ」 言わずと知れた石原裕次郎のヒットナンバーです。
「ここは、ラウムの裕次郎に、、」と、Mr.Mにバトンタッチすると、 「ちょうど昨夜裕次郎の映画を観たばかりだった。」とのこと! なんという絶妙のタイミング(*^^*)
 裕次郎世代よりはお若い皆さんですが、良くご存知で大熱唱でした。 昭和の大スターのヒット曲はラウム歌集にまだまだありますが、名古屋の街を歌った「白い街」も入っていますのでまたリクエストして下さい。

 「待ちぼうけ」「熱き心に」「エーデルワイス」と、ジャンルが全く違う3曲を歌い、お次は「泉のほとり」 ロシア民謡ですが歌声喫茶で長く歌われてきた歌です。 途中で手拍子も入って陽気な感じですが、ロシアの闘いの様子も歌詞から窺えます。

 「まちぶせ」 ユーミンの作詞 作曲で有名ですが、最初は三木聖子さんと云う歌手に提供されましたが、その5年後に石川ひとみさんのカバーバージョンで大ヒットしました。 
インパクトのある歌詞で「元祖ストーカーソング」などと言われてもいますが、可愛い乙女心とあざとさが見事に表現されている名曲です。

 「街の灯り」 堺正章さん本人も出ていた伝説のテレビドラマ「時間ですよ」の挿入歌です。 このドラマ、現代だったら絶対放映は許されないでしょうね(≧∇≦) 「となりのマリちゃん」の天地真理や、「お手伝いさんのミヨちゃん」の浅田美代子のデビュー作としても広く知られていますね。

 「Amazing grace 」を、日本語と英語をミックスしして歌い、次にリクエストされたのは本当に久しぶりの「涙をこえて」 
 この曲の作曲者中村八大氏が音楽監督として手がけた「ステージ101」 アメリカナイズされたこの番組内で、はじける様に大勢の若者が歌っていますが、元はシング・アウトのデビューシングルでした。 
 その後、合唱曲として歌われたり、フジのバラエティ番組「めちゃイケ」で使用されたりと隠れた名曲として歌われています。

 「たんぽぽ」 作詞者門倉詇氏の個人的な友人の結婚式のために作られた楽曲ですが、うたごえ運動を通じて全国に広がったようです。 
 小学校の教科書にも掲載されたことから、合唱曲として親しまれているそうです。 明るい希望に満ちた1曲です。

 「おまえに」 低音の魅力フランク永井歌唱の昭和歌謡の代表曲です。 作曲者 吉田正氏が糟糠の妻への感謝を表したもので、作詞の岩谷時子さんは「おしどり夫婦」の仲睦まじさをイメージして詩を書いたそうです。

 リクエスト最後は「時代」 中島みゆきの不世出の名曲。知らない人はいないと言っても過言では無いでしょう。「日本の歌百選」にも選ばれています。

 ラストソングは「少年時代」 昭和の名曲番外編で、90年代の夏の歌6位でした。 先の「時代」と共に日本のスタンダードソングの1曲で、これからも長く歌い継がれていくことでしょう。

 次回は6月24日。 もう明日です(汗💦)
病気も怪我も、思ってもみない時に起こりがちです。
ちょっとした油断が命取りにならないとも限りません。 
あまりネガティブなことばかり言うと若いピアニストから叱られますが、心配性なので、、σ^_^;

 冒頭に「季節を感じられない」と愚痴りましたが、せめて歌を歌うことで四季を感じにいらして欲しいと思います。 美しい日本語が紡ぎ出す四季折々の風情を共に味わいましょう!

 けれど皆さま、くれぐれもご体調と相談の上ご参加くださいね。

                              神田陽子



 
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