2023年10月27日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 10月14日のご報告~ 神田陽子

   朝晩はかなり秋の深まりを感じられるようになりましたが、昼間はまだ夏日もあったりと安定しない気候ですね。

 そんな折ひどい風邪を引いて喉をやられたピアニスト。 ピアノ弾くのに声は必要無いとは言えしんどそうでしたが、その娘からもらった菌で同じく声が出なくなった私Σ(-᷅_-᷄๑)
 この日はMr.M曰く「out of order(故障中) 」でした(>_<)

 そんな訳でリーダーは急遽Mr.Mにお願いして、私は受付席に。 いつもと違うシフトにお客様も「あれっ?」ʕʘ‿ʘʔ

 ファーストソングは「枯葉」🍂🍂🍂  ムーディーな秋の定番曲ですが、シャンソン独特の語り口調なので、各々自由に歌って頂ければと思います。

 リクエスト1曲目は「出発の歌」 「〜失われた時を求めて〜」と副題が付いています。
上條恒彦と六文銭の大ヒット曲でしたが、にわか仕立てのこの曲は「第三回合歓(ねむ)ポピュラーフェスティバル」で期せずしてグランプリを受賞しています。 
 335歌集からのリクエストに戦々恐々していたMr.Mでしたが、これは難なくこなされてセーフ( ◠‿◠ )

 「私はピアノ」 高田みづえの歌唱でヒットしましたが、作詞 作曲はサザンオールスターズの桑田佳祐さん。 息継ぎをどこでしたら良いのか分からないフレーズの続くこの曲。ただでさえ難しいのに、ボロボロの声で低音部だけ「宝塚の男役」のような歌い方で歌う私。
 (今回の不首尾には順次リベンジさせて頂きますm(_ _)m )

「心の窓に灯火を」 525歌集の中の曲ですが、私も大好きな歌です。 最後余韻を残す終わり方は、中田喜直マジックと言えるでしょう。

「白いブランコ」 優しい歌詞とメロディのこの曲、歌っているのは兄弟デュオのビリー・バンバン。 心がほんのり温かくなる1曲です。

 およそ1年ぶりご参加のお客様から「無縁坂」 さだまさしのグレープ時代の曲です。 この曲を作った時、さだまさしは弱冠23歳。 この曲に限らず感情の機微や人生の深さを、美しい日本語を駆使して書かせたら天下一品ですね。

 「空よ」 1970年リリースのトワ・エ・モワのシングルですが、実はこの曲はNHK「あなたのメロディー」から生まれた1曲です。 この番組は視聴者からオリジナル曲を公募、優れた楽曲をプロの歌手が歌って発表すると云うものでした。 トワ・エ・モワは、この曲で「紅白歌合戦」に初出場しています。

 「いとしのエリー」 リクエスト者の弁にもありましたが、私も観た「今聴きたい!昭和の名曲 心にしみる恋愛ソングTOP60」の第1位の曲でした。 参考までに、TOP10を載せておきます。
  1位 いとしのエリー (サザンオールスターズ)
  2位 I LOVE YOU (尾崎豊)
  3位 赤いスイートピー (松田聖子)
  4位 なごり雪 (イルカ)
  5位 レイニーブルー (徳永英明)
  6位 M (プリンセス・プリンセス)
  7位 ルージュの伝言 (荒井由実)
  8位 想い出がいっぱい (H2O)
  9位 ワインレッドの心 (安全地帯)
  10位 恋に落ちて〜Fall in love〜 (小林明子)

 10曲中9曲はラウム歌集に入っていますので、皆様またリクエストして下さい♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 「ステンカラージン」 前回体調不良でお休みだったリクエスト者の素敵なリードで歌いました。

 「すずらん」 軽快なロシア民謡です。歌詞の「ランディシー」とは、すずらんの花のことで、この覚えやすいフレーズ、いつの間にか口ずさんでしまいます(笑)

 「ペッパー警部」 335歌集でもレアなリクエストでしたが、「宝塚男役」発動ですσ(^_^;) 可愛くない歌声のピンク・レディ(私はこのお2人と同い年)で何とか歌いましたが、圧巻はピアニスト🎹 アップテンポでノリノリの演奏でした🎶 (最後のセリフ「ペッパー警部よ!」は、Mr.Mに決めて欲しかった〜😅)

 「星のフラメンコ」「聖母(マドンナ)たちのララバイ」を歌って前半終了です。 

 後半は「小さな木の実」でリスタート。  度々リクエストもされるこの曲は、ビゼー作曲「美しきパースの娘」の中の「セレナード」を元に、石川皓也が作り変えたものです。
 作詞は海野洋司が書いた「草原の秋」と題する詩が元になっているようで、彼は長男が生まれたのを記念してこの詩を作成したとのことです。 
 NHKの「みんなのうた」で発表され、多くの歌手がカバーして今に歌い継がれています。

 リクエストは「秋止符」 アリスの美しいバラードですが、この日は「宝塚男役」が邪魔をしてしまい、これもリベンジ確定(トホホ、、😭)
 ところがこの2日後、谷村新司さんが亡くなっていたことが公表され、驚きと悲しみが日本中に広がりました。 追悼番組で流れる曲はどれも馴染みのある名曲ばかりで、ラウム歌集にもアリスと谷村さんの楽曲は数多く入っています。 どの曲もこの先ずっと歌い続けてゆきたいものばかりです。 皆さんのリクエストお待ちしています。

 「銀座カンカン娘」 1949年公開の同名映画の主題歌で、主演の高峰秀子の歌唱で知られていますが、実は映画で共演した笠置シヅ子が劇中で歌う「幻の歌詞」が存在します。
「カンカン」の意味はいろいろ取り沙汰されているようです。「カンカンに怒っている」が有力と思われていますが、この「幻の歌詞」には「カンカン被り」とあるので、カンカン帽を意味しているとも言えそうです。
 195歌集でも割愛されていますが、4番の歌詞は「カルピス飲んで」で始まるため、特定商標が入っているとして流せなくなったようです。
 作曲は和製ポップスの大御所、服部良一氏。 音楽一族「服部家」の礎を築いた大作曲家です。 今期の朝ドラ「ブギウギ」では草彅剛くんが演じていますが、笠置シヅ子役の趣里ちゃんとの関わりが今後楽しみですね。

 「エリカの花散るとき」 「夢路より」 「フルーツサラダのうた」 「ブルー・シャトー」 「インシャラー」 「ひまわり」 「ナポリは恋人」 「山の人気者」  歌謡曲、クラシック曲、童謡、映画音楽…..etc.
 ありとあらゆるジャンルの曲を歌ってリクエスト最後は「平城山(ならやま)」  北見志保子の詠んだ三十一文字の和歌に、美しい旋律を付けたのは、ヴァイオリニストでもある作曲家平井康三郎。 多くのクラシック曲を作曲していますが、童謡「スキー」「とんぼのめがね」など可愛いらしい曲も作っています。 また多くの社歌、校歌も作曲しており、愛知県立千種高校の校歌もその中に含まれています。

 さて、お別れ曲を今夜は2曲選んでもらいました。 
 「旅愁」 誰もが音楽の時間に習った曲ですが、元はアメリカの楽曲「Dreaming of Home and Mother(家と母を夢見て)」で、John P Ordway の作曲です。1868年発表と言うのですから、何と日本では大政奉還の翌年、明治になったばかりの頃の曲です。 
 その後明治40年に犬童球渓が詩を訳して、誰もが知る翻訳唱歌として今に至っています。

 ラストソングは「明日があるさ」  明日への希望たっぷりの、明るく陽気なこの歌を歌ってお開きに。
 
 次回は10月28日。 過ごし易くなっている頃ですが、まだまだ寒暖差も大きいので、調節のできる服装でおいで下さい。

 11月30日開催予定の、覚王山「チーズのお家」での出張歌声も順調に申し込み頂いています。 いつものお客様も歌声初めての方も、一緒にいろいろな歌を歌って楽しみましょう😊

 どちらもご参加よろしくお願い致します🙇‍♀️

神田陽子



 
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