５／７ 高年大学 講座

　新緑の美しい季節、汗ばむ陽気となったこの日、高年大学にてささはらの初講義となりました。
名古屋市高年大学鯱城（こじょう）学園、こちらは６０歳以上の学習意欲の高い方々が通われている学びの場です。社会・生活・創造・地域と４つのコースの中でまたそれぞれに専攻クラスがあり、その生徒さんの数は７６０名という、大変規模の大きい学校です。
　人生の酸いも甘いも噛み分けてこられた方々が、まだ学んでいこうという向上心に満ち溢れた方々ばかりで、身も心も引き締まる思いで毎日深夜まで勉強してまいりました。
　
生活コースの健康専攻の１年生の授業で「音楽と健康」をテーマに「音楽健康法～歌って心身ともに健康に～」と副題をつけ、音楽がいかに心に身体に影響をおよぼすかを、お話・スライド・楽器体験・音楽体操・もちろん歌声もふくめ、盛りだくさんの企画で９０分講義をさせていただきました。
少し緊張しておりましたが、今回お声かけをしてくださいました担当の百合草先生の優しいお人柄と、始まる前から約５０名の受講生の皆さまの、温かく受け入れて下さる空気が大変伝わり、おかげで肩の力がぬけて、むしろ素のまま！？でお話を始めることができました。
　専門的な話、難しくなりがちな話をいかに楽しく飽きさせず疲れさせず、伝えたいことをコンパクトに印象的に伝えるか…。大変欲張りな目標ですが、当日の４時までスライドの内容を足したり、消したり、タイムスケジュールの構成を何度も何度も練り直しましたが、最終的には自分自身では納得のいく用意ができたと思い臨みましたが、それでも不安でした。
気合が入りすぎ、やはり内容的に多かったかと自分自身でも反省もしつつでしたが、受講生の皆さんは大変好意的に聞いて下さり、ありがたいばかりでした。話を聞くばかりより、やはり体験が多いほうが良いと思い、体験コーナーをたくさん設けましたが、一番盛り上がったのは、最後に行った
２０台用意したミニキーボードでの楽器体験でした。
まったく初心者の方もいらっしゃいましたが、楽譜がよめなくても有名メロディーを一曲覚えていっていただきたく（脳の活性化！）準備していきました。
最初はバラバラに聞こえてきた旋律が、たった数回のうちに想像以上に進歩していき、最後は
皆さんがドレミで歌え、鍵盤での演奏がそろうようになって、まさしく「歓喜の歌」！私もすっかり感激してしまいました。
やはり、様々な体験をされ尚、向学心のある方々は一途に一生懸命、本当に飲み込みが良いというか、察しが良いというか、その演奏を聴いて感心せずにはいられませんでした。
講師という立場でたたせていただいておりましたが、逆に諸先輩方々に、語らずとも・・・たくさん学ばせていただけました。本当に良い経験をさせていただき百合草先生、Ｆさん、受講生の皆さま
本当にありがとうございました。次回は５月３０日、２年生！の講義です！今回の反省点をもとに楽しい内容をお届けできるよう準備して参ります！