2020年12月23日水曜日
音楽は心の栄養~神田陽子

 師走に入り早3週間が経ってしまいましたが、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか?

 11月に再開予定のお知らせをしたのに、直後からコロナ感染者が増加傾向を見せ、結局泣く泣く中止すると云う悲しい変更を余儀なくされてしまいました。

 たくさんのお客様に予約頂き、皆さんにお会いできるのを心から喜んでいましたので、私たちスタッフも本当に残念でした。

 12月はクリスマスソングを何曲か歌って楽しむのが通例となっていますので、本来なら今頃は心はずませながら紹介曲を選んでいることでしょう。 ピアニストも毎年クリスマスに因んだ曲を弾いてくれますので、こちらも選曲に余念が無かったはずですが、、、そう言えば昨年は「戦場のメリークリスマス」でした🎹

 今年は思ってもみなかったコロナ禍の中、オリンピックの延期を始め、高校野球選手権も中止となり、スポーツ観戦が大好きな私にとっても個人的に悲しい年になりました😞

しかし何と言っても一番残念だったのは、歌声サロンで歌えなかったことです。 もちろん単なる趣味と言ってしまえばそれまでで、医療従事者や、店舗経営者、その他死活問題に直面されている方々の切実さとは比べるべくもありませんが、、

 けれど、「音楽は心の栄養」です。 特に歌うことは心身の健康にとても良い影響を与えます。 1人で歌うのも良いですが、私たちは歌声サロンと云う場で同じ歌を歌い、同じ時を共有してきました。 今年その場をほとんど失って、今更ながら皆んなで歌えることの幸せを痛感しています。 本当になんと贅沢な時間を過ごしていたのかと思い知らされます。

 そんな時、1215日に「メ〜テレアップ!」で、「それでも わたしは歌いたい!」と銘された特集が放送されました。 同番組では過去3回ラウムも取り上げてもらいましたが、今回は美濃加茂のホテルでのイベントを、いかにコロナ対策しながら開催したかを紹介していました。 ソーシャルディスタンスを考えたテーブル配置、マイクシールド、ボーカルの前には透明のパーテーションを置き、万全の準備で臨んでいました。 お客様もこの厳しい状況下で、お好きな歌への思い入れがさらに勝っているように思えました。  ラウムの他にも弾き語りバー等、敢えてコロナ禍で歌うことに挑戦する人々を追っており、何としても歌いたい人々の気持ちに共感しました。

 コロナウィルスが飛沫感染するとのことで、歌うことはもとより、親しく人と集うことも制限されている現状ですが、ワクチン開発も進み、諸外国では日本に先駆けて接種も始まっています。 これが暁光となることを心から願わずにいられません。 「来年こそは!」との思いは誰しも同じでしょう。 本当に全神様に祈りたい気持ちです。 「一日も早く、心おきなく歌える日が来ますように!」と。 ♪()

 今年は我慢の年でした。 それでも毎日を皆んなで必死に生きてきたとの想いは否めません。 いつか「あんな年があったね。大変だったね。」と思い出になる時が来るでしょう。そんな日が早く来ることを、できれば来年がそうなるようにと切望して今年のブログの締めとさせて頂きます。

 どうか皆様、ご自愛下さり、良いお年をお迎え下さい。

 

                           神田陽子

 



 
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