2021年12月22日水曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~報告~ 神田陽子

 師走に入って最初の土曜歌声は、穏やかな天候に恵まれた12月11日の夕刻に始まりました。

 この日は長らくお休みだったMr.M も復帰し、彼と一緒にいらした2名の方はラウムの古くからのお客様。 ふとお集まりの面々に目を向けると、いつもとはちょっと違った雰囲気。
何か起こりそうな予感がします。 
そう、今宵は懐かしの「歌声喫茶」を彷彿とさせる回となったのです♬♬♬

 冬の代表曲の1つ「ペチカ」をファーストソングに選び、さあ始まりです。
 
 リクエスト1曲目は、これも冬の定番曲「寒い朝」 この季節には毎回と言って良いほど歌われる曲です。

 お次は「バイカル湖のほとり」 本日最初のロシア民謡は、リクエスト者含めご存じの皆さんで歌って頂きました。

 「耳をすましてごらん」 いっとき335歌集の人気曲でしたが、久しぶりのリクエストです。 本田路津子さんが美しい声で歌われた、朝ドラ「藍より青く」のテーマソングでした。 若き日の大和田伸也さんが、ヒロイン真木洋子さんの相手役で出演していましたね。

 「無縁坂」「マリモの歌」「山の人気者」「真夜中のギター」と歌い、お次は「琵琶湖周航の歌」 リクエスト者の重厚な歌声にリードして頂きました。

 「蛙」 リクエストされた方直々のご指名でリーダーになって頂いたのは、この歌の伝道師といっても過言では無いお客様。 このコミカルで楽しい歌を知らしめて下さった功績に感謝ですカエルカエルカエル

 「僕の胸でおやすみ」 かぐや姫では寡作な山田パンダさんの、優しさあふれる1曲です。
 
 「エルベ河」 ロシア民謡ですが、エルベ川自体は、チェコ•ポーランド国境のリーゼン山地に源を発し、ドイツを貫流して北海に注ぐドイツ第二の大河です。
ソ連映画「エルベ河の邂逅」の主題歌ですが、作曲は数多くの交響曲を作った、ドミトリィ•ショスタコーヴィッチです。

 「銀色の道」を歌って前半終了。 古(いにしえ)の歌声喫茶のムードが徐々にですが高まってきています( ◠‿◠ )

  335歌集から、松山千春「君を忘れない」を紹介して後半スタート。 この曲は、ドラマ「みにくいアヒルの子」の主題歌ですが、サビで高らかに歌い上げるメロディもさることながら、その歌詞の素晴らしさに浸って欲しい1曲です。 特に「君から教えられた 自分自身愛するように、、」のフレーズが心に響きます。 昨今良く聞かれる「自己肯定感」と云う言葉がありますが、そんなに堅苦しい物では無く、もっとシンプルに「自分を好きになって、大事にして欲しい」と云う気持ちが伝わる言葉だと感じます。

 リクエストは「夢一夜」 ピアノのアレンジも華やかに切ない女心を詠い上げています。

 「北帰行」に続きリクエストされたのは、土曜歌声ではおそらくお初の525歌集の「わかれの歌」 映画「十二人の盗賊」より、と注釈が載っています。 「歌声喫茶」メンバーに歌って頂き、ひたすら拝聴していました。

 さだまさし「僕にまかせてください」に続き出されたのは、195歌集の「紅萌ゆる岡の花(三高寮歌)」 私はこれもお初曲でしたが、男性陣はほぼご存じの様で驚きました。 旧制第三高等学校、略称「三高」は、現在の京都大学のことでいわゆる「ナンバースクール」の1つです。

 お次の曲は「エメラルドの伝説」 ザ•テンプターズの最大のヒット曲ですが、これも久しぶりのリクエストでした。

 「ステンカラージン」 音楽の教科書にも載っている有名なロシア民謡なので、誰しも知っている曲ですが、今回の歌声には特にフィットしていました。

 「灯」 これぞ  the「歌声喫茶」とも言える曲。 リクエスト者の巧みなリードで皆さんの歌唱がより大きく響きます。

 「時代」 中島みゆきさんの代表曲の1つで、今や日本のスタンダードポップスと言えるでしょう。

 195歌集の「栄冠は君に輝く」 甲子園野球のシーズンには必ず歌われますが、正にこの歌詞にはこの旋律以外有り得ない珠玉の一曲です。

 「淋しいアコーディオン」 これも歌声喫茶隊の皆さんに歌って頂きましたが、アコーディオンの音色が聴こえてくる様な美しい曲です。

 「惜別の歌」でリクエストは二巡。 ここで12月のお楽しみ。 ピアニストによる冬の曲のソロ演奏です。 「ルロイ•アンダーソンと云う作曲家をご存知ですか? 彼の『そりすべり』と云う曲です。 聴いたことあるのでは?」と ピアニストの説明の後始まった曲は、確かに聴き覚えのある軽快なメロディ。 どんどんスピードアップしてゆく曲調に、そりすべりしている気分に🛷

 残り時間に本日復帰のMr.M よりリクエストをもらい、「いいの?」と遠慮がちに出されたのは「ラスト•ワルツ」 ムーディーな洋楽ですが、日本語の歌詞も素敵な曲です。

 最後は季節柄、「聖夜(きよしこの夜)」を歌ってお開きに。

 再三お伝えしてきましたが、今回は随所に「歌声喫茶」テイストが散りばめられた、懐かしい雰囲気の中で歌いました。 私も大いに勉強させて頂きましたし、常連のお客様方も「良いものを見せて頂いた。」とお喜びでした。
 3冊の歌集には、およそ1000曲の歌が入っています。 古今東西、様々なジャンルの曲をこれからも歌っていけることは大きな喜びですね。

 次回は、12月25日。クリスマス当日の開催です。 クリスマスソングもたくさん歌いたいと思っていますクリスマスツリー🤶   ピアノ演奏のプレゼントもあるやも知れませんピアノ あるんじゃないでしょうか?  きっとあると信じて、クリスマスのひとときを是非ご一緒に❣️

 寒さが厳しくなってきますので、くれぐれもご自愛下さい。

                      神田陽子



 
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