2022年1月10日月曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~報告~ 神田陽子

 新しい年が明けました。皆さま、どうぞ今年も歌声ラウムをよろしくお願い致します。


 年末年始何かと忙しくしている内に時は過ぎ、昨年ラストの歌声は奇しくもクリスマス当日の25日開催でした。遅ればせながらその日の模様をお伝えしていきたいと思います。

 「サンタが町にやってくる」で賑やかに開始クリスマスツリー
 外国の家々、街角では〝 Merry  Christmas !“ が飛び交っていることでしょう。

 さてリクエスト1曲目は、森田健作「さらば涙と言おう」出してくれたのは、私の会社時代の同僚でおよそ2年ぶりの来訪です。この曲も久しぶりに歌いましたが、ドラマ「俺は男だ」の主題歌でした。
もう半世紀前のドラマですが、歌は全く色褪せておらず、阿久悠さんの作詞を軽快なメロディが引き立てています。

 今日初めての女性のお客さまから「22才の別れ」これも伊勢正三の名曲のひとつと言えるでしょう。
 
 本日2曲目のクリスマスソングは「あわてんぼうのサンタクロース」何となく外国曲の様な気がしていましたが、小林亜星さん作曲の純日本の歌です。

 「寒い朝」「四季の歌」「知床旅情」と、歌い、お次の曲は335歌集からさだまさし「道化師のソネット」この6日後の紅白歌合戦でご本人も歌われた、詩もメロディも本当に心に沁み入る1曲です。

 「百万本のバラ」はリクエスト者が美しく歌われ、お次は本日3曲目のクリスマスソング「聖夜」日本語と英語でリクエスト者が巧みにリードされました。歌い終わった時「英語の訳をお願いします。」と唐突なオファーが。声の主は件(くだん)の私の元同僚。心の中で「何ムチャぶりするんや!」と悪態付きつつも、そこはそれなりに訳して笑顔でごまかす私表情嬉しい汗

 「雪山に消えたあいつ」は、リクエスト者と、Mr.M に丸投げで助けて頂き、「小さなスナック」に続き、今日4曲目のクリスマスソング「クリスマス•イブ」を歌って前半終了。

 クリスマスと云うことでお菓子を配り、お客さまからも差し入れ頂きしばしの休憩。この頃はコロナ感染者も激減していたのに、、、

 クリスマスソング5曲目「サイレント・イヴ」を紹介曲に選んで後半スタート。辛島美登里さんが澄んだ美しい声で歌い上げた名曲ですが、クリスマスを1人で過ごす切ない内容になっています。近頃はひとりぼっちのクリスマスを「クリぼっち」と言うそうですが、なかなか言い得て妙ですね。

 リクエストは「いちご白書をもう一度」荒井由実時代のユーミンの作詞作曲ですが、歌ったのはフォークグループ、バンバン。この曲が売れなかったら解散覚悟だったらしく、大ヒットしたお陰でバンバンの寿命が延びた、と云う逸話があります。

 森山直太朗「さくら」 小椋佳「さらば青春」 イルカ「なごり雪」 と、フォーク、ニューミュージック系の曲を続けて歌いました。これらの曲も古いものは40年以上前に作られたのですが、とてもそうは思えない新しい感覚で歌えますね。

 「あの鐘を鳴らすのはあなた」に続いてリクエストされたのは、525歌集の「陽気に生きようこの人生をさ」と云うロングタイトルの曲。長く歌声喫茶や歌声イベントで歌い継がれてきた曲だそうで、軽快なリズムに乗って歌う明るい曲調の歌です。

 「守ってあげたい」に続いて「もろ人こぞりて」6曲目になるクリスマスソングは讃美歌なので、歌っていると何となく敬虔な気持ちになれる様な、、、

 「惜別の歌」島崎藤村の詩「高楼(たかどの)」に曲を付けたのは、中央大学予科生であった藤江英輔さん。戦地に赴く学友へ惜別の情を込めて作ったものですが、秘かに友の無事を願う哀惜漂うこの曲は、現在中央大学の学生歌になっています。

 「シーハイルの歌」 「シーハイル」とはドイツ語で「スキー万歳」と云う意味だと、リクエスト者に教えて頂きました。

 「月の砂漠」こういう美しい童謡を歌えるのも、歌声サロンならではの醍醐味です。特にこの歌はファンタジーの世界に誘(いざなわ)れて、砂漠を旅している様な幻想的な気分にしてくれます。(現実の砂漠の旅はこんなロマンチックなものでは無く、もっと過酷なものだと云う無粋なツッコミもあるようですが、、)

 ラストリクエストは、よくエンディングに選んでいた「歩いて帰ろう」斉藤和義のヒット曲ですが、最近CMで絢香さんも歌っていますね。

ピアニストより「戦場のメリークリスマス」ソロ演奏のプレゼントで、喉を休めつつ、心を癒されました。最後はMr.Mのリードで、本日最後のクリスマスソング「White  Christmas 」を歌い、この曲でお開きとしました。
 
 次回は1月8日に本年最初の土曜歌声を開催します。と言ってもこれを書くのが遅れていたために、実際にはもう終わっています表情冷や汗 そちらの模様も近日中に載せたいと思っています。 

 コロナオミクロン株の感染者が急増しています。毎日倍々で増える感染者のニュースは脅威でしかありません。いったいいつまでこのウィルスと闘えばよいのでしょうか?本当に気が滅入ってしまいますが、とにかくできる感染予防を続けていくしかありません。

 今年こそは自由に歌える様にと願って明けた新年ですが、その願いが聞き届けられるのはまだまだ先のようです。
 体力が低下すると免疫力も下がっていきます。どうか皆さま、良く食べ良く寝て、体力を落とさない様にくれぐれもお気を付け下さい。

神田陽子



 
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