9月に入り最初の土曜歌声は、「中秋の名月」が拝める当日に開催されました。
「月」に絡んだ曲が多くリクエストされる予感でいっぱいでした。ファーストソングには、「月」が付いていると云うだけで選んだ「月光仮面は誰でしょう」を選び、皆さんの笑いも受けながら歌いました。
リクエストは335歌集の「ほたる」 よく知られている「ほ、ほ、ほたる来い、、」で始まる歌では無く、これは昭和7年に音楽教科書で発表された文部省唱歌です。
私はラウムで覚えましたが、皆さんよくご存知でしっかり歌われていました。 歌詞に「山の三日月」と、本日のキーワード「月」も入っていました。
「旅人よ」 先頃コンサート活動を終了される旨を発表した加山雄三さんの名曲ですが、途中の綺麗なコーラス部分は絶妙なメロディラインで、ラウムのハモリ姫が見事に担ってくれました。
「月の砂漠」 美しい曲ですが、高音のメロディが続くので歌うのは難しい1曲です。ピアニストがキィを下げて歌い易くしてくれました。 「月」の歌です🌕
「夏の日の思い出」 日野てる子さんのハワイアン調の曲ですが、ムーディーな歌詞は「きれいな月が、、」で始まります。
「雨の物語」 イルカの隠れた名曲と言っても良い歌ですが、 作詞 作曲は、大ヒット曲「なごり雪」の伊勢正三です。
525歌集から「泉のほとり」 軽快なリズムで明るい曲調のロシア民謡ですが、歌詞の内容は戦いに行く兵士の物語になっています。
「月見草の花」 キーワード「月」がたっぷりフィーチャリングされた曲です。 優しい曲調で癒されます。
「てんとう虫のサンバ」 ひと頃結婚式の定番曲でしたが、今歌ってもちっとも古臭く感じませんね。 「まあるいまあるい お月さま」とここにも「月」が出てきます。
「芭蕉布」 沖縄の長閑な景色が浮かんで来るような、温かい気持ちにさせてくれる1曲です。
本日はスタッフからもリクエストをもらうことにして、Mr.Mからは「オー シャンゼリゼ」
ピアニストからは「サン・トワ・マミー」の、奇しくもシャンソン2曲を歌って前半終了です。
後半は、先日ご本人が歌われていてとても素敵だったので、加山雄三さんの「君といつまでも」を選びました。
有名な「幸せだな〜」のセリフ部分は、Mr.Mにお願いしたところ、私に向かって情感たっぷりに語ってくれましたが、願わくば奥様に言って差し上げて頂きたいものです、、(笑)
リクエストは「ひとり寝の子守唄」 加藤登紀子さんの名曲ですが、おそらくリクエストされたのは初めてかも知れません。 それでも皆さん良くご存知でよどみなく歌われていました。
「ちいさい秋見つけた」 秋の定番曲の1つですが、サトウハチローの歌詞と中田喜直のメロディが秋の様子を惜しみなく描き出しています。
「花のメルヘン」 出だしのセリフで噛んでしまい申し訳無かったのですが、今ではなかなかお目にかかれない正にメルヘンチックな可愛い歌です。
「荒城の月」 「月、出ました!」と思わず言ってしまいましたが、「月」の歌の中では本当に格調高い名曲です。 夭折の滝廉太郎を「花」と共に世に知らしめた曲ですが、もっと長生きしていたら、どれ程の素晴らしい曲を作ったことでしょう。
「おまえに」 フランク永井のヒット曲ですが、素直に胸の内を言葉にした照れ臭くなる様なラブソングですね。
「赤い花 白い花」 何度かリクエストされている曲ですが、元々は群馬大学の学生だった中林三恵さんが作り、「赤い鳥」がレコード化して、その後多くの歌手にカバーされたようです。 3番の歌詞は、カバー歌手の1人芹洋子さんが補作したとのことです。 テレビアニメ「どろろ」の挿入歌として使われたことで、「少し怖い」と云う感想もあるみたいですが、甘い曲調の素敵な歌です。
「月がとっても青いから」 本日何曲目かの「月」の歌。 ノリの良いメロディと、最後の「サ、帰ろう」が特徴的な1曲です。
「月の曲かしら?」と出されたのは「Moon River」 映画「ティファニーで朝食を」の中でオードリー・ヘプバーンがギター片手に歌うシーンが有名ですが、世界中で愛されるスタンダードナンバーでしょう。 英語の歌詞のみですが、皆さん難なく歌われました。 余談ですが、小田和正氏は、この曲を聴いて「いつか自分もこんな素敵な曲が作れたら」と、音楽の道に進むことを決心したそうで、アルバムの中でこの曲も歌っています。 人の人生を左右する程の素晴らしい曲なのですね。
スタッフから「ラ・メール」「空も飛べるはず」をリクエストしてもらい、少し残った時間に「好きになった人」を、皆さん手を振りながら歌いリクエストは終了です。
先日の「24時間テレビ」のエンディングで、これが最後になる加山雄三さんと谷村新司さんが、涙しながら歌う姿に感動してもらい泣き状態でした。 そんな想いから、ラストソングにはハードかとも思いましたが、敢えて「サライ」を選び皆さんに歌って頂きました。
街角の歌声サロンではこれからもこの歌を歌い続けていく、と云う固い決意のような歌声が響きました。
さて本日は「中秋の名月」と云うことで、「月」を意識してお送りしましたが、タイトルには無くとも、「月」と云う言葉は本当に多く歌詞に使われていることを再認識しました。
ロマンチックなムード、センチメンタルなムードには欠かせないワードですね。
次回は9月24日。 もう目前に迫っていますが、何やら新しい台風も発生しそうな不穏な予報です。
今のところ開催の予定ですが、急な中止もあり得ます。 中止の場合は必ず連絡入れますのでご確認下さい。
開催の場合もくれぐれもご無理なさらず、ご自身の判断でご参加頂けますよう、よろしくお願い致します。
季節の変わり目、急に涼しくなって参りましたので、どうぞ皆さまご自愛下さい。
神田陽子