秋の気配も深まって来た10月22日。 果物の美味しい季節に因んで、「リンゴの唄」を選び歌声スタート。 戦後の焼け野原にこの明るいメロディが流れたことが、復興の背中を押したと言われる曲です。
リクエスト1曲目は「月がとっても青いから」 晴天続きの近頃、夜のお月様は冴え冴えと美しい姿を見せてくれます🌕
お次は今回お初のお客様より「りんごが出たので、みかんで、、」と、 「みかんの花咲く丘」を頂きました。 情景が浮かんで来る歌詞に優しいメロディ。 3番の歌詞の「かあさん」に郷愁を誘われます。
「青葉城恋唄」 仙台の風景が描かれいて、川のせせらぎが聴こえてきそうな歌です。 かつて仙台に住まわれていたお客様曰く「とてもきれいな街です。」 私も一度は行ってみたい憧れの場所です。
「北上夜曲」 元は18歳の菊池規と17歳の安藤睦夫が昭和16年に作った物でしたが、それが口伝いに歌い継がれ、昭和36年に作者が名乗り出て、本格的に世に広まったそうです。
軍歌一色の時代には、甘く切ないこの曲はそぐわなかったのでしょうが、良い物は必ずいつか日の目を見ると云うことですね。
「寒い朝」 これから冬にかけて、毎年よく出される1曲です。 短調から長調に転調するメロディが歌詞をより引き立たせています。
「北へ」 小林旭さん独特の高音ボイスが素敵なムード歌謡です。 ゆったりした曲調が「北へ」向かう寂しさを和らげている様に思えます。
「秋でもないのに」 本田路津子さんのハイトーンボイスが懐かしい1曲です。 実際は「秋」の歌では無いのでしょうが、「秋」にぴったりの歌ですね。
「村の娘」 原曲はイタリア民謡ですが、軽快なメロディで明るく楽しいキャッチーな1曲です。
「女ひとり」 「京都 大原 三千院、、」で始まる、京都の名所が織り込まれた歌です。 秋の京都はことのほか情緒があります。 歌っていると「そうだ、京都に行こう」の気分になりますね( ◠‿◠ )
「今はもうだれも」 アリスの歌ですが、珍しいリクエストでした。 335歌集かと思いきや、195歌集に収録されています。
スタッフリクエストは、タンゴの名曲「淡き灯」 社交ダンスでもよく使われるそうですが、Mr.Mのリードで歌いました。 ピアニストからは、カーペンターズの「Sing」 英語の歌詞のみですが、皆さん難なく歌われ前半終了。
この季節になると歌いたくなる「思秋期」で後半スタート。 第19回日本レコード大賞で、歌唱賞を受けた岩崎宏美さんのヒット曲ですが、美しい旋律はもとより、その歌詞の素晴らしさが心を打つ名曲です。 岩崎さんがレコーディングの際、歌詞の内容に気持ちが高ぶり、何度も泣いて歌えなくなったと云うエピソードがあるくらいですが、作詞は阿久悠氏。生涯作詞数は5000曲を超える、稀代の天才作詞家です。
リクエストは「サザエさん」 長年日曜日の夕方お茶の間に響いて来た、誰もが知っている曲ですが、ピアニストが小さい頃カラオケでよく歌っていたのを思い出しました。 歌っていると本当に楽しい気分になる1曲です。
お初のお客様より「荒城の月」クラシックがお得意なご様子なので、 「前でお歌いになりませんか?」との声掛けに、遠慮がちにその場でお立ちになって、朗々と歌われました。
「死んだ男の残したものは」 谷川俊太郎 作詞、武満徹 作曲の反戦歌。 バリトン歌手、友竹正則氏の歌唱で初めて披露されたもので、切なくも力強い曲が人々の琴線に触れ、今に歌い継がれています。
「小さなスナック」「無縁坂」「シャロム」「季節の中で」と歌い、お次のリクエストは、「私に人生と言えるものがあるなら」 アメリカ民謡に笠木透氏が歌詞を付けたものですが、リズミカルなフォークソングに仕上がっています。
「南国土佐を後にして」 ペギー葉山さんでヒットした曲ですが、原曲は高知県出身者が多かった、陸軍鯨部隊内で自然発生的に生まれ歌われていたそうです。 後半部に土佐民謡「よさこい節」が組み込まれているのも珍しい1曲です。
「エメラルドの伝説」 ショーケンこと萩原健一ボーカルの、ザ・テンプターズの最大ヒット曲。 なかにし礼氏と村井邦彦氏のヒットメーカーが手がけた曲ですが、アレンジ担当の川口真氏が、ストリングスに加えてホルン、オーボエも使い、神秘的なサウンドになっています。
スタッフから「恋心」「三百六十五歩のマーチ」が出てリクエスト終了。
微妙な残り時間だったため、335歌集で一番長い曲と思われる「ありがとう」をラストソングに選びお開きに。 ちょうど前日、この曲を歌っている「いきものがかり」のボーカルが出産したと云うニュースを聞いたばかりだったのも選んだ理由でしたが、歌い方のくせがあるのでなかなか難しい1曲かも知れません。
次回は、度々お知らせしていますが、11月5日開催です。 第1土曜日なので変則的ですが、この日からはちょうど2週間後。でももう明日に迫っています(汗)
秋晴れの好天に恵まれてはいますが、気温変化に体調も崩しがちです。 コロナ感染者もじわじわと増えつつあり、何となく不安感をあおられますが、そんな重い空気は思い切り歌って晴らしましょう!
コロナ対策、防寒対策は抜かり無きよう十分に気をつけて開催したいと思っています。
どうぞ体調を考慮しつつご参加下さい。 お待ちしております。
神田陽子