2023年1月27日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 1月14日のご報告~ 神田陽子

今年初の土曜歌声は、1月14日に開催されました。 
 体調不良等で残念ながら若干名欠席されましたが、概ね常連の皆さんの元気なお顔を見ることができ、本当に嬉しく思いました。

 「ラウム歌い初めはこの曲で。」との創設者池辺氏のお言葉に従い、やや遅まきの感はありましたが「一月一日(いちげついちじつ)」を歌い、今年の土曜歌声開幕です。

 2023年のリクエスト1曲目は「異邦人」  久保田早紀の最初にして最後の大ヒットナンバーですが、多くの歌手にカバーされて今日に歌い継がれています。

 「シーハイルの歌」 リクエスト者お気に入りの1曲です。 素敵なソフトボイスでリードして頂きました。 スキーがお得意そうですが、「さすがに今は、、」だそうです。
 
 お次に登場されたのは、コロナ以前は毎回参加して下さっていた男性。およそ3年のブランクでしたが、実は今月念願だった「NHKのど自慢」の予選会に出場される由。 忙しいお仕事をやり繰りして「練習がてら」と来て下さいました。 特別にピアニストと皆さんのご協力を得てエントリー曲を一緒に歌いました。 歌い終わりには皆さんから「頑張って!」の温かい拍手と、ピアニストの粋な計らいで合格の鐘の音が高らかに鳴り響きました🔔

 「みかんの花咲く丘」「花言葉の唄」「花」つながりで2曲歌い、次曲の「坊がつる讃歌」まで、優しく心温まる曲が続きました。

 「モッキン バード ヒル」 近頃この歌を練習中のお客様からのリクエストです。 「みんなの歌」では、上條恒彦さんが歌っていたアメリカのスタンダード歌曲です。

 かなりお久しぶりのお客様から「雪」 「こんこん」と降りしきる雪や霰を「こんこ」と歌っているところが可愛らしい感じですが、「こんこん」は元々「来む来む」だそうで、雪が降る様子では無く、「雪よ来なさい降りなさい」と云う雪を呼ぶ様子だとのこと。

 「スキー」 冬の定番曲ですが、軽快でスピード感のある歌です⛷

 「秘密」 作曲の高橋定一郎氏は、日本人によるシャンソンを創作した草分け的存在で、この歌も本場フランスのエスプリが効いています。

 12月はお休みしていたMr.Mから「白い恋人たち」を、「Mr.Mの復帰を祝って」とピアニストから「乾杯の歌」を出してもらい小休止。

 少し早いのですが、卒業シーズンには必ず歌いたくなる「旅立ちの日に」でリスタート。
昨今の中高生はこの合唱曲を歌って卒業するのが定番ですが、歌詞とメロディが秀逸で、素晴らしく感動的な曲になっています。 この時季には何度も歌って覚えて頂きたいと思います。

 リクエストは「二人でお酒を」 梓みちよさんが胡座をかいて歌ったことでも有名ですが、「こんにちは赤ちゃん」でついた清純派のイメージを払拭するための曲だったそうです。その狙いは見事達成された感じですね。

 「スキーの歌」 歌っているとスキーで軽快に滑り降りる降りていく気持ちになれますね。 もっとも私はボーゲンから進めなかった腕前なので、軽快とはほど遠い滑りでしたが、、、(笑)

 「冬の星座」 凍てついて澄み渡った冬の夜空には、美しい星座が観られます。 三つ星のオリオン座は見つけ易いので、子どもの頃には夢中で探したものです。

 「戦争は知らない」 ザ・フォーク・クルセダーズが歌った反戦歌ですが、歌詞は前衛演劇グループ「天井桟敷」主宰の寺山修司氏。 オリジナルは坂本スミ子さんが歌っていたようですが、フォークルのカバーでヒットして、その後も多くの歌手によって歌い継がれている歌です。

 「襟裳岬」 吉田拓郎作曲で、森進一の独特な歌い方でヒットしました。歌詞に「襟裳の春は 何もない春です」とありますが、お客様のおひとりから「北海道の知人によると、春だけじゃ無く、襟裳は年中何も無いらしい」と云う、襟裳の方に叱られそうな情報も頂きました(汗)

 「東京行進曲」 195歌集には3番までしか載っていませんが、リクエスト者が4番まで歌われ、ご存じの皆さんがご唱和されていました。 1929年発表の西条八十と中山晋平の当時のゴールデンコンビの作ですが、カタカナで表された英語の歌詞がところどころに出てくるお洒落な1曲です。

 「愛はかげろう」 これも練習中のお客様からのリクエストでしたが、言葉の乗せ方が難しいので私も勉強中です。

 「村の鍛冶屋」 「鍛治屋」と聞いてもピンとは来ない若者も多いでしょう。 鉄を鍛えて強靭な鋼を作る職人のことですが、昔は刀鍛治がいて武士や軍人の刀を作っていたのでしょう。 私の生まれ故郷桑名市には「鍛治町」「職人町」と云う、城下町ながらの町名が残っています。 最近、亡き父の所持していた日本刀と軍刀を惜しみつつ処分したのですが、鍛冶町の職人さんの手に成るものだったのかも知れません。

 「糸」 中島みゆきの名曲の中でも、老若男女誰からも愛される歌では無いでしょうか?
人生は正に人との出逢いで紡がれています。どんな人といつどこで出逢うかによって、人生は左右されると言っても過言では無いでしょう。 私たちは出逢うことで、お互いに影響を与え合っていると思います。どちらかの一方的な想いではなく、双方向から想い合える、そんな出逢いが「仕合わせ」と呼べるのでしょうね。

 「ジグーリ」 ロシア民謡ですが、ジグーリとはヴォルガ河の河口にある山の名前だそうで、故郷の山の面影をしのぶ歌です。

 スタッフリクエスト「アル・ディラ」「おなかのへるうた」を歌い、ここからノンストップで3曲目のリクエストへ突入!

 「ローレライ」に続いて出されたのは「季節外れですが、野球殿堂入りしたので、、」と「栄冠は君に輝く」 古関裕而作曲のあまりにも有名な夏の甲子園野球の大会歌です。
 野球殿堂入りは競技者だけで無く、野球の発展に大きく寄与した人物に対しても与えられるのだと、恥ずかしながら今回初めて知りました。

 「叱られて」 物悲しく切ない歌詞とメロディのこの童謡唱歌は様々な解釈があるようですが、一般的には、親元から離され、遠くの名家へ奉公に出された子供たちの心境が歌われていると説明されることが多いそうです。

 「青い山脈」「鉄腕アトム」「寒い朝」と歌い、お次は珍しいリクエスト「潮来笠」でした。 橋幸雄のデビューシングルですが、茨城県の潮来水郷の情景を背景に歌われた、股旅曲の代表的な作品です。 当時高校生だった橋自身は、「潮来笠」を「しおくるかさ」と読んで、尚かつ「こんな歌売れるのかな」と思った、と云うエピソードがあるようですが、橋の心配は杞憂に終わり、120万枚のミリオンセラー曲となりました。

 「狩人の合唱」「兎のダンス」「チムチムチェリー」を歌ってリクエスト終了。 
  
 「また逢う日まで」でお開きとしましたが、今回はいつにも増して多くの曲を歌い、歌い初めとしては上々の滑り出しでした。 
 
 先日TVで「2022年 全国のカラオケboxで歌われた 昭和の名曲top100」と云う番組が放映されていました。
 口遊みながらメモを取っていたのですが、100曲中53曲がラウム歌集に入っていました。
しかも上位50位には30曲と、6割を占めているのには「さすがラウム」と自画自賛٩(^‿^)۶
 
 コメントには10〜30代の人も多く、「Tik Tok でバズってたから」とか「親の影響で」とか、昭和の名曲に惹かれた理由は様々ですが、「カラオケ」で無くピアノの生演奏で歌える「歌声サロン」の存在も、若い人たちにもっと知って欲しいと思いました。
 1位は尾崎豊の「I LOVE YOU」 335歌集に収録されています。 因みに「また逢う日まで」は33位です。
 今夜のリクエストの中では「異邦人」は18位。 今後折りに触れて順位を発表したいと思います。
 ラウム女性陣お得意の「タッチ」は2位で、その人気の高さが窺えます。
「アンパンマンのマーチ」が6位に入っているのも嬉しいですね( ◠‿◠ )
 
 次回は1月28日の開催です。 ここ数日、10年に一度の大寒波に襲われて身体の芯から冷え込んでいますが、 みんなで歌って寒さなんか吹き飛ばしてやりましょう٩( 'ω' )و♬♬♬

 ご参加心よりお待ちしています。

                       神田陽子



 
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