3月は変則的なので1週間のご無沙汰(むかし玉置宏さんのお決まり文句でしたね)での開催です。
この日はお初のお客様が3人。 中に平均年齢をグッと下げている男女が。 何を隠そう我が息子夫婦です(≧∇≦) 未知の世界に若干戸惑っているようですが、、、
名古屋は開花宣言を迎えたばかりなので、ファーストソングには森山直太朗の「さくら」を選びました🌸🌸🌸 舞い散る桜の下での別れを歌った切ない曲です。
リクエスト1曲目は、「飛んでイスタンブール」 珍しい選曲でしたが、皆さん良くご存知でした。 庄野真代さんには観光ホテルでのイベントで、「歌声&ヒットソングショー」を開催して頂いたことがありましたが、とても気さくでチャーミングな方でした。
「おぼろ月夜」「昴」「ラ・ノビア」と、曲調の異なる3曲を続けて歌い、お次は「この時季にはどうしても歌いたくて、、」とのことで「空も飛べるはず」をリクエスト頂きました。 ドラマ「白線流し」の主題歌で、卒業式に学帽の白線とセーラー服のスカーフを一本に結びつけ川に流す行事に因んでいます。 岐阜県の斐太高等学校で恒例となっています。
「エーデルワイス」を日本語と英語で歌い、次曲は「夜明けの歌」 近ごろ常連復帰のお客様。 ご職業柄夜明け前からのお仕事もあるそうで、そんな時この歌が浮かんで来るとのことです。
さて、若夫婦。 夫の初リクエストは「にんげんっていいな」「まんが日本昔ばなし」のエンディング曲です。 そう言えば子どもの頃毎週観ていたので、言わば思い出の曲ですね( ◠‿◠ )
若妻のリクエストは、ユーミンの「春よ来い」 1994年リリースなのでちょうど生まれた年の曲ですが、これも最早日本のスタンダードになっているので、知っていても不思議ではありませんね。
森昌子の「せんせい」 加山雄三の「旅人よ」を歌い、本日お初の女性のお客様からは「学生時代」を出して頂きました。 以前はホテルのイベントなどで、必ずと言って良いほどリクエストされる定番曲でしたが、久しぶりに歌うと、改めてその良さを感じられる歌です。
「椰子の実」をリクエスト者の素敵なリードで歌い、スタッフリクエストの「バラ色のさくらんぼの木と白いりんごの木」で前半終了。
後半の紹介曲は「君をのせて」 映画「天空の城ラピュタ」の主題歌です。 この映画はスタジオジブリ制作の1作品目で、「ラピュタ」と云う名称は、「ガリヴァー旅行記」に登場する、空飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国」からとったものだそうです。 曲は映画と結びついてファンタスティックなムードです。
リクエストは「桜んぼの実る頃」 シャンソンの名曲ですが、日本では加藤登紀子さんが歌っています。 私は今回初めて知りましたが、この曲もジブリ映画「紅の豚」の主題歌に使われています。 歌詞はくどうべんさんの物とは違い、加藤登紀子さんの訳詩のようです。
「緑のそよ風」「ハナミズキ」と、新緑を感じさせる2曲を歌い、お次は「モーツァルトの子守唄」 クラシック大好きなお客様からのリクエストでしたが、詩は作曲家として有名な堀内敬三氏。 たくさんの訳詞も手掛けていますが、マサチューセッツ工科大学で応用力学を専攻した異色の経歴の持ち主です。
「別涙(わかれ)」 盲目の歌手、因幡 晃の曲です。 美しいメロディと語りかける様な歌詞が素敵な曲ですが、歌うのはなかなか骨の折れる1曲です。
「学生街の喫茶店」「サライ」と歌い、再び若夫婦の番が巡って来ました。 2人共に古い洋楽からのリクエストで、「オー シャンゼリゼ」と「愛の讃歌」 少し意外でしたが、「2曲とも大好き」で、「皆さんお上手なので、歌って欲しかった」とのこと。 もちろん皆さん大いに楽しんで歌われました。
「蛙の笛」 可愛らしい童謡ですが、音程がけっこう難しいと思いました。 「里の秋」の斉藤信夫、海沼実のコンビです。
「早春賦」「四季の歌」と季節感たっぷりの曲を歌い、ラストリクエストは「狩人の合唱」 リクエスト者中心にいつものごとく男性陣の大熱唱が響き渡りました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
その熱唱の余韻をそのままに「また逢う日まで」を歌いお開きとなりました。
今回初参加の若夫婦に感想を聞きましたら、「皆さんの歌に対するストイックさに驚いた」「お上手な人ばかりで聴いているだけでも楽しめた」とのことでした。
昨今、いわゆるZ世代(1990年半ばから2010年代生まれの世代)の間で、昭和歌謡が人気だそうで、歌声サロンの未来も明るいのではと思えます。
先日も姪っ娘がお友達とカラオケに行って来たと言うので、何を歌ったのか聞いてみたら「迷い道」「異邦人」「春よ来い」と335歌集の曲ばかりでびっくり‼️ 今度是非土曜歌声に呼んでみようと思っています。
TBS系列で不定期に放送されている「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」では、心に刺さった歌詞を年代別に紹介していますが、つい先ごろの放送でもラウム歌集の曲がたくさん入っていました。 思い出や実体験とリンクして胸に刺さる歌詞、皆さんにもきっとおありでしょうね。 リクエストの際にそんなエピソードも聞けたらと思っています。
次回は4月8日。街にフレッシュマンが溢れている頃でしょう。進学、就職した頃のことを思い出しながら、「心はいつまでもフレッシュ」なまま、好きな歌を歌える幸せに浸りましょう。
昼夜の気温差がありますので、服装にご留意下さりお越し下さい。
神田陽子