2023年4月21日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 4月8日のご報告~ 神田陽子

  4月に入って初めての土曜歌声でしたが、この日は体調不良でお休みの方が多かったり、正にこちらへお出でになる途中怪我をされて、引き返された方もあったりで、魔に魅入られた(?)様な日になってしまいましたが、それでも他のご常連の皆さん元気に参加して下さいました。


 遅い春の訪れを北海道ではことさら喜ばれるそううです。 そんな気持ちが感じられる「宗谷岬」をファーストソングに選びました。

 リクエスト1曲目は「めだかの兄弟」 後で紹介曲にしようと思っていましたが、同じ想いで出して下さったようです。 そう、この曲は先日亡くなった坂本龍一氏が編曲を手掛けているのです。もっとも本人曰く「なぜこの曲のアレンジが自分のところに来たのか解らない」と、1週間苦しんで編曲されたそうですが、、

 「耳をすましてごらん」「大阪ラプソディ」の1970年代のヒット曲を歌い、お次はこの季節にぴったりの1曲「ハナミズキ」 
 4月から5月にかけて一斉に開花し、桜の後私たちの目を楽しませてくれるハナミズキですが、もとは北アメリカ原産で、日本には1915年に日本が贈った桜の返礼として伝わったそうです。 白やピンクに色づいている「花」と思われているものは、実は花ではなく、総苞弁(そうぼうべん)と呼ばれる葉っぱだと今回調べて初めて知りました。 皆さん、ご存知でしたか? 秋には真っ赤に色づき紅葉も楽しませてくれるみたいです。

「あなた」 小坂明子さんの50年ほど前の曲ですが、多くの歌手もカバーしており、今なお色褪せない名曲です。 今ならいわゆる「くさい」と思われそうな歌詞が並んでいますが、理想の生活を謳ったこの歌、実は叶わなかった夢を綴った物と云う解釈もあるそうです。果たして真相は如何に?

 「どうにかなるさ」 ムッシュかまやつのヒット曲ですが、脱力感のあるこの曲、どことなく風来坊の様な「おいら」が良い味を出していますね。

 「未来へ」 「母」をテーマにした1曲ですが、抽象的な歌詞の中に「母」への大きな感謝が含まれていると思います。

 「『いちご白書』をもう一度」 近ごろ度々リクエストされる曲ですが、ユーミンの作詞 作曲で大ヒットしました。 今でも幅広い世代に人気のある1曲です。

 「きみの朝」 珍しいリクエストでしたが、サビの「モーニング モーニング、、」の部分は有名なので、皆さんしっかり歌われていました。 歌詞は意外とヘビーな感じで、「朝」の爽やかさとはほど遠いムードの曲です。

 「ひまわり」 同名映画の主題歌として有名ですが、近ごろサントリーのコーヒー「クラフトボス」のCMで使われいるのでよく耳にしますね。 ヘンリー・マンシーニの美しい旋律が誰をも魅了してしまう名曲です。

 スタッフリクエスト「クラリネットをこわしちゃった」と「勇気100%」を歌って、前半終了です。 

 後半は、黛ジュンさんの「天使の誘惑」でリスタート。 当時のヒットメーカー、なかにし礼、鈴木邦彦のコンビ曲です。 軽快なリズムの明るい曲調の歌です👼

 リクエストは「この広い野原いっぱい」 フォークソングの代表曲と言っても良いこの歌ですが、歌っていた森山良子さんは、本当はジャズシンガーになりたかったところ、この歌のヒットを皮切りにフォークシンガーへ方向転換せざるを得なかったようです。

 「待ちぼうけ」 七五調で書かれた歌詞、テンポ良く歌えるリズムとメロディが秀逸な童謡です。 
 
 「夢で逢えたら」 故大瀧詠一氏が、作詞作曲、及びプロデュースした楽曲で、多くの歌手に歌われていますが、一般的には吉田美奈子の代表曲として知られているようです。
 途中のセリフは、私からMr.Mにムチャ振りしましたが、思いの外可愛らしく言って下さり拍手喝采でした( ◠‿◠ )

 「あの鐘を鳴らすのはあなた」 静かな歌い出しから徐々に盛り上がっていく曲調を、皆さん一人一人がご自分の想いを込めて歌われているようでした。

 「花のメルヘン」 これも最初のセリフはMr.Mにお任せ。 もうすっかり照れも無く手慣れたものです(笑)

 「愛する人に歌わせないで」 これも森山良子さんのヒット曲ですが、「さとうきび畑」同様反戦歌の色合いが強く出ているため、「日本のジョーン・バエズ」と呼ばれる様になったそうです。

 「若者たち」 1966年のテレビドラマ「若者たち」の主題歌です。 1970年代に、小中学校の音楽の教科書に採択されたこともあり、学校音楽教育で学ぶポピュラーソングとして定着しました。 坂本九、森田健作もカバーしていますが、近年リメイクドラマ「若者たち2014」で、森山直太朗が歌ったことで再注目されています。 

 「贈ることば」 武田鉄矢主演の「3年B組金八先生」の主題歌としてヒットしましたが、ひと頃卒業式の定番ソングにもなっていました。 
「求めないで優しさなんか 臆病者の 言い訳だから」のフレーズには、ニューミュージックで多用されていた「優しさ」と云うワードに対して、フォークミュージシャンとしての武田の対抗心が込められている、と本人が語っています。

 「みんなのうた」 長く歌声喫茶で歌われてきた曲で、その歌詞はこの歌声サロンにもぴったりです。 作曲の原田義雄さんは「岡山の吟遊詩人」と呼ばれているフォークシンガーで、各地でコンサートをされてきたそうです。

 「鉾をおさめて」 前々回でもリクエストされ、ブログでもご紹介した曲ですが、勇猛果敢なこの歌を、リクエスト者のリードで歌い上げました。

 スタッフリクエスト「花まつり」 この曲はアルゼンチン民謡ですが、この日、4月8日はお釈迦様の誕生の日なので、甘茶を注ぐ「花祭り(灌仏会)」に因んで、とのことでした。
 
 もう1曲は「春の予感〜I’ve been mellow〜」 尾崎亜美の曲ですが、1978年に資生堂の化粧品CMで使われ、当時は南沙織が歌っていました。 45年前の曲ですが、シティナイズされたお洒落な歌です。 

 ラストソングには、これも坂本龍一さんがアレンジを担った「アメリカンフィーリング」を選び、氏を追悼しながら歌いました。 本当に素晴らしい音楽家であり、活動家の早過ぎる死が残念でなりません。 年末には「戦場のメリークリスマス」を、ピアニストに弾いてもらおうと思います。 

 次回は4月22日の開催です。 これを書いている今日は各地で真夏日を記録していますが、このところの気温の落差には本当に参りますね。 体調の思わしくない方も多いみたいです。 どうかくれぐれも身体に気をつけて、お元気に歌いにいらして下さい。 

                  神田陽子



 
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