2023年5月12日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~4月22日のご報告~ 神田陽子

  薫風爽やか、新緑の5月に入りましたが、皆さま、ゴールデンウィークをいかがお過ごしになられましたか?

  
 またまた遅まきながら、4月22日の土曜歌声のレポートをさせて頂きます。

 ファーストソングには、この季節にぴったりの「花の街」を選びました。 誰もが音楽の時間に習い、その美しい歌詞とメロディに魅了された曲だと思います。

 リクエスト1曲目は、これも季節感たっぷりの「わか葉」 昭和17年の「初等科音楽 2」に掲載された曲ですが、軍国主義一色のこの時期に、こんな清々しい歌も作られ歌われていたことにホッとする思いです。

 「出船」 昭和3年に発売されたこのクラシカルな曲は、テノール歌手藤原義江が歌って流行らせています。

 「ロマンス」 シャンソンの女王と呼ばれた、ジュリエット・グレコで大ヒットしたこの曲を、シャンソン歌手高英男が日本でも有名にしました。 リクエスト者はお久しぶりのお客様ですが、この曲に相応しい素敵なジェントルマンです。

 「人生いろいろ」 島倉千代子さんのそれまでとは雰囲気の違う曲でしたが、彼女の激動の人生を反映しているかの様な1曲です。

 「バラ色の雲」 ヴィレッジ・シンガーズの曲ですが、「亜麻色の髪の乙女」と共に大ヒットしました。 作曲は、ヒットメーカーの筒美京平氏。 グループ・サウンズ、歌謡曲、アイドル曲、J-POP、アニメ曲と、幅広いジャンルの曲を書いている日本を代表する作曲家の一人です。

 「草原の輝き」 アグネス・チャンの3枚目のシングルで、アイドル全盛期のヒット曲です。 実はこの曲を皮切りに、この後アイドル曲が次々とリクエストされることになるのですが、、(笑)

 「若草の髪飾り」 チェリッシュの歌ですが、ひと頃は「てんとう虫のサンバ」と共に結婚式の定番曲でした。

 「Mr. サマータイム」 洒落たアレンジの外国曲ですが、日本ではサーカスが歌ってヒットさせました。

 「星の界(よ)」 元は賛美歌「いつくしみ深き」のメロディに日本語歌詞を付けた曲で、作詞の杉谷代水は雄大な宇宙をテーマに詩を書いたようですが難しい言葉が並んでいます。 曲の最後の「窮理」とは、「物事の道理や法則を明らかにする」と云う意味だそうですが、「窮理の船」とは? 

 「ひとりじゃないの」 アイドル曲第2弾。 リクエスト者(男性)が完璧に歌ってリードして下さいました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 「踊り子」 この曲をこよなく愛するお客様は今日お休みでしたが、思わずその方を思い出しました。 リクエスト者が情緒たっぷりに歌って下さいました。

 「花(すべての人の心に花を)」 沖縄の音楽家であり、平和活動家及び政治家でもある喜納昌吉氏の作詞 作曲で、本人はもとより石嶺聡子のカバーでもヒットしました。 高音のロングトーンが美しい曲です。

 「赤い風船」 浅田美代子の歌唱が印象的でしたが、3曲目のアイドル曲登場で盛り上がる皆様。 アイドル曲はほのぼのと歌えるのも魅力ですね。

 スタッフリクエスト「ヴォラーレ」で、前半終了。

 今日の流れに乗って、松田聖子「青い珊瑚礁」を選び後半スタート。 聖子さんも還暦を迎え、様々な経験が歌に深みを与えていますが、この歌を歌っていた頃は正に「The アイドル」でしたね。

 リクエストは「月がとっても青いから」  度々リクエストされる曲ですが、この歌を歌ってヒットさせた菅原都々子は、この曲の作曲者 陸奥 明の娘です。

 「待ちぼうけ」「カミニート」と歌い、お次はまたもアイドル曲、キャンディーズの「微笑がえし」  彼女たちの引退前最後のシングルで、それまでのヒット曲のさわりの部分が歌詞に織り込まれています。

 「あなたのすべて」 中山千夏さんがギターを弾きながら歌ってヒットさせた、335歌集の人気曲です。

 「草競馬」 アメリカ民謡ですが、日本語の歌詞にはいくつかある様です。 明るく元気な曲調で、陽気な気分になれる歌です。 

 「恋はやさし野辺の花よ」  原曲はオーストリアの作曲家、フランツ・フォン・スッペが1879年に作曲したオペレッタ「ボッカチオ」ですが、日本では大正4年(1915年)、浅草オペラの喜歌劇「ボッカチオ」の劇中歌として発表されたそうです。 

 「バイカル湖のほとり」「山のロザリア」「ウラルのぐみの木」「仕事の歌」と、ロシア民謡が4曲続き、さながら往年の「歌声喫茶」を彷彿とさせて頂きました。 ロシア民謡はきれいなメロディの曲が多いので、知らない曲でも聴いているだけで癒され、そしていつの間にか覚えています。

 「学生時代」を歌い、ラストリクエストは、本日初の男性アイドル曲「よろしく哀愁」 郷ひろみの10作目のシングルで、テレビドラマ「ちょっとしあわせ」の主題歌として発売され、彼の最大のヒット曲になりました。 吉田拓郎、少年隊、南沙織、TOKIOらにもカバーされている名曲です。

 ちょうど「よろしく哀愁」の隣のページにあった「ラヴ・イズ・オーヴァー」をお別れ曲に選んでお開きとしました。

 次回は5月13日。 もう明日に迫っていますσ(^_^;)
 
 新型コロナウィルス感染症は、5月8日より「第五類」へと分類変更され、それによって扱いもずいぶん緩和されるようです。 不自由な事も多かったコロナ禍、いろいろな対策をしながら歌声サロンも開催して来ましたが、この先も油断すること無くある程度対策は続けてゆきたいと思っています。

 皆さんも今まで通り個々人が体調には充分気を付けて、歌声サロンにご参加頂ければ幸いです。

 いつまでも元気に大好きな歌を歌って、幸せな時間を共有してゆきましょう!

神田陽子



 
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