2023年8月5日土曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 7月22日のご報告~ 神田陽子

   「暑い!暑い!」が誰もの頻出ワードの日々。 学生の皆様は夏休みに突入したばかりのこの日、遠い昔を思い出しながら、吉田拓郎「夏休み」で土曜歌声開始です。

 
 リクエスト1曲目は「ウラルのぐみの木」 原題「リャビヌーシカ」は日本語では「ナナカマド」と言うそうですが、日本語版では語呂と収まりの良さで「ぐみ」に差し替えられたみたいです。
 
 ガロの「学生街の喫茶店」 夏の定番曲「夏の思い出」 ザ・リガニーズ「海は恋してる」 ザ・ピーナッツ「恋のフーガ」と、曲調の違う4曲を歌い、お次は「空に星があるように」
 穏やかで優しい歌詞とメロディが、歌っていると星空を思い浮かばせてくれるようです。

 「少年時代」も夏の曲のイメージですが、どちらかと言えば8月を思い出として歌っています。 

 「恋はやさし野辺の花よ」  オペラ「ボッカチオ」では女性が歌っていますが、日本では大正期に浅草オペラの花形歌手、田谷力三が男声で歌いました。

 「卒業写真」 今日お初参加のお客様より、お初リクエストです。 ユーミンの作詞 作曲ですが、私はハイ・ファイ・セットのしっとりと歌うバージョンの方が好きなのでそちらで歌っています。 ユーミンのポップな感じもまた違った味わいがあるので、お好みで歌って頂ければと思います。

 「酒と泪と男と女」 48歳の若さで亡くなった河島英五の代表曲です。ご本人の男っぽい歌い方も素敵でしたが、女の泪を歌う歌詞は切なく、優しく歌うのも良いと思います。

 「海に来たれ」 イタリア民謡のこの曲、メロディはどこかで耳にしたことがある、そんなポピュラーな曲ですが、日本語歌詞はいろいろあるようです。

 「祇園小唄」 祇園の四季を歌っていますが、曲の終わりに「だ〜ら〜り〜の 帯よ」と入ることで、祇園の舞妓さんの姿が浮かび、艶やかな雰囲気に浸れます。

 「海は目をつぶる」 お久しぶりのお客様からリクエストされました。 静かな出だしから、「ああ〜お母さん!」と、詠嘆してからのテンポアップ。 なかなか難しい1曲です。

 ここで前半終了。 しばし休憩に入ります。

 後半は、「ラ・メール」で再開。 フランス語で「海」と云う意味ですが、日本語歌詞を書いた菅美沙緒さんは、三浦環に師事し声楽家として活躍した後、シャンソン歌手として自ら歌い多くの訳詞を書いたそうです。

 リクエストは「ラ・ノヴィア」 「恋は水色」 「見上げてごらん夜の星を」 バラード調のムードのある3曲を続けて歌いました。

 「明日があるさ」  作詞 青島幸男(元東京都知事)、作曲 中村八大、歌唱 坂本九で、1963年にリリースされた曲です。
 その後日本テレビで、同名の音楽バラエティ番組『明日があるさ』のテーマミュージックとして使われ、九ちゃんがホストを務め、青島氏も出演したそうです。
 多くの歌手にカバーされており、今は辛くても「明日があるさ」と歌えば元気が出る、そんな人生の応援歌ですね٩(^‿^)۶

 「学生時代」 「小さなスナック」 「なごり雪」 と、ラウムの人気曲を続けて歌ったお次のリクエストは 「バケイション」 ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
原題は[Vacation」 コニー・フランシスで1962年に大ヒットし、日本でも同年、青山ミチ、伊東ゆかり、金井克子、弘田三枝子らが競作でカバー。 競作には珍しく、歌詞は全て漣(さざなみ)健児の同一の物で歌われました。

 「白い色は恋人の色」 ベッツイ&クリスが美しいハーモニーで歌いました。 外国人独特のくせはあるものの、優しい歌声と歌い方で多くの日本人を魅了しました。

 「木綿のハンカチーフ」 これも根強い人気のある1曲で、間違いなく昭和の名曲のひとつでしょう。 タイトルの「木綿のハンカチーフ」の謎は、ラストのフレーズで明かされますが、1975年の発売当時ではかなりユニークなネーミングだったと思います。

 「心の歌」 度々リクエストされるので皆さんよくご存知で、リクエスト者の優しいリードに合わせて歌いました。 戦後の平和を願い美しい故郷を思う穏やかな曲調の1曲です。

 「夢路より」 アメリカの音楽家フォスター作曲のこの曲は、37歳で夭折した彼の遺作と言われています。 晩年は堕落した生活を送っていたと言われるフォスターですが、「夢路より」は、廃れていく自分の人生を美しい旋律によって浄化しようとしたのでしょうか?
 原題は「Beautiful Dreamer」 直訳では「夢見る人」ですが、「夢路より」で馴染んでいる私たちには、感傷的なこの曲にはやはりこのタイトルが一番だと思えます。

 ラストリクエストは「慕情」  ドラマティックで華麗な曲調のこの歌を、英語と日本語で歌いました。 原題「Love Is a Many Splendored Thing 」 直訳では「愛は多くの素晴らしい事」になるので、味も素っ気も無い感じですが、それを同名の映画と共に「慕情」と名付けたセンスに脱帽です。

 Mr.Mの選曲で「オー シャンゼリゼ」で、お開きに。 

 次回は8月5日、第1土曜日なのでイレギュラー開催ですが、第2土曜日の頃はお盆と重なりますので、あえて外しての開催です。 7月が5週あるので、この日から2週間後になります。
 とは言え、これを書いている今日からはもう明日に迫っています。 もしかしたら当日になっているかも知れませんが、皆さまのお越しをお待ちしています。

 酷暑、台風、ゲリラ豪雨、、天変地異の境地ですが、楽しく歌って憂さも悪天候も晴らしましょう!

神田陽子



 
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