お盆を外してのイレギュラー開催となったこの日も多くのお客様に来て頂きました。
翌日から始まる夏の全国高校野球選手権に因んで、「栄冠は君に輝く」で元気よく歌い始めました。これを書いているのはその甲子園の決勝が終わった直後です。閉会式の最後に選手たちがこの大会歌に合わせて場内一周するのですが、「観客の皆さまも手拍子と共にご一緒にお歌い下さい。」とアナウンスがありました。
国歌斉唱でさえ「心の中でご唱和下さい。」と言われ、声を出すことが禁じられていた事を思うと、コロナ禍の制限がここまで緩やかになったことを痛感しました。
リクエストは「フニクリ・フニクラ」 イタリアの登山列車の歌ですが、日本では「鬼のパンツ」と云う童謡になって、ユーモラスに歌われています👹
「さよならはダンスの後に」 1965年にリリースされた倍賞千恵子さんの大ヒット曲で、150万枚を超す売り上げとなりました。 同名の映画もこの年に作られています。
「酒と泪と男と女」「さよならをするために」「今日でお別れ」のラウム人気曲を3曲歌い、お次のリクエストは「折り鶴」 8月6日と9日は、広島、長崎の原爆忌です。 この歌は平和学習の教材にもなっていて、合唱曲として歌い継がれています。 リクエスト頂き、改めてラウムでもこの歌をずっと歌っていかなければと肝に銘じました。
「赤いスイートピー」「あざみの歌」と、奇しくも花の歌が2曲続きました。 お盆が近いこともあり、お花屋さんの店先には仏花が並んでいますが、仏壇やお墓に供えるお花に厳密にはルールは無いそうなので、私は亡き親の好きだった花を選んで供えることが多いです🌼🌷🌺
「あなたが夜明けをつげる子どもたち」 度々リクエストされて、皆さんよくご存知です。 子どもたちに命の大切さを伝える歌詞が切々と心に響きます。この先も困難に出会った時の道標となってくれる様な歌です。
「高原の宿」 シンガーソングライターの草分けと言われた林伊佐緒のヒット曲です。
「ケ・サラ」 日本語では一般的に「何とかなるさ」と解釈されている様ですが、原曲では「どうなってしまうんだろう?」と云う不安な気持ちも込められてるみたいです。
「猛暑に冬の歌を歌えば涼しくなるのでは?」と、ラウムではお馴染みの逆転の発想からリクエストされたのは「津軽海峡冬景色」 なるほど歌詞は厳寒の季節。 ですが、、、歌い終わってみると、けっこうなエネルギー消費の曲だったと思い知らされます(笑) 果たして涼しくなれたのでしょうか? でも、この逆転の発想、私は好きです( ◠‿◠ )
「異邦人」「ともだち」「ロンドンデリー・エアー」「希望のささやき」 曲調も曲想も様々な4曲を楽しんで歌い前半終了です。
後半は私ごとに少しお時間頂きました。 この日の2日前が亡き父の命日で今年は三回忌でした。 音楽の好きな父は独学でギターやアコーディオンを弾いていましたが、童謡などをアレンジした楽譜が何曲か遺されています。 その中に「しゃぼん玉幻想曲」と仰々しく名付けられた1曲を、孫娘のピアノソロで弾いてもらいました。 皆さま快く聴いて下さり、何よりの供養となりました。父も喜んでいたことでしょう。
続けて「しゃぼん玉」を歌い、歌声再開です♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
リクエストは「海は恋してる」 夏にぴったりの近頃よく出される1曲です。
「千の風になって」 お盆が近いこともあって、それぞれ心に想う亡き人がいらっしゃる、そんな感じの歌声が響きました。
「22才の別れ」 伊勢正三が「かぐや姫」時代に出した「三階建の詩」と云うアルバムに入っていた曲ですが、「風」のデビューシングルとしてリメイクバージョンが発売されて世に出ました。 「かぐや姫」バージョンは、ドラマ「昨日、悲別で」のエンディングテーマに使用されたのがきっかけでシングルカットされました。 私はこのドラマで、この曲の素晴らしさを再認識したのを覚えています。
「冬景色」 これも涼しさ効果を狙った逆転の発想でしょうか? 唱歌をしみじみ歌えるのも歌声サロンの醍醐味ですね。
「琵琶湖周航の歌」 第三高等学校(三高。現京都大学)のボート部員小口太郎による詩が、「ひつじぐさ」と云う曲のメロディに乗せて歌われ、その後三高の寮歌、学生歌として伝えられました。 多くの歌手が歌いましたが、1971年(昭和46年)の加藤登紀子のカバーで大ヒットしました。
「ラストワルツ」 原題は「The Last Waltz」 イギリスの歌手エンゲルト・フンパーディンクの楽曲で、日本ではペギー葉山初め、尾崎紀世彦なども歌っています。
「木綿のハンカチーフ」「真赤な太陽」と歌い、お次のリクエストは珍しい1曲でした。
「メモリーグラス」 中性的な歌声が魅力の堀江淳のヒット曲ですが、ピアニスト共々イマイチの出来になってしまい、勉強不足を痛感致しました(ノ_<)
勉強のためにもできるだけレアなリクエストもどんどん出して頂きたいと、切にお願い致します🙇♀️
「坊がつる讃歌」「さくらんぼの実る頃」と人気の2曲を歌い、お次はリクエスト者曰く「自分はよく知らないから聴きたいので、、」と。 「死んだ男の残したものは」 この曲をこよなく愛する方がこの日はお休みでしたが、他の皆さんもよくご存知で歌って頂き、リクエスト者も堪能されたようです。
「歌のつばさに」 ハインリヒ・ハイネの詩に、フェリックス・メンデルスゾーンが曲を付けた歌曲で、世界的にも有名です。 525歌集は藤浦洸 氏の詩が載っていますが、他に門馬直衛 氏、津川主一 氏による詩もあるようです。
「ドナ・ドナ」 原題は「Dana Dana」 イディッシュ(中東欧ユダヤ文化)の歌で、イディッシュ語ミュージカル「Esterke」に使われたそうです。 日本では1964年、デューク・エイセスのシングル「花はどこへいった」のB面として、漣健児の訳詩により「ドナ・ドナ・ドーナ」として発売されました。 525歌集に収められているのは、安井かずみの詩です。
「狩人の合唱」をいつもの如く男性陣の大声量で高らかに歌い、ラストリクエスト「今日の日はさようなら」でお開きに。
次回は3週間後の8月26日開催です。 少しは涼しくなって過ごし良いでしょうか? 実はこれを書いているのは25日。 残念ながら猛暑は未だ居座っておりますσ(^_^;)
冒頭に書いた様に甲子園でも声出しが解禁になり、街中でもマスク無しの人々を見ても驚くこともなくなって、日に日に日常が戻っている気がします。 コロナが5類に分類されて初めての夏。花火、お祭り、各種レジャーは人だかりで賑わいました。 けれど人間が決めたルールなどウィルスは「知ったこっちゃない」とばかりに、未だコロナ感染は続いています。 油断することなく、最低限の感染予防は今後もしてゆかなければと思っています。
皆さま、どうかお身体を大切に、コロナだけでなく全ての病気を吹き飛ばす心意気で歌いにいらして下さい。
では明日(もしかしてもう今日?)、お会い致しましょう!
神田陽子