2024年4月25日木曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 4月13日のご報告~ 神田陽子

   桜の季節が思いのほか短かった今年の春。 

  次に街中を飾るのはこの花だと思い、ファーストソングには「ハナミズキ」を選んで歌い始めました。
 この日もたくさんのお客様に来て頂き、常連、準常連、お初のお客様のいろいろなリクエストを歌って賑やかでした。

 リクエスト1曲目は「春よ、来い」  1994年のNHK朝ドラ『春よ、来い』の主題歌で、松任谷由実の春の定番曲です。 このドラマは主役の途中交代劇があったりと、物議を醸したのですが、この曲は歌詞もメロディも素晴らしく、春の彩りを感じさせます。リフレインからのフェードアウトも余韻を残してくれます。

 「あの日にかえりたい」 これもユーミンの楽曲ですが、TBSドラマ『家庭の秘密』のエンディングで2番の歌詞が使われていました。 シティナイズされたお洒落な曲ですが、この曲の収録には、錚々たるアーティスたちが参加しています。 
 ベース・ガットギター : 細野晴臣(YMO)
 キーボード : 松任谷正隆
 コーラス : 山本潤子(ハイ・ファイ・セット) 吉田美奈子  山下達郎、大貫妙子、村松邦夫(シュガー・ベイブ)
  本当に綺羅星のごとく輝いているアーティストばかりですね。

 「月見草の花」 1949年(昭和24年)発表の日本の童謡ですが、 少し歌謡曲の雰囲気もします。 歌詞には同年代に発表された「みかんの花咲く丘」や「港の見える丘」の影響が窺えますので歌謡曲っぽさも納得です。 イントロが印象的な一曲です。

 「未来へ」 Kiroro の2枚目のシングルですが、原曲は作詞 作曲の玉城千春が中学3年の時お母さんに宛てて書いた曲で、結婚式の花束贈呈のBGMとしてよく使われているそうです。

 「陽気に生きようこの人生をさ」 作詞 作曲の宮沢勝之氏が自主制作したフォークソングのようですが、その後歌声サークルや各種イベントで、歌ったり踊ったりして広がったみたいです。 リクエスト者のリードで、タイトル通り陽気に楽しく歌いました。

 「ジャイアンツ」 珍しいリクエストでしたが、お客様方に助けて頂いて歌いました。 
 1956年のアメリカ映画『Giant』の主題歌です。 夭折の伝説的俳優ジェームズ・ディーンはこの映画が遺作となっています。 広大なテキサスを開拓する物語で、歌の歌詞も「テキサス!」と元気に歌います。(でも英語の歌詞には「Texas」は入っておらず、「We can be giants ! 」と繰り返されています。)

 当歌声サロンでも人気の、ガロの「学生街の喫茶店」のお次は、ベートーヴェンの「喜びの歌」 お孫さんの大学入学を祝福してのリクエストで、2曲目は「乾杯の歌」でした。
 おめでとうございます(*≧∀≦*)

 チューリップ「サボテンの花」 岸洋子「希望」と人気曲を2曲歌いました。

 「美わし春の花よ」 ロシア民謡ですが私は勉強不足で、リクエスト者、お客様のお力を借りて歌いました。 綺麗なメロディが覚えやすい曲です。

 西田佐知子「エリカの花散る時」、ロシア民謡「バイカル湖のほとり」の2曲を、それぞれリクエスト者のリードで歌いました。

 「夢みる想い」 珍しいリクエストでしたが、皆さんも私もメロディには馴染みのある曲です。 イタリア語の発音に準じて「ノノレタ」「ノ・ノ・レタ」と表記されることもあります。
 コペンハーゲンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテスト1964での優勝曲。
歌ったのは、イタリア代表16歳のジリオラ・チンクェッティで、同年のサンレモ音楽祭でもこの曲で優勝を飾っています。

 喜納昌吉「花〜すべての人の心に花を〜」を歌って前半終了。

 後半は、前回リクエスト頂いたものの、イマイチ上手くいかなかった「Take Me Home, Country Roads (カントリー・ロード)」を、再チャレンジで歌い再開しました。
 この歌は、私が高校生の時にどハマリしたジョン・デンバーの名曲ですが、後にオリビア・ニュートン=ジョンのカバーで再ヒットしました。 日本語の歌詞もありますが、これはジブリ映画『耳をすませば』のエンディングテーマです。リズムの取り方が違うので逆に難しい感じがしますが、またこちらにも挑戦してみましょう。
 余談ですが、ジョン・デンバーと、オリビア・ニュートン=ジョンのデュエット曲「Fly Away」はとても綺麗な曲です。 是非聴いてみて下さい。

 リクエストは「おまえに」 フランク永井のヒット曲ですが、作曲の吉田正氏の妻への感謝を綴った曲だそうです。 リクエスト者はいつもご夫婦で参加のご主人様。 横にいらっしゃる奥様への想いが溢れる、リアリティが微笑ましいリクエストでした╰(*´︶`*)╯♡

 「雨の物語」 イルカさんの6枚目のシングルですが、作詞 作曲は「なごり雪」と同じく伊勢正三氏。 情景が浮かんでくる歌詞に、雨音が聞こえてきそうなメロディがはまっています。

 「マリモの歌」 昭和28年発売のシングルレコードですが、オリジナル歌唱は安藤まり子さんです。 その後芹洋子さんがカバーしてヒットしました。 正式な表記は「毬藻の歌」で、副題が「マリモの唄」と云うことです。
 物悲しい切なさを感じられる一曲です。

 「草原の輝き」 アグネス・チャンのミリオンセラーに達した楽曲ですが、久しぶりのリクエストでした。 あの頃、彼女の独特な歌い方をマネした人も多いのでは無いでしょうか。(もちろん私もそのひとりです(๑>◡<๑) アイドル歌謡と云うジャンルに入るみたいですが、男性陣もしっかり歌っていらっしゃいました^_^

 「モスクワ郊外の夕べ」 美しい旋律のロシア民謡です。 リクエスト者のリードで歌いましたが、耳に慣れたメロディは皆さんよくご存知でした。 倍賞千恵子さんが歌うバージョンがありますが、歌詞は525歌集収録のものとは違っているようです。

 「ラ・スパニョーラ」 直訳では「スペイン娘」ですが、イタリアのカンツォーネです。
陽気なイントロがマイナーに変わって歌い始めますが、官能的な曲調のこの歌、リクエスト者に情熱的にリードして頂きました。

 「あずさ2号」 1977年リリースの兄弟デュオ狩人のデビューシングルです。 私はこの曲で『あずさ2号』と云う列車の存在を知りましたが、新宿発の列車など東海地区に住む者にとって未知なのは仕方ありませんね。 
 歌詞の中に「春まだ浅い 信濃路へ」とありますが、この信濃路は「松本から大糸線で青木湖方面に向かうイメージ」と、作詞の竜真知子さんが語っています。
 因みに『あずさ2号』は2020年(令和2年)にダイヤ改正に伴って廃止になり、改正後の同時間帯に運転される列車は『あずさ4号』となっているそうです。

 「乾杯の歌」で、リクエスト者のお孫さんの大学入学をお祝いし、お次の曲は「切手のないおくりもの」 
 本日初めてお越し頂いたお客様よりリクエストされましたが、1曲目は「サボテンの花」でしたので、財津和夫ファンとお見受け致します( ◠‿◠ )

 「負けないで」 元々は作曲の織田哲郎のアルバム用の楽曲でしたが、ZARDの坂井泉水の歌詞がピッタリとハマり大ヒットしました。 レコーディングには大黒摩季がコーラスで参加していることが、坂井泉水の逝去後に明らかにされたそうです。
 日本テレビ系列『24時間テレビ』のチャリティーマラソンでは、走者のゴール直前からこの曲が大合唱されるのは周知のとおりです。

 「青春」 『青春』と云う言葉はタイトルであれ、歌詞の一部であれ、歌の題材になり易いですね。 この「青春」は、じぬしみきお(地主幹夫)氏の作曲ですが、フォーク調のアップテンポの曲で歌声サークルでよく歌われてきたみたいです。 芹洋子さんがカバーしたり、合唱曲にもなって歌われています。

 「鉾をおさめて」  時々リクエストされるこの曲を私は当サロンで知りましたが、鯨採りの様子を力強く歌った男気溢れる1曲です。 1928年(昭和3年)に、男性オペラ歌手の藤原義江氏が歌っています。 藤原氏ばりの声量でリクエスト者がリードして下さいました。

 「あなただけを」 珍しいリクエストでしたが、元ジャニーズ(本家本元のグループ名『ジャニーズ』はどうなってしまうのでしょうか?)の、あおい輝彦の11枚目のソロシングルです。 
 オリコンチャートでは6週連続で1位を獲得している大ヒット曲で、1976年の『紅白歌合戦』に、あおい輝彦はこの歌でソロ歌手として初出場を果たしています。

 ラストリクエストは「北国の春」 千昌夫が独特のスタイルで、早春の故郷の家族や、かつての恋心などを想って歌っていました。
 この『北国』がどこであるのかについて、作詞の いではく氏が自身の故郷(長野県南北村)がある信州の情景を描いたと語っています。 
 中国語、タイ語のバージョンもあって、アジア圏ではおよそ15億人に歌唱されているそうで、郷愁を誘う曲調が各国で人気を博しています。

 お別れソングには「銀色の道」を選びました。 体調回復が今ひとつかんばしく無いMr.Mが、今の心境を「銀色の道」と送ってくれたので、「 近い 近い 夜明けは近い 」と歌ってエールを送りました。 

 次回は4月27日です。
 ゴールデンウィークの初日に当たりますが、皆さんのお越しをお待ちしております。

神田陽子



 
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