2026年10月10日土曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 26年9月26日のご報告~ 神田陽子

   雨が降って足元の悪い中、来てくださったお客様に感謝して、土曜歌声は始まりました。


  ファーストソングには「月がとっても青いから」を選びました🌕
この前日が『中秋の名月』で、ここ数日はお月様がきれいでしたね。 (実は、お月見セットのススキと萩をせっかく用意してくれていたのに... それを忘れて落ち込んだMr.Mσ^_^; )
 菅原都々子のこの曲を、私は最初森昌子のモノマネで聴いて知ったのですが、審査員たちが絶賛していたのを覚えています。 後にご本人を聴いて『なるほど』と納得しましたが、最後のフレーズ『サア〜ア〜 帰ろう〜…』は特にそっくりでした(╹◡╹)

 リクエストは、「夜空の星」 1965年リリースの加山雄三の大ヒット曲「君といつまでも」のB面曲です。 エレキのイメージを強く押し出す、軽快なテンポ・ビートのノリの良い楽曲です⭐️

 「秋でもないのに」 335歌集では大人気の「耳をすましてごらん」を歌っていた本田路津子のデビュー曲です。 フォークテイストたっぷりの爽やかな曲調は、透明感あふれる彼女の声にぴったりでしたね。 元々は、ラジオ番組『バイタリス・フォークビレッジ』の今月の歌として、ギタリストの石川鷹彦が歌っていたそうです。 『秋でもないのに…』と云うことは、季節は『秋』以外のいつなのでしょうか?
それほど『秋』というのは、センチメンタルな気分になるイメージなのですね。 近ごろ日本でも四季を感じられなくなりつつあります。
 せめて歌の中で『秋』を満喫しましょう🍂

 シャンソン「オー・シャンゼリゼ」  南こうせつとかぐや姫「僕の胸でおやすみ」  紙ふうせん「冬が来る前に」  フィンランド民謡「白いばら」  沢田研二「勝手にしやがれ」  ジリオラ・チンクエッティ「雨」の6曲を続けて歌いました。 
 どれも度々リクエストされる人気曲ですが、「僕の…」では、『古いコートは捨てて 僕の胸でおやすみ…』のフレーズが印象的です。 『古いコート』という表現は、『過去の出来事の象徴』として使われているようですが、他にのこのフレーズの入っている曲がいくつかあるようです。
 「白い…」は別名「谷間のばら」とも呼ばれますが、『うたごえ運動』を通じて広く親しまれてきました。 美しいメロディの切ないムードの1曲です。
 「雨」は、この日のお天気に合わせてリクエストされたものと思われますが、アップ・テンポで特徴的なアレンジで情熱的に歌われます☔️

 「心はいつも夜明けだ」 1961年、九州うたごえ祭典創作第1位の労働歌で、原題は歌詞の中にある「心にゃ夜はない」だったそうですが、全国の働く若者たちの意見でこのタイトルに改題され、以来、『うたごえ運動』の中で愛唱されてきました。 『そうだ! きょうもガンバロー!』のフレーズは、メロディ無しの掛け声になっています٩( ᐛ )و

 ZARD「負けないで」  サザンオールスターズ「TSUNAMI」  加藤和彦・北山修「あの素晴らしい愛をもう一度」  赤い鳥「翼をください」  中島みゆき「時代」の、ニュー・ミュージックとフォークの曲を5曲続て歌いました。 「あの素晴らしい…」「翼を…」「時代」は、もはや日本のスタンダードでしょう。 誰もが知っていて、後世に歌い継がれていく名曲ぞろいです。
 「負けないで」は『24時間テレビ』のチャリティ・マラソンの応援ソングとして長い間歌われていますが、コード進行が洒落ていて素敵な曲です。
 「TSUNAMI 」に関しては、以前のブログにも書いたと思いますが、『3.11 東日本大震災』後に『津波』の被災者への配慮からオンエアが自粛された時期もありましたが、『曲に罪は無い』と云う意見が多く寄せられ、現在は自由にオンエアされているようです。 ただ、桑田佳祐は『まだ震災は終わっていない』と云う思いから、ライブでの演奏はいまだに控えています。 以前長崎がひどい豪雨災害に見舞われた後も、内山田洋とクール・ファイブの「長崎は今日も雨だった」がしばらく歌唱自粛されたと云う、同じようなエピソードもありますが… そんな意図があろうはずも無いのですが、『自然災害』の言葉を使うことの難しさを感じます。

 335歌集の「Country  Road (カントリーロード)」を英語のみで歌い、いしだあゆみ「ブルーライト・ヨコハマ」、チェッカーズ「涙のリクエスト」と続いて歌いました。 
 「Country…」は、オリビア・ニュートン=ジョンが歌ったバージョンが有名ですが、カントリー・ボーイのジョン・デンバーのバージョンがオリジナルです。 もっとシンプルで、カントリー・フォークといった雰囲気になっています。 『I hear her voice in the morning hours  she calls me…』からは、一気に歌わないとならないので、息継ぎに苦労する部分です。 ジョン・デンバーも、オリビア・ニュートン=ジョンももはやこの世の人ではないのが残念ですね。
 「涙の…」は、チェッカーズの藤井郁弥の抜群の歌唱力とダンサブルなメロディが、バブル期に突入しかかっていた当時の風潮によく合っていたように思います。 派手な衣装もこの頃から出回り始めましたね。

 195歌集の「風」 『誰が風を 見たでしょう…』の歌詞で始まる、童謡と言うよりは格調高い歌曲のようなこの曲ですが、元はイギリス ヴィクトリア朝女流詩人クリスティーナ・ロセッティの詩を西條八十が訳し、草川 信が美しい旋律を付けたものです。 『木の葉を 顫(ふる)わせ…』たり、『樹立が 頭をさげ…』たりする様子から、目には見えない風の姿を感じられる素晴らしい1曲です。

 Mr.Mの洋楽紹介。 今回は『月』に因んで「Blue Moon」 1934年に発表されたジャズのスタンダード・ナンバーです。 作詞 ロレンツ・ハート、作曲 リチャード・ロジャースのこの曲は、元は前年1933年に映画『Hollywood Review  of 1933』でジーン・ハーロウが歌う「Prayer(願い事)」として書かれたのですが、制作側の事情でその話はボツになり、その後「The Bad in Every Man」にタイトル変更されてシャーリー・ロスにが歌いました。 そのすぐ後に、もっと商業的な歌詞を、と依頼されて新たな歌詞が付けられ、「Blue Moon」として世に出るやいなや大ヒットしたと云う紆余曲折の末に生まれた名曲です。
 インストゥルメンタルでも演奏されますが、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、ボブ・ディラン、ダイナ・ショア…等、名だたるアーティストによって歌われています。 中でもエルヴィス・プレスリーのカヴァーは、曲のラストが静かにフェイドアウトしていくので『最もブルーな演奏』と言われているそうです。

 ここで前半終了。 この日は人数と曲の長さもあり、前半でかなりの曲数を歌いました。 差し入れを頂きながら、小腹満たしタイムです。

 後半は、薬師丸ひろ子の「夢の途中(セーラー服と機関銃)」を紹介曲としてリスタート。 映画『セーラー服と機関銃』の主題歌で、作詞 来生えつこ、作曲 来生たかお の姉弟の作品でした。 当初は作曲の来生たかおが歌う予定だったものを、監督の『薬師丸に歌わせる』のひと声で変更になったようです。 センセーショナルな映画とは一線を画した、ポップなフレーズとメロディラインが素敵な1曲です。

 リクエストは「河岸のベンチで」 珍しい(おそらくお初)リクエストでした。 1950年にロシアのモクロウソフが作曲した楽曲で、彼はロシア民謡の伝統と、現代感覚を融合した明るい歌曲を得意としたそうです。 1945年には、「美わし春の花よ」「寂しい手風琴(アコーディオン)」などで、スターリン賞を受賞しているそうです。(両曲とも525歌集に載っています) 日本では劇団カチューシャによる訳詞をダーク・ダックスらが歌っていますが、うたごえ喫茶でも長く歌われてきました。 

 アリス「今はもうだれも」 あみん「待つわ」 谷村新司・加山雄三「サライ」の3曲を続けて歌いました。 どれも人気のある曲ですが、「待つわ」に長期不在のハモリ姫のハーモニーが欲しかったところですね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 「収穫の歌」 実りの秋にぴったりの選曲でした🌾  旧ソ連時代の労働歌で、『コルホーズ(国営農場)』や『ソホーズ(集団農場)』で男女がいっしょに歌いながら取り入れしているイメージのようです。
 混声合唱の形で歌われるので、『(エイ穂波)』『(エイわれら)』のフレーズは男女が交互に掛け合うとのことで、最初『変わった歌詞だなぁ』と思っていた私の疑問も解けました。

 ピンキーとキラーズ「恋の季節」 この曲もとても人気があって度々リクエストされます。 先日とある歌番組で久しぶりにご本人が歌っているのを見ましたが、歌唱力は昔のままでした。 当時17歳の彼女のハスキーボイスが大人びたフレーズによく合って大ヒットしましたが、特徴的なイントロは、『イントロクイズ』でも定番になっていますね。

 「黄昏のビギン」 永六輔の作詞となっていますが、本人曰く『作詞は中村八大で、自分は名前を貸しただけ』だそうです。 1959年の水原 弘のシングル「黒い落ち葉」のB面曲でした。 後にちあきなおみがカヴァー、ネスレのCMのBGMとして流され再ブレイクしましたが、このバージョンは編曲が服部隆之で、中村八大も気に入っていたそうです。 今宵はMr.Mにムーディーにリードしてもらいました( ◠‿◠ )

 アメリカの作曲家 アリス・ホーソン作曲の「希望のささやき」
 キリスト教的ムードの曲ですが、緒園涼子(おぞのりょうし)の日本語歌詞は、原曲にあるキリスト教的テイストを残しつつも、解りやすい『希望の詩』となっています。

 同じくアメリカの作曲家 ウィリアム・シェイクスピア・ヘイズの「故郷の廃家」 原曲は「My Dear Old Sunny Home」で、日本語歌詞は犬童球渓(いんどうきゅうけい)です。 久方ぶりに生まれ故郷に帰ってみると、自分を待ち受けていたのは荒れ果てた廃屋となった我が家。 『角辺(かどべ)の小川の ささやきも なれにし昔に 変わらねど…』のフレーズと、『荒れたる 我が家に 住む人 絶えてなく…』のフレーズの対比から、故郷への強いノスタルジーを感じさせます。 

 今夜のラストソングは「誰もいない海」 『トワ・エ・モアのバージョンとは違います』と、Mr.Mのシャンソン風バージョンでしっとりと歌い、お開きとなりました。

 次回は10月10日。 もう10月なんですね…(しみじみ)  今年も後3ヶ月… 一年の過ぎる早さに慄(おのの)くばかりです(⌒▽⌒)💦
季節の変わり目、朝晩と日中の気温差で体調も崩しがちです。(そう言う私も今週はずっと体調不良でしたが…)
 『歌って心身ともに元気になろう!』をモットーに、これからも皆さんと楽しく歌っていきたいと思っています(#^.^#)♬

                                                    神田陽子



 
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