2016年4月5日火曜日
[歌のこころ] 感想   熊本市  金田佳子

『歌のこころ』をお送りくださってありがとうございます。ラウムのホームページに載っていたときから、これは面白いなあと思っていました。この度、新たに歌を加え内容もバージョンアップして一冊の本とされたこと、大変うれしくありがたく思います。

目が不自由でラジオを聴くのを楽しみにしている母に読んで聞かせています。童謡、唱歌、知っているようで知らなかった真実に、二人でびっくりしたり感心したり、、、どれも内容が濃く、思いが溢れてくるので、一日に読むのは2,3曲です。その歌を口ずさみ、いつもはしない会話をして、母のいろんな思いを聞いています。

わらべうた、(かごめかごめ・花いちもんめ)私は子供の頃歌って遊んだ記憶があるのに、母が、子供の時は知らなかった、もちろんその歌で遊んだこともない、と言うのにびっくり。物忘れがひどくなったせいなのか、母の言うように、戦争一色で子供もそんな遊びをしなかったのか、山の中の田舎だったからか、知っているようで知らないのは、歌ばかりではないのに気づきました。
母の知らない歌も、私が少し説明しながら読んでいます。とても感心しながら聞いてくれます。それぞれの歌詞と曲に、背景と思いがあり、またいろんな出会いや偶然が歌を生むこともある、まさに歌は人生そのものですね。

少しずつ、母と味わいながら読んでいるので、まだ半分。これからどんな歌のこころを聴けるのか、とっても楽しみです。思いがけず持つことができた母との素敵な時間に感謝しつつ、御礼まで。



 
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