10月最初の土曜歌声は、怪しげな空模様も何とか持ちこたえ、多数のお客様に来て頂き開催致しました。
先月末に新聞に掲載して頂き、宗次ホールでの「歌声クラシック」は早くも完売の模様に、嬉しい悲鳴をあげています。
短歌会館での歌声にも度々問い合わせがあるようで、今後の見通しに期待を持てそうです。
最初の曲は、525歌集から「涙くんさよなら」を紹介致しました。
浜口庫之助作詞作曲で、1965年に坂本九ちゃんのシングル曲として発売されたのですが、当初はさほどヒットしなかったそうです。
それが、同年ジョニー・ティロットソンが英語と、日本語でカバーして大ヒット。
その後、多くの歌手によってカバーされ、今日まで歌い継がれています。
悲しい時や辛い時に「泣くもんか」と気負うのではなく、恋をして、涙に「さよなら」と告げるロマンティックな歌詞と、おしゃれなメロディが素敵な一曲です。
ちなみに英題は「Good
bye Mr. Tears」 そのままですね(笑)
「秋桜」をしっとり歌った後は、リクエストを頂きつついつもながらの歌声ですが、秋と云う季節柄でしょうか? 感傷的な気持ちになれる曲が多いようです。
アリス「秋止符」も、そんな曲の代表と言えるのではないでしょうか?
夏の間に終わった恋を思い出しながら、「今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして」と切なさが胸に沁みる歌です。
ピリオドの「終止符」の意味も持たせて、あえて「秋止符」と当て字にしてあるのも見事だと思います。
初のリクエスト曲、中原理恵「東京ららばい」はキー設定が上手くゆかず、申し訳ないことでした。 次回に挽回したく思います。
村田英雄「人生劇場」では男性陣が、キャンディーズ「年下の男の子」では女性陣が総出で前に出て歌い、時間と共に盛り上がってお開きの時間となりました。
新聞にも載せて頂いた様に、「次世代につながる歌声」と云うコンセプトの下335歌集は出来上がりましたが、現在50代から80代までの方々が一緒に歌って楽しめるためには、やはり525歌集と195歌集の曲も歌い継いでゆかなければ、と思っています。
世代を超えて、素晴らしい歌は残っていくものです。
古かろうが、新しかろうが未知の歌に接して楽しめる柔軟なお気持ちで、是非歌声に参加して頂きたいです。
次回は、10月28日 16時半からです。
皆様のお越しをお待ちしております。
気温変化の著しい時節柄、くれぐれも体調にお気を付け下さい。