2018年8月1日水曜日
7月28日の土曜歌声~ 神田陽子


 728日の土曜歌声は、折しも迷走台風が東海地方直撃、と言われている夕方から始まりました。

  そんな危険な日なのに、6名のお客様がいらして下さり、スタッフの玲子さんも加わっての少数精鋭の歌声になりました。

吉田拓郎「夏休み」をファーストソングに選び、元気にスタート!

 男性4名はほぼ同世代で、60歳半ばとお見受けしましたが、果たして出されるリクエストもそれを証明しているようでした。

 335歌集から、三田 明さんの「美しい十代」がリクエストされた時は、ひときわ大きく高らかな男性陣の歌声が響いていました。
  半世紀くらい前の曲ですが、本当に純粋な十代の美しさが歌われています。    今の十代が聴いても、「ノートを君に貸してあげよう」などと云う歌詞はピンとこないでしょうね。

 さしずめ今なら「写メ撮って送るね」くらいの感じでしょうか?

 シモンズ「恋人もいないのに」、荒木一郎「空に星があるように」、チェリッシュ「なのにあなたは京都へゆくの」、風「22才の別れ」、村下孝蔵「初恋」、安全地帯「ワインレッドの心」、沢田研二「勝手にしやがれ」、河島英五「酒と泪と男と女」、、、

 335歌集からのリクエストが大勢を占めましたが、このところ頻繁に出されるのが、BEGIN「島人ぬ宝」
 沖縄言葉を織り交ぜた、自然を愛し守っていくと云うメッセージソングですが、元は「歌の島、芸能の島」と呼ばれる沖縄八重山地方の民謡で、「男女が互いに相手のもとを訪れる」〝 相聞歌 だそうです。

 後半の紹介曲は、初出の 大瀧詠一「君は天然色」を選びました。
「サビは何となく知ってるけど、、」と云う感触でしたが、都会的で洗練された独特の大瀧サウンドを好きになって頂けたら、と思います。

 因みに、335で人気のある小林旭さんの「熱き心に」は大瀧さんの作曲です。

 525歌集からは、唱歌 「夏の思い出」「椰子の実」がリクエストされ、たぶん昔の音楽の時間に歌ったより、ずっと一生懸命歌われている皆さんの姿が印象的でした。

 「ふだんあまり歌う機会のない、童謡、唱歌が歌えるのが嬉しい」とよく言って頂けますが、昔をしみじみと思い出しながら歌えるのは幸せなことだと思います。

 ラストソングは、山口百恵さんの 「いい日旅立ち」    翌日から新婚旅行に行くピアニストのために、と出されました。

 季節も場所も状況も違いますが、「旅の無事」を祈っての優しい想いがこもっている、そんな皆さんの歌声でした。

 次回は、811日、国枝玲子さんによる13時半からと、16時半からのダブルヘッダーです。

 お盆の直前で忙しい頃とは思いますが、酷暑でお疲れの心身を癒しに、是非歌いに来て下さい。

 次次回は、825日、1715分から神田母娘でお送り致します。

        潤いを  求めて集う  仲間たち  今日もラウムで   親しく歌う

                                                                                          神田陽子
                    




 
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