2018年9月11日火曜日
9月8日の土曜歌声~神田陽子


 猛威を振るった台風の直後、北海道を襲った震度7の地震、 、まさに「天災は忘れた頃に」どころか「忘れる間も無く」やって来て自然災害の恐ろしさを見せつけられた、そんな恐怖も覚めやらぬ98日に土曜歌声は開かれました。

 この日は少数精鋭で男性が優勢を占めましたが、期せずしてほぼ同世代の集まりとなりました。

  ファーストソングは、オフ・コース「秋の気配」  個人的に大好きな歌です。 横浜の「港が見える丘公園」を思い起こさせる歌詞で始まります。

 さて、リクエスト開始。   この日は同世代の括りもあってか、圧倒的に335歌集からのリクエストが多かったのですが、もちろん525からも「小さな木の実」「芭蕉布」「花(すべての人の心に花を)」「見上げてごらん夜の星を」等、定番の人気曲が出されました。

 335からの曲をざっと挙げると、「アメリカンフィーリング」「季節の中で」「結婚するって本当ですか」「恋」「ささやかなこの人生」「さらば青春」「秋止符」「道化師のソネット」「冬が来る前に」「まちぶせ」「ワインレッドの心」「あなたの心に」「思秋期」「時の流れに身を任せ」「ルビーの指輪」「別れの予感」etc...

  3冊の歌集をあわせると1000曲余の曲数から選ばれるわけですから、皆さん迷われることもありますが、とある男性客の335歌集をチラッと見るとおびただしい付箋の数!      休憩時にお話ししていたら「歌いたい曲だらけ」とのこと。   1日にリクエストできるのはせいぜい23曲ですから、度々来て頂きたいとお伝えしました。

  もちろん他の方からのリクエストも一緒に歌えるので、お好きな歌が出されると歓声が上がることもしばしば。  私も毎回どんな曲が出されるのかワクワクしながら進行しています。
(ドキドキしていることも否めませんが、、、笑 )

   後半の紹介曲は、さだまさしさんの「主人公」  グレープ解散後、ソロになった頃の歌ですからまだ二十代で作った曲ですが、その歌詞の秀逸さは他の追随を許さないくらい素晴らしいと、私自身は思っています。   「小さな物語でも  自分の人生の中では  誰もがみな  主人公」と云う当然と言えば当然の歌詞は、一人ひとりの人生は全て価値のあるもので、誰かと比べるものでは無い、と云うことを改めて痛感させてくれますね。

  さだまさしさんの曲はこの日もう1曲「道化師のソネット」がリクエストされていました。  この人の曲は旋律の素晴らしさはもとより、その歌詞があまりに叙情的で「こんなに美しい言葉が日本語にはあるんだ」と思わせてくれるものばかりです。 
また 対照的に、話し言葉を字余り的に歌にしたコミカルな曲も多いのですが、、

 ラストソングには、先回もリクエストされその直後に訃報を聞いた、さくらももこさん作詞の「おどるポンポコリン」を選びました。    言わずと知れた国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングソングです。      「弾きながら涙が出て来た」と、このアニメと共に育って来た、まさにまるちゃんは友達のひとりであるピアニストの想いが悲しいです。

 皆様にお知らせがあります。
 土曜歌声夜の部は、1110日より池下のラウム日響   (日響楽器  池下店  2F ) にお引越しします。

 2、第4 土曜日の、17時から19時までの固定時間となりますが、歌集3冊使用も、参加費も、担当も変わらず、場所のみ変更になります。   地下鉄池下駅直近ですから、利便性は良いと思います。  どうかご了承頂きたくよろしくお願い致します。

 尚、10月までに短歌会館にいらして下さったお客様には、1110日池下初日限定の500円割引券を進呈致します。
  
 次回は、922日、16時半始まりです。  朝夕は涼しくなって過ごし易い反面、体調も崩しがちの時節です。
 どうかご自愛の上、また歌声を響かせにいらして下さい。


                                                                                神田陽子=



 
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