4月27日 の池下ラウム日響歌声は、平成最後の開催とあって大勢のお客様に来て頂きました。
冒頭私からのご報告として、4日前の4月23日に、娘が予定日より24日も早く男児を出産したことをお話ししました。
そんな訳でファーストソングには、525歌集から「こんにちは赤ちゃん」を選びました。
今日からしばらくの間コンビを組みますピアニストの国枝玲子さんも、もうすぐ4人目のお孫さん誕生予定なので、二人のばーばの息もピッタリで始まりました👶
リクエストタイムに入り、1曲目はダントツ一番乗りのお客様から。 岐阜からお越し頂き、このブログもいつも読んで下さっているそうです。 195歌集から「あなたのすべてを」を出されました。
続いて同じ195歌集から「こきりこ節」 富山県の民謡ですが、私は中学の音楽の時間に習った覚えがありますが、歌詞がこんなに長いとは知りませんでした。
お次は初めての女性のお客様。 335歌集の「異邦人」をリクエストされました。
いつも女性陣は総出で前に出て歌われますが、お初のお客様も必ず誘って、自然に輪に入れる様気を配って下さるのには、スタッフとして本当に感謝しています。 こうやって和やかな雰囲気が作り出されて行くのだと嬉しく思います♪( ´▽`)
「ハナミズキ」に続いてリクエストされたのは、先日急性白血病を告白された岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」 多くの人を励まして来たこの曲で、逆に岡村さんにエールを送るつもりで歌いました。
「僕の胸でおやすみ」を歌い、お次の曲は、525歌集の「雪山に消えたあいつ」 ラウム常連の男性のお客様ですが、池下は初登場の方からです。 この歌は作詞・作曲不詳となっていますが、今回調べてみましたら、作詞は沢ノ井千江児さん、作曲は上條たけしさんとなっています。
遭難した友を想う、なんとも切ない歌ですね。
渚 ゆう子 「京都慕情」をしっとり歌った後は、ガラリと変わって、山本リンダ 「狙いうち」またまた女性陣の出番です。振り付き、ハイテンションで歌いました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
「涙をこえて」もアップテンポで軽快な曲でした。 195歌集の「風」は、作詞が西條八十の、とても美しい曲で、歌っていると何とも言えず優しい気持ちになれます。
「慕情」は、お馴染みのソプラノのお声が素晴らしい女性のお客様がリクエストされ、今日もお助けマンとして登場のM氏と、お得意の英語で圧巻の競演をされました。
お久しぶりの男性のお客様は、低音の素敵なお声で「希望」を歌って下さり、お次のもはや常連中の常連になりつつある男性は、525歌集から「故郷の廃家」を出されました。 この曲はアメリカの作曲家 ウィリアム・ヘイスの曲に、犬童球渓(いんどう きゅうけい)が訳詞を付けたものです。
戦況悪化の硫黄島の少年兵たちが、夕陽を見ながらこの歌を歌い、遠い故郷を思い出して励まし合っており、それを陰で聴いていた上官が涙した、と云う逸話が残っているそうです。
初めていらした女性のお客様からは、195歌集の「燦めく星座」が出されました。 ロマンティックな題名にそぐわず軽快なメロディの曲ですが、1940年に発売された当初は、歌詞が軟弱だと軍部からクレームが入ってそうです。
期せずして、戦争のエピソードが付随した歌が続いたところで前半終了でした。
後半の紹介曲は、やはり岡村孝子さんのあみん時代の大ヒット曲 「待つわ」を歌いました。岡村さんの復帰を待っている想いが伝わったでしょうか?
「あの素晴らしい愛をもう一度」「翼」「君をのせて」「聖母(マドンナ)たちのララバイ」とリクエスト曲を歌い、滝 廉太郎 の「花」は、すっかり恒例になった二部合唱で。
にわか編成でも、皆さん本当にお上手です。
「春の唄」「青春」「道化師のソネット」「戦争を知らない子どもたち」を歌ったところでタイムアップ (T_T)
今回は2曲目のリクエストが頂けなかったお客様も多々あり、申し訳無い気持ちです。
前回お知らせした通り、7月で池下ラウム土曜歌声は終了し、8月からは伏見短歌会館に戻ることになっています。 「場所は変われど、歌声は変わらず」なので、変わらぬご愛顧をよろしくお願い致します。
「今日の日はさようなら」を歌ってお開きとなりました。
次回は「令和」初の土曜歌声になる、5月11日開催です。
新しい元号と共に始まった新しい時代を寿ぎ、また楽しく歌って行きたいと思っています。
次回のご参加、心よりお待ちしています。
神田陽子