7月27日。 この日は池下ラウム日響の最終日でした。 しかし、折しも台風の直撃に見舞われると云う事態に、お客様ゼロも覚悟しておりました。
それなのにそんな悪天候の中、いつもと変わらない数のお客様が来て下さり、池下最終日に花を添えて頂きました。
本当に泣きたいくらい嬉しかったです(╹◡╹)
ファーストソングには、195歌集の「雨」を選びました。
数ある雨ソングの中でも唱歌であるこの歌は、「 あめあめふれふれ 母さんが じゃのめでお迎え 、、」で始まる「あめふり」と共に、子供の頃最初に覚える歌ではないでしょうか? この2曲は同じ北原白秋の作詞でもあります。
リクエストタイムに入り、最初のお二人はご夫婦でいらした池下お初のお客様。
まずご主人の出されたのは、 525歌集の映画音楽「ひまわり」 切ないメロディにあの名作映画が浮かんで来ます。 スクリーンいっぱいに広がるひまわりが実に印象的でしたね🌻🌻🌻
お次は奥様の番です。
「いい日旅立ち」をリクエストされました。
この曲は、1978年、当時の国鉄(
現 JR )が展開した旅行誘致キャンペーンソングとして、山口百恵さんが歌って大ヒットしました。
作詞 作曲は 谷村新司さんですが、ご本人も歌っている他、たくさんの歌手にカバーされ、様々な場面で使われている名曲です。
「蘇州夜曲」「イムジン河」「若者たち」に続き出されたのは「ヒロシマ」でした。
Mr. Mのリードで歌いましたが、作曲はフランス人の ジョルジュ • ムスタキ と云う事も初めて知りました。 訳詞はいろんなパターンがあるみたいです。
これを書いている今日は、奇しくも8月6日です。
一昨年初めて広島を訪れましたが、美しい街並みには原爆投下の面影は無く、本当にここに原爆が落ちたのかと訝るほどでした。 けれど原爆ドームの存在が、それが現実だったことを如実に語っておりました。
続いて「長崎の鐘」もリクエストされました。
悲しみの中にも、慰め、励ましあって立ち直っていく人々の強さも感じられる曲です。
決して忘れてはならない広島と長崎の原爆禍を、こうして歌い継いでゆくことの大切さを改めて思います。
ここまで525歌集からのリクエストが続いていましたが、335歌集から「ありがとう」が出されました。
いきものがかりが歌うこの歌は、NHKの朝ドラ「 ゲゲゲの女房」の主題歌でした。
335の「雨」は三善英史さんの歌ったおなじみの歌ですが、これも雨ソングの定番曲ですね☔️
「乾杯の歌」は度々出される曲ですが、早口言葉のように歌うサビの部分、「ヘイ!」と歌う掛け声が元気いっぱいで、歌うたびいつも気持ちがスカッとします。
「千の風になって」
お盆が近いせいでしょうか、、、感傷的になる1曲です。
休憩をはさんで、後半の紹介曲には335歌集の、小田和正「さよならは言わない」を選びました。
池下では最後ですが、歌声サロンは続いていくのだから「さよならは言いません」と云う私のメッセージも込めてみました(*^^*)
335歌集の「初恋」も久しぶりのリクエストでしたが、作詞 島崎藤村の 「 まだあげ初めし前髪の 、、」で始まる、何とも言えず叙情的な歌です。
今では「昭和」でさえ遠くなった感がありますが、かつて「明治は遠くなりにけり」と言われたものです。
その明治のロマンを存分に感じられます。
525歌集のシャンソン「蛙」はコミカルな歌で人気のある1曲です。
「芭蕉布」「オー・ソレ・ミオ」と歌い、お次は珍しいリクエスト、195歌集の「人生劇場」が出されました。
リクエスト者がこの曲にまつわるエピソードも披露して下さいましたが、なんとご自分の結婚式で請われて歌ったそうです。 2番の歌詞は結婚式にはあまり相応しく無いような、、、(^_^;)
「学生時代」「風と落ち葉と旅人」「初夏の雨」「夜明けの停車場」「夜空の星」「真夜中のギター」「亜麻色の髪の乙女」「ラノビア」「赤胴鈴之助」「聖母たちのララバイ」と歌い、池下ラウムのラストリクエストは、斉藤和義「歩いて帰ろう」でした。
軽快なこの歌も近ごろ人気急上昇です。
ラウム創設者の池辺さんのご挨拶の後、間もなく開幕の甲子園野球にちなみ「栄冠は君に輝く」をお別れ曲に選びました。
作曲者
古関裕而の記念館や、来年の朝ドラはその古関夫妻の物語である事など話された、池辺さんの巧みなリードで歌いました。
さて次回の土曜歌声は、再三お伝えしておりますが、伏見短歌会館に戻っての開催です。
8月10日 17時15分からです。
短歌会館は抽選次第で時間が変わりますので、申し訳ありませんが、ご確認の上いらして頂けると幸いです。
猛暑の折、皆さまにはくれぐれもご自愛頂き、暑さも吹き飛ばす歌声を響かせに短歌会館にいらして下さい♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
神田陽子