2021年4月18日日曜日
いよいよ短歌会館での歌声開始!! ~神田陽子

 

 常より早い桜の盛りも過ぎようとしていた410日、12ヶ月ぶりに土曜歌声サロンが再開されました。

 コロナ禍と云う非日常の中でも、土曜日の超常連の皆様が集まって下さり再会を喜び合いました٩()۶

 

 最初の曲に選んだのは、525歌集から「花の街」 美しいメロディに乗せて、皆さんの変わらぬ歌声が再び響き始めます(*^^)o*o(^^*)

 

 記念すべきリクエスト1曲目は、滝廉太郎の「花」 打ち合わせ無しでもきれいなハーモニーに仕上がっていました。

 「ラララ、、、」と始まる「春の唄」を楽しく歌い、お次は335歌集から「39日」 毎年3月には必ずリクエストされる曲ですが、最近では卒業式ソングとして人気が高いそうです。

 

 「君をのせて」「いい日旅立ち」と、なんとなく旅に出たくなる曲を続けて歌った後は、趣きも変わって、525歌集の「さらば恋人よ」 原曲はイタリアパルチザンの反ファシスト党運動において歌われていたもので、全世界で様々な言語に訳され、東大音感合唱研究会で日本語版が作られたようです。 不案内の私に代わって、リクエスト者が歌って下さいましたが、久しぶりにお聴きした素晴らしい歌声にやんやの喝采でした。

 

 ここでお客様からのご要望で、スタッフからのリクエストも取ることに。 今回から参加の国枝さんから「チムチムチェリー」 映画「メリー•ポピンズ」の挿入歌で1964年のアカデミー歌曲賞に輝いています。

 ピアニストからのリクエストは、長い歌声サロンの歴史の中でも初めてだったのでは? と思われましたが、歳に似合わぬまさかの「カチューシャの唄」 先ごろ朝ドラ「おちょやん」の中で流れていたからとの理由でした。

 

 私からの紹介曲は「東京ラプソディー」 これも前回の朝ドラ「エール」に因んだもの。主人公の古関裕而と並び称される古賀政男(ドラマでは木枯くん)作曲の、明るく元気の出る1曲です。

 

 「赤いスイートピー」「悲しき口笛」と続き、お次は森山直太朗の「さくら」🌸🌸🌸 やはり春の定番曲ですが、桜の散りざまを友との別離、旅立ちに模しているこの歌は、元は友人の結婚をきっかけに生まれたものだそうです。

 

「あの素晴らしい愛をもう一度」では、きれいなハーモニーが聞こえて来て、常連ハモリストも健在でした。

 「ブルーライト•ヨコハマ」を久しぶりに歌いましたが、最近カルピスのCMでは、この旋律の替え歌を使っていますね。 昨今昭和歌謡ブームと言われていますが、その片鱗がここにも窺えます。

 

 「先日亡くなられた橋田寿賀子さんを偲んで」とおっしゃって出されたのは「千の風になって」 そう言えば泉ピン子さんが、最期はこの曲で送ったと話しておられました。 

 

 スタッフから「そっとおやすみ」「春の予感〜Ive been mellow 〜」とリクエストがあり、お次は「ただ一度の贈り物」  オペレッタ映画「会議は踊る」で使われた曲ですが、タイトルではピンと来なくても、メロディはどこかできっと聴いたことがあると思います。

 

「青葉城恋歌」は以前仙台にお住まいだったお客様からのリクエスト。 一度は行ってみたいマイリストに入っている場所です。 笹かまぼこも美味しいし、、( ◠‿◠ )

 

「春よ来い」「地上の星」「よろしく哀愁」と335歌集から3曲続き、特に「よろしく哀愁」では、ピアニストもノリノリでお客様もお喜びでした。

ラストリクエストは「昴」 リクエスト者自らに見事に歌い上げて頂きました。

 

 待ちに待った復活の日。 南北の窓、ドアも開け放しの中、マスク装着、ソーシャルディスタンスを保って、と云うイレギュラーな状況下でしたが、変わらず楽しそうに歌われている皆さんの姿に、本当に嬉しく思いました。

 まだまだ油断できない現状ではありますが、ワクチン接種も始まり、そこに一縷の望みを託したいと思っています。

 

 お別れの曲は「また逢う日まで」 ミュージック・フェアで、若い北村匠海くんが歌っていたのでそれに触発されたのと、「2週間後にまたお会いしましょう。」と云う願いを込めて選びました。

 

 来て頂き、本当にありがとうございました。

 不安定な気候が続いていますので、どうか皆さま体調には十二分にお気を付け下さい。

 

                    神田陽子

 

 

 



 
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