2022年6月25日土曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~6月11日のご報告~ 神田陽子

   梅雨とは思えない暑さの今日、天気予報では60年ぶりの超早い梅雨明けもあるとか無いとか?  ジメジメ蒸し蒸しも嫌ですが、猛暑に苦しめられるのも嫌。 過ごし良い季節が、年々減ってきていますね。 日本は四季を味わえる国のはずなのに、、、せめて歌を歌って、折々の季節を感じましょうね( ◠‿◠ )


 前回の土曜歌声レポートです。

 短歌会館の階段を3階まで徒歩で上がると云う苦行(笑)を乗り越え、スタッフ、お客様も揃い、紹介曲「コーヒーショップで」でスタート。 あべ静江さんが美しいお姿とお声で歌っていましたね。 1973年リリースで、335歌集の比較的新しめであるはずの曲なのに、もう半世紀前の歌であることにびっくりですʕʘ‿ʘʔ
 大手のコーヒーチェーン店ばかりが目立つ昨今、こんなマスターのいる古き良き喫茶店が懐かしいですね。 そんな喫茶店の常連さんどうしのお付き合いって、歌声サロンの常連さんたちの関係と似ていませんか?

 リクエスト1曲目は「喜びも悲しみも幾歳月」 525歌集の人気曲ですが、灯台守の厳しくも誇り高い生活を歌っています。

 続いて出されたのは「青い空は」 広島の原爆禍を子どもたちに伝えてゆきたいと云う、平和を祈念する歌です。 盲目の歌手、新垣勉さんも歌っています。

 525歌集の「みんなのうた」 私はお初曲でしたが、調べてみると、1977年に愛知県で開かれた「うたごえ祭典大音楽会」に作者の原田義雄さんが参加して生まれた歌とのこと。
音楽会のフィナーレで全員合唱で歌われたそうです。

 「異国の丘」「惜別の歌」「琵琶湖周航の歌」と、切ない歌3曲を歌い、お次は「見上げてごらん夜の星を」 久しぶりに歌いましたが、歌詞とメロディの秀逸さは群を抜いていますね。 星が燦めく様なピアノアレンジもムードを高めてくれます。

 195歌集から「空の神兵」 作曲はクラシックの大家、高木東六氏。 「水色のワルツ」で有名な作曲者ですが、戦時中は意に反してこの様な軍歌も作らざるを得なかったようです。
 2006年に102歳で天寿を全うされています。

 「オリビアを聴きながら」「雨の御堂筋」 昭和の名曲を2曲歌って前半終了。

 後半の紹介曲に、近頃テレビに引っ張りだこの梅沢富美男さんの唯一無二のヒット曲「夢芝居」を選びました。 作詞、作曲はシンガーソングライターの小椋佳氏。  美しい日本語で紡がれた歌詞が独特の世界観を創っており、この曲も御多分に洩れず素晴らしい小椋佳ワールドで魅せてくれます。 素の梅沢富美男からは想像できない艶姿での歌唱と踊りが、この曲をさらに魅力的にしていることも否めないでしょう。

 リクエストは「東京音頭」 手拍子、合いの手も賑やかに、場が一気にお祭りモードになりました。
 
 「どうにかなるさ」 かまやつひろしが飄々と歌ってヒットしましたが、「人生に気負う必要は無い」と言われている様で、ほっと力が抜ける1曲です。

「微笑みがえし」 先ごろお引越しされたお客様への、お疲れ様エールとしてリクエストされました。 ラウムキャンディーズの女性陣が、綺麗なハーモニー付きでリードして下さり多いに盛り上がりました。
 
 「坊がつる讃歌」 原曲は大分県竹田市の坊ガツルにゆかりのある「山男の歌」 NHK「みんなのうた」で、1978年に芹洋子さんが歌いました。 優しい旋律が心を温めてくれる様な曲です。

 お次は前回もお祝いソングとして歌ったのですが、その日お休みだったお客様から「4人目のお孫さん誕生を祝して」と、「こんにちは赤ちゃん」のリクエスト。 その際「私がママよ」のところは、「私がババよ」と歌って欲しいとのこと(๑>◡<๑) そんな訳で、「ママ」の部分は「ジジ」「ババ」「パパ」「ママ」何でも良いことにして歌いました👶

 「美しき天然」 初出は明治35年の「唱歌教科書」 日本初のワルツ曲、また日本最初のヨナ抜き短調曲とされているそうです。 メロディーは誰もが一度は聴いた覚えのあるもの。 活動写真の伴奏、サーカスやチンドン屋のジンタ(明治、大正期の市中音楽隊)として演奏され広く知られる様になりました。 作詞の武島羽衣は、滝廉太郎「花」の作詞者として有名です。

 「星のフラメンコ」 今年2月に亡くなった西郷輝彦さんの代表曲ですが、フラメンコのリズムで手拍子も入れたユニークな曲調です。

 「海に来たれ」 イタリア民謡でどこか懐かしいメロディです。 日本語歌詞は525歌集のものとは違うものもあり、「みんなのうた」で1964年に放送され、小中学校の音楽の教科書にも載ったそうです。

 「バラ色のさくらんぼの木と白いりんごの木」 シャンソンの素敵な曲ですが、「セレソ•ローサ」と云う名のマンボ曲としても有名です。

 「未来へ」 Kiroroのヒット曲ですが、母の優しさを素直に受け入れられない思春期の娘の心情が描かれています。 誰しもが「そんな時があったなぁ」と、歌いながら思い出していたのではないでしょうか?

 「雨のバラード」 梅雨時にはいつもリクエストされる1曲ですが、サビの部分で歌い上げたあと、少しスローテンポで「遠い過去の想い出」と歌うところが、より切ない気持ちにさせます。
  
 「耳をすましてごらん」 朝ドラ「藍より青く」のテーマソングでしたが、50年前の曲とは思えないほど新鮮な感じのする1曲です。
 
「水色のワルツ」 先ほど出された「空の神兵」の高木東六氏の作曲ですが、ワルツのテンポがクラシカルな曲調を引き立たせています。

 この日もたくさん歌いましたが、ラストソングに「また逢う日まで」を歌ってお開きに。

 次回は6月25日。 またしても本日ですσ(^_^;)
  真夏の様な暑さに体調を整えるのが難しい時節柄。 コロナ感染も下げ止まりで、なかなか撲滅には至りません。 皆さんどうか身体を大切に、体調と相談の上ご参加下さい。 
 
 いつかも書きましたが、「歌うことは心の栄養」 心身の健康こそが、より良い人生の必須条件です。 元気に歌ってゆきましょう٩( 'ω' )و♬♬♬

            神田陽子



 
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