前回話題にしていた通りたった13日間で梅雨が明け、その後の猛暑に見舞われた6月25日の夕刻、歌声サロンは開催されました。
紹介曲には、この数日前彼のコンサートに行った私の余韻さながら、さだまさし「精霊流し」を。 この後さださん関連の話題もちらほら登場します。
リクエスト1曲目は「暑いから、いっそ寒くなりそうな歌を」と、「北風小僧の寒太郎」
Mr.Mに、「かんたろ〜!」と合いの手をお願いして歌いました。
この逆転の発想(笑)、、続きます。
2曲目は「津軽海峡冬景色」 「冬の歌」で涼を得るねらいでしたが、歌うのに必要なエネルギーが上回り、却って汗をかく始末σ(^_^;)
335歌集の「さびしいカシの木」 久しぶりに歌いましたが、歌詞は「アンパンマンのマーチ」で知られる やなせたかし氏。 一説によると氏の生い立ちにまつわる歌詞とのこと。
「 さびしいことに なれてしまった 」のところは、特に寂しさを感じさせますが、歌声サロンの皆さんには、寂しくなったらラウムがあることを忘れないで欲しいです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
「少年時代」「夏の思い出」と、まだやって来たばかりの夏を「思い出」にした後は、「逆転の発想ソング」再び。
「寒い朝」「雪が降る」「なごり雪」の3曲で、すっかり涼を得た気分になりました。
この日は少数精鋭日だったので、スタッフのMr.M と、ピアニストからもリクエストを出してもらいました。
525歌集の「バラ色の街で」 昭和39年に発売された、倍賞千恵子とボニージャックスの歌謡曲ナンバーですが、どこかクラシカルで格調高いメロディは、作曲者が中田喜直氏と云うことで納得です。
「ルージュの伝言」で前半戦終了。
さだまさしのコンサート会場でしか買えない「あ、さだ飴」 話の種に仕入れてきたので皆さんにお配りしました。 コロナ感染対策上、「ちょうだい」と手を出して頂き、その上に私が缶から一粒ずつコロンと出して配りました(笑)
後半戦は、「君をのせて」で開始。 「天空の城ラピュタ」の主題歌ですが、久石譲氏のメロディが、宮崎駿氏の映画の世界を美しく彩っています。 合唱曲としても広く歌われている曲です。
リクエストは、525歌集から團伊玖磨の「こもりうた」 4番までは母が歌う子守唄に子どもがひと言返すのですが、5番では子どもの部分はハミングになり、それは子どもが眠ってしまったと云うことで何とも言えず素敵な歌です。 歌集では割愛されているので少し残念な気もしますが、、
「ひまわり娘」 元気印の代表のような伊藤咲子さんが歌っていましたね。 本日初めてのまさに夏の歌です。
「ナポリは恋人」 ジリオラ•チンクェッティの歌ったカンツォーネの名曲ですが、情熱的な日本語の歌詞で、弘田三枝子、伊東ゆかり、ザ•ピーナッツがカバーしています。
「忘れな草をあなたに」 菅原洋一さんが優しく沁み渡る声で歌ってヒットしましたが、元は女性コーラスグループ、ヴォーチェ•アンジェリカが最初にリリースした楽曲だそうです。
私がさだまさしエピソードをちょこちょこ披露していたら、気を遣って下さったのか、「道化師のソネット」をリクエストして頂きました。 さだまさしは今年古希を迎えるのですが、彼のヒット曲のほとんどは二十代から三十代に作られた物です。 その若さで人生の深さや人の心の機微を美しい日本語を駆使して表現する才能には脱帽ですが、本人は話し出したら止まらない愉快なおじさんでした(笑)
「高原列車は行く」「坊がつる讃歌」「負けないで」と歌い、お次はMr.M からのリクエスト「Fly Me to the Moon」 バラード風にスローテンポでワンコーラス歌い、アップテンポでもうワンコーラス。 ツゥーバージョンのアレンジがお洒落でした。
ピアニストからは、大瀧詠一「君は天然色」 コード進行が特徴的で、転調も繰り返されるこの曲は、「日本版ウォール・オブ・サウンド」の代表とも言われているようで、歌うのはなかなか難しいと思われますが、ピアニストお気に入りの1曲。
525歌集の「青春」 芹洋子さんが歌っていますが、歌声喫茶で長く歌い継がれているようで、当歌声サロンでも度々リクエストされます。
「慕情」 リクエスト者自ら、英語と日本語の歌詞を素晴らしいお声で歌い上げてリードして下さいました。
ラストリクエストは「出発の歌」 静かな歌い出しから徐々に盛り上がっていき、最後は「銀河の向こうに 飛んで行け〜」と、壮大な歌詞を歌い上げているこの曲でお開きに。
次回は7月9日(またまた本日です) 早いものでもう7月、今年も後半に突入です。
これを書いていた日に、日本の民主主義と安全神話が崩れ去る様な事件が起こりました。
やり切れない思いは誰しも同じでしょうが、歌を歌うことでほんの一瞬でも浮世の辛さを癒せるのなら、と思っています。 歌いにいらして頂ければ幸いです。
神田陽子