2023年5月26日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 5月13日のご報告~ 神田陽子

  ゴールデンウィークも終わり、コロナも第5類と云う扱いになって初めての土曜歌声はたくさんのお客様で賑わいました。


 紹介曲は「野に咲く花のように」  色とりどりの花が咲くこの季節感もありますが、 歌詞の「時には暗い人生も トンネルぬければ 夏の海」「時にはつらい人生も 雨のちくもりで また晴れる」が、優しい応援歌に聞こえるので選んでみました。

 リクエスト1曲目は「高原列車は行く」 ホテルイベント等では大人気の曲でしたが、作曲はかの有名な古関裕而氏。 スイスの高原鉄道をイメージして曲を付けたと言われていますが、軽快で明るい曲調は未来永劫愛され続けるでしょう。

 「月光仮面は誰でしょう」 「子どもの頃の思い出の歌です。」とはリクエスト者の弁。
その世代ドンピシャの方が多いので、リクエスト者のみならず、皆さんの思い出となっての大合唱でした♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 「月見草の花」 イントロを聴くと一見歌謡曲の様ですがれっきとした童謡で、とてもきれいな歌です。 作詞 作曲の山川清、山本雅之のコンビは他に「森の小人」も作っています。

 「少し季節はずれですが、、」と言ってリクエストされたのは「早春賦」 この曲とモーツァルトの「春への憧れ」「知床旅情」は出だしが良く似ていると言われていますが、それだけキャッチーなメロディなのでしょうね。 
 因みに「賦」とは漢詩を歌うこと、もしくは作ることを指し、「早春に賦す」が原義だそうです。

 お次のリクエストは、体調がお悪くてお休みされていましたが、この日3ヶ月ぶりに復帰されたお客様より「僕の胸でおやすみ」  皆さんの拍手も受けてのリクエストでしたが、温かい曲調のこの歌はご同伴の奥様の胸にも響いていたのでは無いでしょうか?
 
 その奥様からのリクエストは「サボテンの花」  家族の様々な問題に「あんちゃん」を中心に立ち向かう兄弟姉妹のホームドラマ「ひとつ屋根の下」  そのテーマソングに使われたチューリップのヒット曲ですが、このドラマでは財津和夫ソロバージョンなので、オリジナルとは若干歌い方も違っています。

 「銀座カンカン娘」  同名映画の主題歌で、主演の高峰秀子が歌っていますが、195歌集で割愛されている4番は「カルピス飲んで カンカン娘」とあり、「カルピス」と云う商標名が入っていることからNHKでは歌えず、いつしか3番までとなったようです。

 「さらば青春」 小椋佳の曲ですが、どこか観念的な歌詞が難解です。 ご本人はこの曲について、「権威や偉い人から距離を置きましょう。危ないからついていくのはやめましょう、という意味で作った。」とテレビ番組で語っていたそうです。

 「小雨降る径」 コンチネンタル・タンゴの代表曲として有名です。 日本では、淡谷のり子、菅原洋一、寺内タケシ等がカバーしています。 ピアノのアレンジもオシャレな1曲です。

 「待つわ」 先日テレビで放送していた「ハモリ曲」の1位を獲得した「あみん」の代表曲です。 ラウムのハモリ姫がきれいにハーモニーを付けてくれました。

 「悲しき口笛」 1949年公開の同名映画の主題歌で、主演、歌唱を務めた当時12歳の美空ひばりの出世曲です。 シルクハットに燕尾服姿が有名ですね🎩

 「はじめの一歩」 卒園式や卒業式で良く歌われる曲だそうです。 歌詞はシンプルですが、新しい世界に出ていく者へのはなむけのメッセージが込められていて、歌っているととても良い気持ちになれる1曲です。

 「君恋し」 低音の魅力、フランク永井さんでヒットした曲ですが、佐々紅華がこの曲を作曲したのは1922年(大正11年)で、歌詞も佐々自身が書いており、二村定一と云う歌手が舞台で愛唱していたそうです。その後、時雨音羽の作詞バージョンで二村の代表曲のひとつとなり、女性バージョンとして佐藤千夜子もカバーしています。 フランク永井のオリジナルだと思っていましたが、歴史ある歌だったのですね。

 スタッフリクエスト「Take Me Home, Country Roads(カントリーロード)」で小休止。

 この日は雨降りだったので、単純に「雨が止めば良いのに、、」との思いから、「アカシアの雨が止むとき」を選んでリスタート。 ハスキーボイスの西田佐知子が気怠いムードで歌いヒットした曲です。 頽廃的な歌詞が安保闘争当時の世相と相まって若者たちの人気を得ましたが、作詞の水木かおるは、芹沢光治良の小説「巴里に死す」をモチーフにこの歌詞を書いたと言っています。

 リクエストは「てんとう虫のサンバ」  「ひと頃結婚式の定番曲でしたね。」と言っていたら、お次のリクエスト者が、ご自分の結婚式で奥様の友人たちが正にこの歌を歌って下さったとのこと。 そのお返しに歌った曲をリクエスト、自らリードされましたが、曲名は「人生劇場」 男の生き様を歌った骨太の曲ですが、2番の歌詞はおよそ結婚式に相応しいとは言えず、ご本人も歌唱後「よく歌ったな」と自虐的に苦笑いでした😅

 「踊り子」 この歌をこよなく愛するお客様からのリクエスト。 川端康成の「伊豆の踊り子」をモチーフにした文芸歌謡と呼ばれる曲のひとつです。

 「お菓子と娘」 「ボンジュール」とフランス語も入ったお洒落な歌詞を書いたのは、詩人、西条八十。 多くの童謡や流行歌を書いていますが、この曲はラウムクラシックにも収められている洗練された1曲です。 1928年(昭和3年)のこの曲を、シンガーソングライターのCoccoさんもカバーしています。

 「タッチ」 ラウム女性陣のお得意曲を、リクエスト者(男性)も一緒にノリノリで歌いました٩( 'ω' )و🎵
 
 「遠い世界に」「五月のバラ」に続いてリクエストされたのは「お前を待っている」 
タイトルだけ聞くと歌謡曲をイメージしてしまいますが、実はロシア民謡。 私を含めお初曲だったお客様も多い中、Mr.M、ピアニストのリードで皆さん歌って下さいました。

 「想い出のグリーングラス」に続き「気球に乗ってどこまでも」 これは合唱曲なのですね。最後に少しゆっくり「ラララ、、、」と余韻を残して歌われます。

 「涙くんさよなら」 浜口庫之助の作詞・作曲、坂本九ちゃんの歌唱でヒットしましたが、外国人も含めて多くの歌手によってカバーされています。  英題は「Good-bye Mr.Tears」 ジミー・オズモンド等が歌っています。 

 「雨の御堂筋」「鉾をおさめて」を歌い本日のラスト曲には珍しく童謡を選びました。
 お開き時には何となく寂しい気分になります。 しっとりと名残りを惜しむには童謡が似合います。 そんな訳で「夕焼小焼」でお別れ致しました。

 次回は、5月27日。 もう間近ですね( ◠‿◠ )
 気温差の激しい日々なので、コロナよりも風邪を引いている人も多い様です。 体調管理に怠りなく、皆さま元気にお越しください。 

神田陽子



 
Template Design: © 2007 Envy Inc.