2023年6月9日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 5月27日のご報告~ 神田陽子

  “ When it rains , it pours. “ 「降れば土砂降り」と云う意味の英文ですが、転じて「踏んだり蹴ったり」とも。

 6月に入って直ぐの大雨は想定以上の被害をもたらし、その影響を受けた方々も多かったことでしょう。 梅雨の雨はシトシトと情緒的に降る、、なんてことはここ数年全く感じられませんね。 そんな訳で冒頭の言葉が浮かんでしまった次第です。

 5月27日の土曜歌声の模様です。
 この日は直前に常連の男性から「ケガをしました。」のご一報もあり、近頃男性陣のケガが多いことの注意喚起(?)でスタートでしたが、心穏やかにとの想いからファーストソングには「ふるさと」を選びました。

 リクエスト1曲目は「ほたる」 優しい曲調の歌で、歌詞の「ホ ホ 」は蛍のおしりがぽおっと光るイメージで歌うと良いようです。

 明るく元気な「ひまわり娘」、 NHK「みんなのうた」で歌われた「アイスクリームの歌」に続いてのリクエストは、「カナダからの手紙」 本日お休みのハモリ姫いませば、きっと素敵なハーモニーを付けてくれたことでしょう。 

 「果てもなき荒野原」 近頃良くリクエストされるロシア民謡で、息絶えた馭者が妻への想いを馬に託す悲しい物語を歌っています。 6番の「悲しみに おぼれずに えにしあらば家をもてや」は、「悲しみに負けないで、良いご縁があれば再婚しなさい」と云う意味で、妻への深い愛情が窺えます。

 「おお牧場はみどり」 ボヘミア民謡ですが、これもNHK「みんなのうた」の第1回放送の最初の歌として紹介され、日本中で広く愛唱されてきました。

 ユーミンの「守ってあげたい」、 山男たちの結束の強さが感じられる「山の友よ」、 伊東ゆかりの代表曲の一つ「恋のしずく」(この歌は、オリコン初の女性アーティストによる1位獲得曲だそうです。)、 夏の定番曲である、ザ・ワイルドワンズの「想い出の渚」と、曲調様々なものを歌い、スタッフリクエストの「海は目をつぶる」「Sing」で前半終了。

 後半の紹介曲には、ピンキーとキラーズの「恋の季節」を選択。  
印象的なイントロで始まるこの曲は、岩谷時子さんの歌詞が斬新で、特に「夜明けのコーヒー ふたりで飲もう」と云うフレーズは、歌手の越路吹雪さんが実際にこの言葉で口説かれたエピソードをそのまま使ったそうです。 ずいぶんキザなことを言う男性だと思いましたが、お相手はフランス人とのことで、さもありなんですね(笑)

 リクエストは「私の愛した街」 最近良く歌われるので、私を初め皆さんすっかりこの曲に馴染んでいます。

 335歌集の大人気曲「ハナミズキ」に続いてリクエストされたのは「私鉄沿線」 野口五郎の大ヒット曲で、作曲の佐藤寛氏は野口の実兄です。 これもイントロが特徴的ですが、音域が広くキイ設定が難しい1曲です。 
「こんなに音域広いの歌えるなんて、野口五郎って歌上手いんだ。」とはピアニストの弁。 「聴いたこと無いのか? 知らないんだ、、」とは私の心の声(笑)

 パープル・シャドウズの「小さなスナック」 同名の映画の主題歌にもなっています。
歌謡曲とフォークの要素も入った様なソフトな曲調で親しまれています。

 「雪山に消えたあいつ」 これも山男の友情を歌っていますが、こちらは山で遭難した還らぬ友を想う悲しい歌です。

 童謡「サッちゃん」 誰もが知っている歌ですが、作詞の阪田寛夫氏が幼稚園時代、1つ年上の幸子さんが転園した時の思い出が元になっているそうです。 幼稚園の時に、もうこんな感性を持っていたことに驚きですね🍌

 スペイン民謡「ファニタ」、 195歌集から「エリカの花散るとき」「ともだち」「丘を越えて」の3曲を歌い、 スタッフリクエストの「スワニー」と「すみれの花咲く頃」でお開きに。 

 お別れ曲は、前回と同じく童謡から「七つの子」 「七つ」が「7羽」なのか、「7歳」なのかは未だもって謎とされているようですが、どちらかと言えば嫌われ者のカラスを、優しいお母さんとして描いているのが微笑ましいですね。

 今回、この歌声サロンで信じられないような再会がありました。 まさかこのような場所で中学の同級生同士がばったり会うなんて。 確率的にはかなり低いので当のご本人たちはもとより、私たちもびっくりでした。 
でもこんな嬉しい出来事が起こり得る「歌声サロンの奇跡」も、この場所があって、そこに集まる皆さんがいてこそです。 つくづくご縁を感じました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 次回はもう6月。 10日の土曜日のお天気が心配ですが、せめて大雨にはならぬ様祈っています。
 
 お越し下さる皆さん、くれぐれも足もとに気を付けていらして下さい。

                              神田陽子



 
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