2018年10月17日水曜日
10月13日の土曜歌声~神田陽子


 10月最初の土曜歌声は、前回より3週間ぶりの開催になりました。
 
 汗ばむ陽気だった前回に比べて、朝夕はすっかり秋の様相も深まって参りました。

 この日は少人数での歌声でしたが、少人数ならではのアットホームな雰囲気の中、時々おしゃべりも交えて進行してゆきました。

 「 もみじ 」で歌い始めましたが、秋の歌の定番であるこの歌に私はちょっぴり苦い思い出があります。
  小学校3年生の時に、友だちと二人で当時CBCで始まったばかりの、視聴者参加番組 「どんぐり音楽会 」に出たことがあるのですが、実は最初に応募した時には予選落ちしてしまったのです。  その時二人で歌ったのが「 もみじ 」でした。   その後、リベンジとばかりに再度挑戦して、今度は友だちがピアノを弾き私が歌うと云う、まるで歌声原風景スタイルでみごと予選突破 !その時歌った歌は「 夢のお馬車 」と云う曲ですが、今回調べてみたら、作詞  斉藤信夫、作曲 海沼 実 の「里の秋 」コンビでした。      学校の学習発表会で歌ったものだと記憶していますが、「 もみじ 」からだいぶ脱線してしまいました(-; )

さて、この日はいつものごとく335歌集からのリクエストが多かったのですが、目立ったのはグループサウンズ曲の多さ。
 順不同ですが、「亜麻色の髪の乙女」「エメラルドの伝説」「バラ色の雲」「夕陽が泣いている」525歌集から「若者たち」などなど、、   こんなにGS曲が集中したことはかつて無かったほどです。

 珍しく英語の歌も出されました。 Nat King Cole の 「 L-O-V-E 」 日本語の歌詞もあるので、両方歌いましたが、この曲を大好きなピアニストもノリノリで弾いたので、お客様たちも喜んで下さいました。 

 先日初の歌声JAZZが開催され、前回のブログでもその様子を紹介しましたが、歌集100を見たお客様たちから購入希望も相次ぎ、「英語の歌も歌いたい」と言って頂けたので今後の検討課題としてゆきたいと思います。

 太田裕美さんのファンとおっしゃるお客様がいらしたので、後半の紹介曲に「 赤いハイヒール 」を選びました。  歌詞の中に「アラン・ドロン」が出てくるのですが、当時はイケメンの代表選手の彼も、今の世代の人たちには知名度も低そうです。 因みにアラン・ドロン、現在82歳 。昨年引退を発表しました。

  明日香さんの「花ぬすびと」   今までに12回しかリクエストされて無いとおもいますが、久しぶりに歌いました。  非常に観念的、と言うか不思議な雰囲気の曲です。 明日香さんは ヤマハのポプコン、世界歌謡祭に出場し、この曲は30万枚のヒットを記録したのですが、49歳の若さで亡くなっています。 愛知県出身で、娘の大学の先輩でもあります。

 お一人ずつにたくさんのリクエストを頂き、ラストソングは「 黄昏のビギン 」       私は、ちあきなおみさんで知りましたが、元々は第1回レコード大賞受賞者の水原弘さんの、2枚目のシングルB面で、当時はほとんど反響も無かったと言うのですから、後の大ヒットを誰が想像し得たでしょうか?     永 六輔、中村八大の名コンビによる、本当にお洒落で素敵な曲です。

 次回は、1027 16時半からです。 土曜歌声夜の部は11月から池下のラウム日響に移りますので、短歌会館では最終日となります。

  寒暖差の大きいこの季節。 風邪など引かれません様お気をつけて、また歌いにいらして下さい。
   
                                                                                                   神田陽子



 
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