9月14日の土曜歌声は、まだまだ残暑厳しい夕刻に始まりました。
この日のお客様は昔からのラウムお馴染みさんも多く、懐かしい顔ぶれが集った感じでした。
さだまさしさんの名曲「秋桜」をファーストソングに選び歌い始めました。
この曲は、山口百恵さんで大ヒットしたのですが、嫁ぐ日ま近の母と娘が、小春日和の縁側で語らっているのでしょう。 娘の母を想う気持ちが表されているのですが、 1番の「苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらない」 2番の「元気で」は 、母の言葉として歌詞に織り込まれており、その絶妙さにさだまさしワールドを感じます。
さてリクエストタイムに入り、1曲目は195歌集から「湖畔の宿」 この歌を歌った高峰三枝子さんは、戦時中慰問先で、明日は死地に赴く若い兵隊さんを前に涙があふれて歌えなかった、と云うエピソードを聞いたことがあります
😢
2曲目はガラリと変わって、これも195歌集から「東京行進曲」 1929年(昭和4年)の同名映画の主題歌ですが、昭和初期の開放的な銀座の風景が目に浮かぶ様です。
カタカナは全て英語ですから、戦争に突入する前はこんなにも自由に外来語も使えたものだと驚きです😲
「マリモの歌」「夜のプラットホーム」「森の小径」「さよならをするために」「歩いて帰ろう」「月がとっても青いから」「熱き心に」「祇園小唄」「夢一夜」「月見草の花」「ウラルのぐみの木」「いのちの歌」と3冊の歌集から、ありとあらゆるジャンルの唄がリクエストされ、新旧のお客様相互が未知の唄との出会いを楽しめたのではないでしょうか?
私も195、525歌集の未知の曲では、Mr.
Mのお助けを大いにお借りしました 😊
後半の紹介曲には335歌集の中から、かぐや姫の「加茂の流れに」を選びました。
京都はいつ訪れても素敵な所ですが、殊に秋の京都は趣があるのでは、と思います。
「京都」を歌った曲は数多くありますが、これも素晴らしい1曲です♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
リクエスト再開して1曲目は、195歌集の「母」 作詞は 竹久夢二。 短い詩の中に、遠くへ行って帰らない我が子を待つ母の姿が浮かびます。 それにしても日本語がいかに美しい言葉かを、改めて思い知らされた気がします。 メロディの素晴らしさは言うに及ばずですが。
「Mr. サマータイム」「空も飛べるはず」「冬が来る前に」「バスストップ」と4曲続けて335歌集からリクエストされ、お次は季節感たっぷりの「虫の声」 作詞作曲不詳とありますが、1910年に「尋常小学読本唱歌」に初出。 当初は2番の「こおろぎ」は「きりぎりす」だった様で、「きりきり
きーりきり 」の鳴き声と韻を踏んでいたのでしょう。
「もしもピアノが弾けたなら」に続きリクエストされたのは「白鳥(しらとり)の歌」 若山牧水の短歌3首に、古関裕而が曲を付けてたものです。
古関裕而さんの曲はラウム歌集にも多く入っていますが、いずれも格調高くクラシカルな雰囲気を感じさせます。
来年のNHKの朝の連ドラ「エール」は、古関裕而 金子夫妻を扱ったものなので、名曲の数々が流れることでしょうね。
福島市にある「古関裕而記念館」も賑わうのは必至と思われますが、ラウム創設者の池辺さんは以前ここに行かれたそうです🎶
「いつかある日」「瑠璃色の地球」に続いて「平城山(ならやま)」はリクエスト者自ら素晴らしいお声で歌って下さいました。
「花と小父さん」は私も大好きな歌で、つい口ずさんでしまうくらいです♪(´ε` )
次曲は、525歌集の「蛙」 コミカルなシャンソンですが、日本の「浦島太郎」のお話にちょっと似ている様な、、、と思っていたらラストは全く違いました😄
「シーハイルの歌」「太陽がくれた季節」と歌い、ラストリクエストは「三池炭坑節」
前日が「中秋の名月」だったこともあり、「つきがーでたでーたーぁ つきがーぁでたーぁ ヨイヨイ♩♩」と賑やかに楽しく歌いました。
わらべの「もしも明日が」をお別れ曲としてお開きとなりました。
次回は9月28日、16時半からです。
少しは過ごし易くなっている頃でしょう。 好きな唄、知らない唄、覚えたい唄、何でも良いから歌いたい、、そんな歌うの大好き人間の集まり「歌声サロン」に是非いらして下さい。
季節を無視したインフルエンザもチラホラ出ている様です。
どうかくれぐれもご自愛下さい。
神田陽子