2026年3月13日金曜日
土曜夜の歌声サロンラウム~ 26年2月21日のご報告~ 神田陽子

   この日は『1週間のご無沙汰』と云うイレギュラー開催でしたが、お初参加の方、サプライズ参加の方もいらして、多くのお客様で賑わいました。

 小春日和の暖かい日でしたので、「春の小川」をファーストソングに選び、『春』を感じながら歌いました。 この曲ですが、歌詞は3回変わっているそうです。 525歌集に載っているものは、1912年(大正1年)に『尋常小学唱歌(四)』に掲載された初代のものです。 その後1942年(昭和17年)に改作され、『初等科音楽 一』に掲載されました。 1947年(昭和22年)に再度マイナーチェンジされて『三年生の音楽』に掲載されたものが、今日よく歌われている下記の歌詞です。

       1.     春の小川は さらさら行くよ
         岸のすみれや れんげの花に
         すがたやさしく 色うつくしく
         咲けよ咲けよと ささやきながら

       2.    春の小川は さらさら行くよ
         えびやめだかや 小鮒の群れに
         今日も一日 ひなたでおよぎ
         遊べ遊べと ささやきながら


 リクエストは、本日お初参加のお客様から「シクラメンのかほり」 小椋佳の作で、布施明が歌ってヒットしたこの曲は当サロンでも人気があり、一年を通してよくリクエストされます。

 バンバン「いちご白書をもう一度」 海援隊「贈る言葉」の2曲を続けて歌いました。 「いちご白書…」では過去の『就職時に髪を切ったこと』を思い出し、「贈る…」では『これから始まる暮らし』と歌っていて、どちらも『新しい人生への転換期』が感じられ、卒業シーズンにぴったりの曲です。

 唱歌「おぼろ月夜」 サプライズ参加のお客様からのリクエストでしたが、『おぼろ月』とは春の夜に見えるぼんやり霞んだ月のことで、幻想的な春の風情を表す春の季語にもなっています🌕

 「ひだまりの詩」 久しぶりのリクエストでしたが、ドラマ『ひとつ屋根の下 2』の挿入歌で、夫婦デュオ Le Couple(ル・クプル)が歌いました。 美しいメロディと歌唱はドラマの要所要所で流れて、感動をいやがうえにも高めてくれました。

 ロシア民謡「トロイカ」 アルゼンチン民謡「花まつり」を続けて歌いました。 『トロイカ』は三頭立ての馬車のことで、この曲はロシア民謡の中でも日本では特に有名では無いでしょうか? 「花まつり」は『フォルクローレ』の代表的な曲で、これは南米アンデス地方(ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンなど)で生まれた、先住民の伝承音楽とスペイン統治時代の西洋音楽が融合した民族音楽です。

 「迷い道」 渡辺真知子の最初のシングルで80万枚を売り上げたヒット曲です。 『現在・過去・未来…』とインパクトのある歌詞で始まりますが、テンポ・リズムも独創的で、サビに入るタイミングもその後も息継ぎの難しい曲です。 『ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて 迷い道くねくね』というフレーズが『人生の曲がり角』を示唆していて意味深ですね。

 「郵便馬車の馭者だった頃」 「ロシアわたしの故郷」 ロシア民謡を2曲歌いました。 どちらも度々リクエストされる人気のある曲ですが、「郵便馬車の…」は、1つの悲しいストーリーになっています。 「ロシア…」はもの悲しい旋律が郷愁を誘っており、合唱曲としてもよく歌われています。

 唱歌「早春譜」 シャンソン曲「シャンテ」 ガロ「学生街の喫茶店」の、雰囲気のまるで違う3曲を続けて歌いました。 毎年「早春譜」を歌うと、『春がすぐそこまで来ている』ことを感じます。 『Spring is just around the corner 』 英語の勉強をずっとされていた亡きKさんが、以前私に送ってくださったメールのフレーズです🌸

 「空も飛べるはず」 スピッツのヒット曲で、ドラマ『白線流し』の主題歌でした。 しばしばリクエストされる曲ですが、卒業シーズンに歌うといっそう心に響く気がします。

谷村新司「昴」を、リクエスト者のリードで歌って前半終了です。
お客様方の差し入れを頂きました(⌒▽⌒)

  後半は、時間の関係上いきなりリクエストでリスタートです。 

 「喜びも悲しみも幾歳月」 海をいく船の安全を守る灯台守の夫婦。 離れ小島の灯台での暮らしは、さぞ厳しいものだったでしょう。けれど灯台に灯される光を見て、遥か沖行く船人たちはどんなにか安心したことでしょう。 この歌の歌詞からは灯台守の孤独も感じられますが、それ以上に職務を全うすると云う強い覚悟が思われます。

 「君をのせて」 ジブリアニメ『天空の城ラピュタ』のテーマソングで、リクエスト頻度のとても高い曲です。 『母さんがくれた あのまなざし…』『たくさんの灯がなつかしいのは あのどれかひとつに君がいるから…』のフレーズには、作詞も手がけた宮崎駿監督が亡き母親への想いを忍ばせているようだとの解釈もあるようです。

 「涙をこえて」 何年かぶりのリクエストでした( ◠‿◠ )
作詞 かぜ耕士、作曲 中村八大で、1969年(昭和44年)にNHKの音楽番組『ステージ101』のオリジナルソングとして、当番組内のオーディション合格者第一号のシング・アウトが歌いました。 どんどん転調しながら盛り上がっていくメロディは、大勢で歌うのによく合っています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 「星空のディスタンス」 ラウム歌集にあるTHE ALFEE 唯一の曲なので、度々リクエストされますが、なかなか歌うのには難しい曲です。 特に『この胸にもう一度……  Baby,  Come  Back ! 』のフレーズは合わせて歌うのは至難の技でしょう💦

 「ぼくのひこうき」 これも久しぶりのリクエストでした。 1977年に名古屋市の職員、浅野義高が入院中に新聞の投稿詩に感銘を受けて作曲した曲で、後に合唱曲として歌われるようになり、愛知のうたごえ運動で広がっていったようです。 旅立つ飛行機のイメージで卒園、卒業ソングとしても使われていました。 因みに浅野義高はこの詩を書いた風車雪子と後に結婚しています(*≧∀≦*)

 「思秋期」 『お母さんの好きな曲だ…』とピアニストがぼそりと呟きましたが、なるほど私もお気に入りの1曲です。 作詞の阿久悠は、生涯5000曲を超える歌詞を書いていますが、その中でもこの曲は自身でも気に入っていたようです。 
 歌唱の岩崎宏美は、本人も高校を卒業したばかりだったので、歌詞の内容に感情移入し過ぎてしまい、涙が止まらなくなりレコーディングがいったん中止になったと云うエピソードがあります。
 作曲は三木たかしで、歌手の黛ジュンの実兄ですが、この曲の美しい旋律は本当に歌詞を引き立たせ、どこかクラシカルな雰囲気に仕上げています。

 「フランシーヌの場合」  1969年3月30日、パリで30歳のフランシーヌ・ルコントという女性が、ベトナム戦争やビアフラの飢餓に抗議して焼身自殺をしたと云うショッキングな記事からこの曲は生まれました。 この曲を歌った新谷のり子は当時22歳で学生運動が盛んな時期でした。 本人も成田空港建設反対のデモに参加したりしていたそうです。
 そんな時に作曲の郷俉郎から渡された楽譜がこの「フランシーヌの場合」で、『心に問いかける静かな曲調の中に、反戦への思いがにじんでいる』と涙が出たそうです。 ラスト『フランシーヌ…』と静かに呼びかけるフレーズに余韻が残ります。

 水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」を元気よく、フォー・セインツ「小さな日記」を切なく歌いました。 曲調の落差にも即座に順応できる皆さんです(⌒▽⌒)

 「ペトルスとマルーシャ」 ロシア民謡ですが、おそらく土曜歌声ではお初リクエストでした。 いかにもロシア風のメロディで、マルーシャという少女の淡い恋心を歌っています。 恋の相手ペトルスはつれないのに、長く操をたてるマルーシャ… 健気です(๑˃̵ᴗ˂̵)  (こんな女の子、今どきいるのか?)

 「なつかしき愛の歌」 アイルランドの詩人・作家のジェームズ・モロイが作曲した、まったりとした雰囲気の歌曲です。 原題は「Love’s Old Sweet Song」で、戦前・戦中でも日本の女学生に愛唱されたそうです。 合唱曲としても広く歌われています。

 「私は泣いています」   1974年リリース、りりィの5枚目のシングルで、彼女の最大のヒットになり、ミリオンセラーを達成しました。 典型的な失恋ソングですが、『あなた』への想いが溢れているフレーズで作られています。 元は自分で遊びで作ったと云う英語歌詞の「I’m crying on the bed」に、日本語歌詞を付けた曲だそうです。 頽廃的なムードで歌われたこの曲は、りりィのハスキーボイスによく合っていました。
 この曲の後、名義表記を『りりぃ』と変えています。 分かりますか?『ィ』が『ぃ』になっていますが、元々は『Lily』だそうです。 父親がアメリカ人のハーフで、女優としても活躍しましたが、2016年に64歳で亡くなっています。
 彼女の長男JUONの妻はDREAMS COME TRUEの吉田美和で、義理の母娘の関係です。 

 「雪山に消えたあいつ」 『雪』『山』『スキー』がお好きなリクエスト者からです。 冬の穂高岳の吹雪の中で、帰らぬ人となった友を悼んで歌われています。 寒い時季のリクエストが多い1曲です。

 アニメ主題歌「宇宙戦艦ヤマト」を大声量で歌い上げ、ラストリクエストは「人を恋うるの歌」 この曲は与謝野鉄幹の作詞で、全16番に及ぶ長い詩ですが、525歌集には、1番・2番・4番が載っています。 『理想の妻』『友への想い』『高い志』を七五調の拡張高い言葉で綴っています。  つい最近観た昔の映画『戦争と人間』の中で、北大路欣也が、妹役の吉永小百合と山本学の結婚を祝い歌っていました。(50年以上前の映画なので、皆んな若い!)

 本日のラストソングにMr.Mが選んだ曲は「オー・シャンゼリゼ」 明るく陽気に歌ってお開きとなりました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 次回は3週間後の3月14日です。 この日は所謂(いわゆる)『ホワイトデー』 何か良いことあるかしら? 乞うご期待(笑) 
寒暖差の多い『三寒四温』の頃です。花粉症には難儀な季節🤧
体調にお気を付けて元気に歌いにいらしてください。

                                          神田陽子



 
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